クボタの中古トラクターとは|中古の販売価格や特徴・選ぶポイント

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トラクター

クボタの中古トラクターの購入を検討している方に、クボタのトラクターの特徴や歴史について解説しています。中古トラクターを購入する際に気をつけたい選び方のポイントや、中古トラクターを探すおすすめの方法についても見ていきましょう。

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トラクターを購入したいと思ったとき、新車を購入すべきか迷う方は多いのではないでしょうか。トラクターは中古でも農作業を十分円滑に行うことができるため、まずは中古トラクターの購入を検討してみましょう。費用を抑えられるメリットがあり、おすすめです。

今回はトラクターの中でも人気が高い「クボタ」の中古トラクターについてご紹介します。また、クボタの中古トラクターをお得に買える情報もお伝えします。

クボタの農機具は国内売上トップ

Kubotaトラクター
出典:Kubota

クボタは、農業機械や鉄管、産業用のディーゼルエンジンなどを製造しているメーカーで、農機具の売上は国内トップを誇ります。クボタの農機具は海外でも高い評価を得ており、世界シェアでも3位につけています。

クボタの農機具には田植機やコンバインなどがありますが、その中でも人気なのがトラクターです。国内のシェアは40%、北米でのシェアは30%を占め、ヨーロッパや中国、東南アジアなど世界各地で使われています。

世界シェアが高いことから、機械パーツの汎用性も高く、海外でも修理対応ができることから、中古農機具が高値で海外で取引されることが多々あります。

クボタのトラクターの特徴

クボタのトラクターにはさまざまな特徴があります。今回は、クボタならではの特徴についてご紹介します。

故障が少なく耐久性に優れている

クボタのトラクターの特徴は、なんといっても耐久性に優れている点です。コンパクトでありながら高い耐久性を実現しているのは、強度解析に基づいた設計技術と高強度熱処理技術によるものです。

緻密な強度解析で設計された車両は高出力エンジンの駆動力を無駄なく地面に伝え、高度な熱処理技術で製造された各パーツがトラクターの力強さを支えています。創業当初、鋳物メーカーであったクボタの、長年の鋳物製造技術と農機具の開発力が存分に生かされているのです。

今も1980年代、1990年代に製造された古い年式のトラクターが国内外で活躍していることからも、耐久性の高さがうかがえるでしょう。

kubota中古トラクター一覧

KSASで日々の農業をサポート

kubota KSAS

出典:kubota KSAS

クボタスマートアグリシステム「KSAS(ケーサス)」も特徴の1つです。KSASとは、クボタが提供する農業とICTの融合で農業の見える化を後押しするクラウドサービスです。

営農コースに入会すると、スマートフォンやパソコンを使って肥培管理や作業記録、進捗管理などが簡単に行えます。これにより、いつ、誰が、どんな作業をしたかを把握し、肥料のまきすぎなどを防いでコスト削減や作業効率のアップが図れるのです。

さらに通信ユニットが搭載されたKSAS対応機なら、位置や作業内容が自動的にクラウドに記録され、作業記録の作成やメンテナンス計画が手間なく行えます。日々蓄積されたデータを分析すれば作業の改善に役立つでしょう。定期交換部品の交換時期にはアラート表示で知らせてもらえます。

kubotaスマート農業について

生産終了モデル部品の長期供給

先進技術の活用だけでなく、古くからのユーザーを大切にしている点もクボタの特徴です。大切なトラクターをいつまでも安心して乗り続けられるように、修理用部品の長期供給に力を注いでいます。

全ての部品に当てはまるわけではありませんが、生産終了モデルについて、部品を3Dスキャンで復元して再び製造環境を整える、ロータリー作業に欠かせないマイコンを再開発するといったユーザー目線の取り組みが行われています。需要予測を立てながら約35万点に及ぶ部品在庫を確保しており、万が一故障したときもスムーズな修理対応が期待できます。

環境に配慮したトラクターの生産

クボタは環境に配慮したトラクター作りをしています。2012年から日米欧ノンロードディーゼル第4次排出ガス規制が開始されたことを受けて、クボタでは産業用ディーゼルエンジンを開発し、アメリカ・カリフォルニア州大気資源局から認証を得ました。

これは、排出ガスから出る粒子状物質を現行の1/10以下に抑えなければならないという厳しい規制です。しかしクボタでは、排気ガスの一部を再びエンジンに取り込み、新たに入ってくる空気と混ぜて燃焼温度を下げて窒素酸化物の量を抑える「EGR(排出ガス再循環)システム」、燃料噴射をコンピュータで制御する「コモンレールシステム」などのシステムを採用し、規制に対応しながらも性能を向上させたトラクターを開発しています。

野菜づくり機械化便利帳

野菜づくり機械化便利帳

2021年4月より作物にあわせた最適な機械を選ぶサポートとして、野菜づくり機械化便利帳がこうかいされました。農業は大規模化されており、それぞれの野菜の収穫に適した機械を導入することで生産性アップが可能です。機械を導入しようかお考えの方は是非参考にしてみてください。

参照:野菜づくり機械化便利帳

クボタのトラクター開発の歴史

クボタは1935年頃から耕運機の開発を始めました。戦争の空襲により全国の工場が被害に遭ったことから開発は一度中止されましたが、1947年には耕運機の第1号である「クボタロータリ式耕うん機K1型」を発売しました。

この頃日本は高度経済成長期に突入し、農村部の労働人口の減少が問題化。そんな農村を救うべく、1960年に国産初の畑作用トラクター「畑作用乗用トラクタT15形」を発売しました。

クボタは次に、水田用トラクターの開発に力を入れるようになります。水田でトラクターを使おうとすると水没する、エンジンが停止してしまうという大きな課題があります。これを畑作用トラクターや歩行トラクターの開発で得た技術で解決し、1962年に「水田用トラクタL15R形」を発売したのです。

このように、畑作、水田両方でのトラクターの開発に成功したクボタは、トラクターの事業拡大を続けていきます。1972年にはカリフォルニア州に「クボタトラクタコーポレーション」を設立し、海外発のトラクター販売拠点を作りました。

その後、クボタはトラクター販売をアメリカ以外の国にも広げ、フランス・イギリス・ドイツに会社を設立しヨーロッパでのトラクター販売に乗り出します。さらに、オーストラリア・カナダ・インドネシア・タイ・フィリピンなど世界各国に進出していきました。

1975年には、現在の茨城県つくばみらい市に筑波工場を設立。筑波工場にはトラクターの研修センターを作り、トラクター生産に強い工場として稼働を開始します。

トラクター市場で人気のメーカーへと成長したクボタは、さまざまなトラクターを開発・生産し続け、2005年には累計生産台数が300万台を突破。現在の累計生産台数は400万台を超え、世界120ヵ国でビジネスを展開しています。

クボタの中古トラクターを選ぶポイント

クボタのトラクターは耐久性が高く、古いモデルでも十分に使えるため中古でも状態がよいものがたくさん流通しています。だからといって「クボタなら何でもよい」とよく調べずに購入することは避けた方がよいでしょう。

自分の農作業環境に合った使いやすい中古トラクターの選び方をご紹介します。

展示品やデモンストレーション用を探す

kubota トラクター

販売されている中古トラクターの中には、展示で使われたもの、デモンストレーション用に使われたものがあります。ほぼ使われていない新品同様であるにもかかわらず、旧モデルという理由で安い値段になっており大変お得です。

このような展示品、デモンストレーション用のトラクターは頻繁に流通しているものではありませんが、よく探すと見つかることがあるため、ぜひ探してみてください。

中古商品情報

  • 型式:FT300
  • 馬力:30
  • 使用時間:7(整備済み)
  • 価格(税込):350万円
  • 小売希望価格(税込):397万円

kubota中古トラクター一覧

修理可能な機種であるか確認する

年式が古いと次第に部品の生産が終了し、修理用の部品もなくなってしまうことがあります。そうすると、中古トラクターが故障したときに修理できず、せっかく買ったトラクターを手放さなければならない事態になりかねません。

ほしいものが見つかったら、修理用の部品が十分にある機種か、修理用の部品がなくなる可能性はあるのかについてしっかりチェックしましょう。

稼働時間(アワーメーター)を確認する

中古トラクターの価値を大きく左右するのが、稼働時間です。稼働時間とはエンジンがかかっていた時間のことで、アワーメーターの表示時間が少ないほどその中古トラクターは長く使用できます。

稼働時間が少なく価値が高いとされる目安は300時間、稼働時間が多いとされているのは1,000時間です。トラクターがどのくらい稼働するかは、「馬力×100時間」で計算できます。

13.5馬力の小型のトラクターであれば、13.5馬力×100時間=1,350時間ですから、稼働時間が1,000時間の場合、残りの寿命は350時間ほどであるということになります。

一方、100馬力の大型のものであれば、稼働時間は100馬力×100時間=1万時間ほどです。100馬力の中古トラクターの稼働時間が1,000時間でも、まだまだ使えるということになるのです。

このように、馬力によって中古トラクターの寿命は大きく変わります。購入を希望する中古トラクターの馬力と稼働時間の関係をしっかり覚え、無駄のない買い物をしましょう。

メンテナンス済みのトラクターを選ぶ

中古トラクターには、メンテナンスをしていないものとメンテナンス済みのものがあります。前のオーナーがメンテナンスをせずに出品しているものを購入した場合、トラクターの状態によっては修理が必要になることがあります。

せっかく安く購入しても修理代が高くつき、損をしてしまうかもしれません。買いたいものを見つけたら、まずはメンテナンスが済んでいるかを必ず確認しましょう。

まずは地元近くの販売業者から探す

購入した中古トラクターの運送費用は、一般的に購入者が負担します。自宅から遠い販売業者から購入した場合は、その分運送費用が高くなります。

まずは、自宅から近い地域の業者を中心に、自分に合ったトラクターを探してみましょう。行きやすい場所にあれば、実機を見て検討することや店頭納車での受取が可能です。仮に購入後に不具合があった場合も、その後のやりとりがスムーズに進められます。

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kubota中古トラクター一覧

まとめ

クボタの中古トラクターは人気があり、中古市場でも多くの台数が流通しています。クボタの中古トラクターは耐久性が高いため長期間使用できますが、今回ご紹介した中古トラクターの選び方に注意してより長く使用できるものを選びましょう。

中古トラクターを探す際は、中古農機販売サイトで探すと効率的に探せます。今回ご紹介したUMM 中古農機市場は売買実績が豊富で便利な点も多いため、ぜひ利用を検討してみてください。

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