モグラ退治の方法|自分でできる簡単駆除・撃退方法4選!

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もぐら

もぐらは、農業関係者の間で農作物や芝生を荒らす害獣として知られています。

この記事では、もぐらの生態や特徴などを詳しく説明した上で、効果的なもぐらの退治方法を解説しています。また、おすすめのもぐら撃退グッズや駆除業者、DIYで安価に対処する方法も解説していますので参考にしてください。

[すぐに害獣駆除業者に相談したい人は]

要注意!もぐらは鳥獣保護管理法で保護されている

もぐらは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(以下、鳥獣保護管理法」で保護の対象となっています。

鳥獣保護管理法は、鳥類や哺乳類に属する野生鳥獣を対象とし、鳥獣の保護・管理と狩猟の適正化を図る法律です。野生鳥獣の捕獲は原則として禁止されていますが、許可の取得、目的、場所、期間など、条件付きでの捕獲は可能です。

もぐらの場合、農林業に係る被害を防止する目的に限り、随時捕獲が認められています。それ以外の目的でもぐらを捕獲した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられるおそれがあります。したがって、庭や家庭菜園など農林業と関係ない場所でのもぐら対策は、捕獲ではなく、もぐらを寄せ付けない「忌避」の方法を採用するのがおすすめです。不安なことがあれば自己判断せず、害獣駆除業者に相談しましょう。

参考:鳥獣保護管理法の概要|環境省ホームページ

イタチも鳥獣保護管理法で保護されれいる動物です。イタチの駆除方法に関しては、こちらの記事で解説していますので、あわせて参考にしてください。

安全にもぐらを駆除するならプロの業者を頼る

自分でもぐら退治をする時間がなかったり、自己流で失敗するのが心配な人へ、害獣駆除の業者を頼る選択肢もご紹介します。プロが対応してくれるので迅速かつ確実に駆除してくれるでしょう。もぐら退治が可能な業者を紹介しますので、自分で対処が難しい方や確実に退治したい方はぜひ検討してみてください。

迷ったらここ!24時間365対応ですぐ依頼|害獣駆除110番

害獣駆除110番

出典:害獣110番

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その他のオススメの駆除業者

害獣駆除110番は優れた駆除業者ですが、サービスごと特徴や価格など異なりますので、その他の害獣駆除業者も比較参考にしてください。

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出典:ホームレスキュー

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ホームレスキュー


ホームレスキューは、関東・東海・関西エリアにシェアをもつ害獣駆除業者です。年中無休で、メール相談は24時間受付可能。害獣以外にも、シロアリや蜂などの害虫、コウモリなども駆除してくれます。また、消毒・清掃やリフォームまで対応してくれます。現地調査や見積もりも完全無料で行っているので、気軽に相談可能です。

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害獣退治屋さん

出典:害獣退治屋さん

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公式サイト 害獣退治屋さん

害獣退治屋さんの出張エリアは、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の関東4県に対応しており、地域密着店なので最短20分で現地に来てくれます。また、害獣駆除屋さんは完全自社施工なので、仲介手数料がかからず、駆除の費用が抑えられます。最長10年の再発保証期間なら何度でも無料で対応してくれるため、安心です。現地調査や見積もりは無料で行えるので、まずはお気軽に相談してみてください。

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害鳥を駆除したい方におすすめ|ハウスプロテクト

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対応エリア 関東・関西・東海・九州
保証期間 最長10年
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公式サイト ハウスプロテクト

ハウスプロテクトは、2020年9月にオープンしたWebサイトです。関東・東海・関西・九州エリアに対応しています。都心でも出没頻度が高いハクビシンやアライグマなどの害獣駆除はもちろん、害鳥などにも対応しているのが特徴です。現場調査・見積もり・出張費用はすべて無料で、追加料金も一切発生しないため、費用を安く抑えられます。また、リフォーム会社が母体なので、害獣駆除の知識はもちろん再発防止施工に関する知識もしっかりしています。

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ムシプロテック

出典:ムシプロテック

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対応エリア 全国
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ムシプロテックは全国47都道府県のに加盟拠点をもつ害獣駆除サービスです。見積りは無料で、24時間365日対応可能。年間3万件の実績があり、専門的な技術や特殊機材を使い、赤ちゃんやペットがいるなど、その場所の状況に応じた方法で駆除を行ってくれます。

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こちらの記事では、害獣駆除業者について解説しています。選び方や依頼相場もまとめていますので、あわせて参考にしてください。

もぐらの生態

もぐら(土竜)はトガリネズミ形目モグラ科に属する哺乳類の総称です。寿命は3年ほどと言われます。一生の大半を地中で過ごすため、外で見かけることはほとんどありません。

主に地中に生息するミミズやカブトムシの幼虫、クモ、ムカデ、オケラ、カタツムリなどが餌です。ときには、カエルのような両生類を食べることもあります。

もぐらは大食いな生き物で、1日に体重の半分ほどの餌を食べます。何も食べない状態が12時間以上続くと簡単に餓死してしまうことから、冬でも冬眠せずに、起きている間は常に餌を探し続けなければなりません。そのため、もぐらが住むトンネル内には餌の保管庫があり、ミミズなど捕まえた餌を大量にストックしています。

もぐらの体長は種類や生息地により異なり、小さいものでは10cm前後、大きいものでは15cm前後になります。全身が黒褐色または茶褐色のやわらかい短毛で覆われていて、胴体は寸胴で頸が短く、上から見るとタワシのような形です。

目は退化して視力はほとんどない代わりに聴覚が優れています。耳や目は、土が侵入しないように毛で埋もれているため外からは見えません。鼻はピンク色で長く尖っていて、先端はブタに似ています。

前足は平たくシャベルのような形で指が5本あり、指先からは鋭く長い爪が生えています。地下に穴を掘るのに最適です。土を掘りやすいように横を向いているため、地上ではうまく使えません。

後ろ足も5本指で爪が生えていますが、前足に比べていると非常に小さいものです。尾は短く、つくしのような形をしています。

胸部の筋肉が非常に発達しているので、踏み固められた土でも数十秒程度あれば地中に潜ることが可能です。また、強靭な前足を使って水田などを泳いで移動することもあります。

日本に生息するもぐらの種類

日本に生息するもぐらは、以下の通りです。それぞれのもぐらには、絶滅危惧などが認定されていることが特徴です。

  • アズマモグラ
  • コウベモグラ
  • サドモグラ
  • センカクモグラ
  • ミズラモグラ
  • ヒミズ
  • ヒメヒミズ

上記の中でサドもぐらとミズラもぐらは、環境省のレッドデータブックにおける「準絶滅危惧」、センカクモグラは「絶滅危惧IA類」に指定されています。さらに、アズマモグラは京都府・鳥取県・広島県・香川県では「準絶滅危惧」、大阪府では「絶滅危惧I類」、愛知県では「絶滅危惧II類」に指定されています。

もぐらトンネルの特性を知ろう

モグラ塚

もぐら退治をするためには、「トンネルの構成」「をつくりやすい場所」「トンネルの見つけ方」を把握しておくことが重要です。巣の特性を理解しておくことで効率良くもぐらを退治できます。

もぐらトンネルの構成

もぐらのトンネルは、餌となる動物が多い地中30cm以下の場所に作られることが多く、用途によって2種類に分けられます。餌場と巣をつなぎ1日に何回も通る本道トンネルと、餌の保管や敵から身を守るなどの目的で掘られた使用頻度の少ない支道トンネルです。

もぐらトンネルの見つけ方

雨水が巣に流れ込まない地中で、とくに木の根や小高い丘付近に巣をつくります。餌となる動物が多くいる田畑はもぐらが好む土壌なので、近くに巣をつくり田畑に向かって通り道となるトンネルを掘られる可能性があります。

捕獲するために効率的なトンネルの場所を知るためには、モグラ塚(もぐらが掘ってできた土の山)の発見が必要です。モグラ塚を見つけたら、周辺に巣の入り口である穴がないか確認してください。

巣を見つけたらそこが本道か支道かを知るために巣穴を埋めて平らにならします。もぐらは巣穴を塞がれると焦って元に戻す習性があるので、埋めたところにまた穴が開いていたら本道である可能性が高いでしょう。

もぐら出現による被害

もぐら塚が多数ある場所

もぐらは肉食動物ですが、なぜ植物を食べないもぐらが農業関係者から害獣と呼ばれているのでしょうか。もぐらによる農地被害について解説します。

植物の根を傷つけ、枯死をまねく

もぐらは、トンネルを掘る際に邪魔になるものはすべて取り除くので、トンネルの進路に作物の根があれば傷つけられてしまいます。また、根の周囲にトンネルを掘られて空間ができてしまうと、根が乾燥します。根が傷ついたり乾燥したりすると、作物の生育が阻害され、最悪の場合は枯れるでしょう。

益虫を食べてしまう

もぐらはミミズや土壌昆虫を餌とする肉食動物です。ミミズや土壌昆虫は、畑の土壌中の落ち葉などから植物の養分を作るために欠かせない分解者で、農業における益虫です。それらがもぐらに根こそぎ食べられてしまうと、畑は深刻なダメージを受けてしまいます。

水田の畔(あぜ)を壊す

水田の場合、畔(あぜ)にもぐらがトンネルを掘り穴が空くと、水田の水が外に漏れてしまいます。水と一緒に農薬が流出したり、田んぼが干上がったりすれば、環境や稲に深刻な影響を及ぼします。

ネズミによる二次被害

もぐら被害のなかで最も厄介なのが、ネズミによる二次被害です。もぐら自身は植物を食べませんが、もぐらが掘ったトンネルが農作物を食べるネズミの誘導路となるおそれがあります。ネズミによる農作物への被害をなくすためにも、もぐら退治は必要といえます。

こちらの記事は、ネズミ駆除の方法について解説していますので、あわせて参考にしてください。

自分でできる!もぐらの退治方法

もぐらの特性を理解し逆手に取れば、自力でもぐら防除が可能です。罠を使ってもぐらを捕獲する他に、もぐらの侵入を阻止する方法もあります。ご自身の状況に応じて、試してみてください。

ペットボトル風車でもぐらを寄せ付けない

もぐら避けとしてよく利用されているのが、もぐらの聴覚の鋭敏さを利用した、風車の音による侵入阻止法です。回るときにカタカタと鳴る風車を作り、中空の支柱を土に挿すと、音が土中に伝わり、もぐらがその周囲5〜10mの範囲を避けるようになると考えられています。

手作りのもぐら避け風車で代表的なものが、ペットボトル風車です。500mLペットボトルと塩ビ管のような中空の管、針金など、100円ショップでも揃う安価な材料で作成できます。風雨の影響で壊れたり劣化して随時作りなおす必要はありますが、作成は簡単なので手軽にもぐら防除を始めたい人に最もおすすめの方法です。

他にもモグラ用の侵入防止柵や、金網(網目1cm程度)、トタンを使うことでもぐらの侵入を防ぐことができます。

モグラが嫌う音波振動で退治

土に差し込むタイプの音波振動発生装置が市販されています。聴覚が優れているもぐらの特性を利用した、もぐら撃退グッズです。

装置を購入して土に差し込むだけなのでとても簡単ですが、使用可能範囲は商品によって異なるため、広大な土地に使用する場合には、よく確認して購入してください。

ソーラー式モグラ撃退器

花壇や畑などを荒らすもぐらには、もぐらが嫌う音波振動を与えて撃退しましょう。

音波によってもぐらにストレスを与えることができるため、もぐらが近づきにくくなります。

ソーラー式であれば、日当たりの良い場所でソーラー充電により、経済的に使えるのも利点です。

もぐらだけでなく、ネズミの対策にもなります。

電池式モグラ撃退器

ソーラー式と同様にもぐらが嫌う音波振動を使った忌避グッズです。

電池式なので、場所を選ばずどこでも使えることがポイントです。

利用には単1乾電池4本を用意する必要があります。

本体は金属製の円柱で、先端は尖った形をしています。使い方はシンプルで、もぐら被害のある場所の土に差し込むだけです。電池を約半年ごとに交換すれば、何回でも使用可能です。

本道に差し込むことで絶大な効果を発揮しますが、もぐら塚の周辺などに差し込むだけでも広範囲に効き目があります。薬剤を使わないので、農作物や環境への影響を最小限にとどめてもぐら退治ができます。また、「モグラン」は音波振動でもぐらが近寄りづらい環境を作るだけなので、もぐらを殺さず、傷つける心配もありません。

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もぐらの嫌いな匂いで退治

もぐらはニンニクや唐辛子、木酢液など強い臭いを放つものを嫌うといわれます。それを利用して、もぐらが嫌がる臭いで撃退を狙う方法も可能です。

手近にある正露丸も使えます。

サクサクさす衛門のピリピリスティック

「サクサクさす衛門のピリピリスティック」はもぐらが苦手な匂いで、撃退する忌避剤です。

この商品では唐辛子に含まれるカプサイシンを含んでおり、嗅覚が敏感なもぐらにとって強烈な刺激になります。

釘の形をしており、1パック30本も入っているので、広範囲でも対策ができます。

一度打ち込むと2ヶ月間効果が持続します。

もぐらパニック

ヨード(ヨウ素)の匂いで、もぐらを寄せ付けないようにするものです。

もぐらはヨードの匂いが嫌いです。嗅覚を一瞬麻痺させることができるため強力です。

ヨード自体は動植物には無害で、むしろ除菌効果があるため、例えば排水口や生ごみの臭いを消臭します。

「もぐらパニック」は土に埋めて使用しますが、3年ほど効果が持続するためコスパも良いでしょう。

木酢液

木酢液ももぐらが嫌いな匂いの1つです。

もぐらだけでなく、蛇、ねずみ、ゴキブリ、ムカデにも効果があります。

木酢液を撒くと2~3日でもぐらを撃退することができます。

匂いが薄れたら効果も薄れるため、定期的な散布が必要になります。

正露丸

忌避剤よりも手軽に準備できるのが正露丸です。正露丸の匂いは人間でも苦手な人がいるかもしれませんが、もぐらにとってはさらに嫌な激臭のようです。方法は、4粒程度の正露丸をもぐらのトンネルに埋めるだけ。数週間おきに埋めると効果的です。

もぐらを捕獲して退治

もぐらは1つの巣に1匹しか生息していないため、1匹を退治できれば、その巣にいるもぐらは撲滅させることができます。

そのため、捕獲機でトラップを仕掛ければ、確実にもぐらを退治することができます。

ただし、もぐらは鳥獣保護管理法で守られているため、傷つけたり、駆除することは禁止されています。
使い方には気をつけましょう。

煙幕でもぐらを寄せ付けない

「はちとり煙幕」はその名の通り、ハチを撃退するためのグッズですが、もぐらにも効果的なため、よく使われます。

もぐらの作ったトンネルに複数の穴をつくり、そこに「はちとり煙幕」を指し、点火させます。

こちらの記事では、イノシシの対策方法について解説しています。あわせて参考にしてください。

まとめ

もぐらの生態と効果的な退治法について、詳しく解説しました。もぐらそのものは可愛らしい動物ですが、畑や庭に現れてしまうと、いずれ思わぬ被害を招くかもしれません。まずは安価で簡単に作れるペットボトル風車のようなものから、もぐら対策をはじめてみてください。自分では難しいと感じたら、被害が大きくなる前に駆除業者に依頼するのがおすすめです。

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こちらの記事では、イタチとテンの見分け方について解説していますので、あわせて参考にしてください。