【徹底解説】トラクターの処分に必要な書類や費用、売りに出す方法など

B!
トラクターを売りたい

不要になったトラクターの処分には、自分で処理する、業者に任せる、中古として売る、という3つの方法があります。それぞれにメリットとデメリット、注意点があり、大型特殊車両と小型特殊車両で扱いが異なる点もあります。おすすめは買取の専門業者を通して売ることです。

使っているトラクターが故障したり古くなったりした場合、買い替えとともに古い車両の処分が必要です。しかし、大型の農機具であるトラクターは、一般のゴミのように簡単に捨てられません。中には昔使っていたトラクターを処分しないまま、倉庫の中で眠らせているケースもあるでしょう。

そこでこの記事では、不要になったトラクターの扱いに困っている農家の方に向け、処分に必要な書類や費用、おすすめの処分方法などについて紹介します。

処分方法1. 自分で手配する

最初に、自分でトラクターの処分を手配する方法から見ていきましょう。全体の流れを知ることで、自分でやるのがよいのか、ほかの人に任せる方が得策なのかが見えてきます。車両の処分は、車両の解体、抹消登録、そして納税の対象から外すという流れで進みます。

車両の解体

まず行うことは、車両の解体です。この作業自体は自分ではできないので、解体工場を持つ業者にお願いしなくてはなりません。

業者の選び方

解体料金は業者が独自に決めているため、いくつかの業者に見積もりを取って比較するのがおすすめです。依頼先はインターネットで探せば見つかるでしょう。

その際に注意すべきは、許可なく営業している業者に頼まないこと。車両を解体できるのは、許可を受けて営業している業者に限られます。

解体にかかる費用

費用は、小型特殊車両で1〜2万円、大型特殊車両で3~5万円が目安です。中には使えるパーツを再販することで、その金額分を費用から割り引いてくれる業者もあります。

一般的には業者が引き取りに来てくれますが、安い見積もりの場合は自分でトラクターを解体工場に持ち込むことが条件になっている可能性があります。自走できずにレッカー車を使う場合、小型特殊車両で1万円、大型特殊車両で3万円前後を見ておく必要があります。

書類の受け取りを忘れずに

解体業者にトラクターを渡す際に「譲渡証明書」を受け取りましょう。ナンバープレートがない車両の場合は、この時点で廃棄に関する手配は終了です。ナンバープレートがある大型特殊車両の場合は、これに加えて「解体証明書」、もしくはそれに類する書類を受け取ります。

抹消登録

解体の手配がすんだら、次は廃車の手続きです。ナンバーのある大型特殊車両は管轄の陸運局に、小型特殊車両は管轄の軽自動車検査協会に行きましょう。その際に必要な書類などは下記のとおりです。

大型特殊車両

・ナンバープレート:あらかじめトラクターから外したものを返納します
・解体証明書(もしくは廃棄物処理法に基づくマニフェストB2票):トラクターの解体を依頼した業者から受け取ったものです
・自動車検査証
・所有者の印鑑証明書(発行日から3ヶ月以内)
・所有者の実印
・申請書(第3号様式の2):陸運局の窓口で入手
・手数料納付書:陸運局の窓口で入手
※車検証に記載された氏名や住所に変更がある場合は、前後のつながりが分かる住民票・戸籍謄本・戸籍の附票などを提出します

小型特殊車両

・ナンバープレート:あらかじめトラクターから外したものを返納します
・標識交付証明書(ない場合は不要)
※ナンバープレートを返納できない場合は「ナンバープレートの紛失・処分理由書」を提出します

抹消登録に必要な費用

必要な書類を自分で揃えて提出すれば、基本的に抹消登録にかかる費用は発生しません。ここを行政書士に任せた場合は数万円程度がかかります。

税金に関する後処理

大型特殊車両の場合、普通自動車のように自動車税や重量税は課されませんが、代わりに固定資産税が課されます。処分がすんだら、税金を申告する際に資産として計上していたトラクターの記載を外しましょう。

小型特殊車両の場合は、軽自動車税が課されています。こちらは抹消登録をした時点で課税対象から自動的に外れますので、必要な手配は残りません。

処分方法2. 業者に任せる

このように個人で処分を行う場合、手続きがかなり煩雑です。とくに大型特殊車両の場合は大変でしょう。こうした手配を代行してくれる、農機具店やリサイクルショップなどの業者にお任せする方法もおすすめです。

農機具店に任せる

もっとも身近な存在は、トラクターを購入した販売店でしょう。多くの農機具店では、使い古したトラクターの引き取りサービスを行っています。まずは処分を頼めるか、その場合の費用はいくらか、不要になったトラクターは引き取りに来てくれるかなどを聞いてみましょう。

聞く相手は過去にトラクターを購入したお店でなくても構いません。いくつかの販売店に聞き取りをして、条件の比較をしてください。

また、新しいトラクターを買うことを条件に、それまで使っていた車両に値段を付けて引き取る下取りサービスも一般的です。特定の機種やメーカーが期間限定で安く提供されるキャンペーンなどもよくあります。総合的に何が一番お得になるのか、情報を集めて検討しましょう。

専門の回収業者に任せる

回収業者としてトラクターなどの農機具の引き取りを実施している業者もあります。不用品の回収が本業なので電話1本で来てもらえますし、手際の良さも期待できます。

ただし解体業者と同様、無許可で営業している業者もあるので、検討の際にホームページや問い合わせを通してしっかり確認しましょう。無許可の場合、回収後のトラクターが不法投棄されてしまうこともありえます。

それぞれの処分のメリット&デメリット

トラクターの処分を業者に依頼するメリットは、自分で解体工場を探して持ち込んだり、抹消登録の手続きをしたりする余計な手間を代行してもらえることです。また、販売店では下取りサービス、回収業者の場合は査定によってお金がもらえることもあり、金銭的にもメリットがあります。

デメリットは、質の悪い業者に当たると、逆に手数料などを高く取られてしまう可能性があることです。中古のトラクターの場合、それを「ゴミ」と見るか「資産」と見るかは、業者の目利きやビジネスモデルにより差が生じるからです。ゴミとみなされてしまうと、この方法であっても処分にお金を取られてしまいます。

処分方法3. 売りに出す

3つ目の方法は、中古のトラクターを「商品」として売り出すやり方です。解体や回収の場合、基本的には有料がベースになりますが、最初から売りに出すのであれば、収支がマイナスになることはほぼありません。売り方については3つほど考えられます。

周りで必要としている人に売る

農業仲間で「中古でもいいからトラクターが欲しい」という人がいたら、その人に譲ってもよいでしょう。知り合いであれば値段の合意もしやすいはずです。農協や公共施設の掲示板などに「トラクターを譲ります」というチラシを貼って、募集を行う手もあります。

この方法の場合、相手との距離が近いために高めの値段は付けにくく、信頼を損ねないようしっかりメンテナンスしてから譲る必要もありますが、気持ちのよい取引ができるでしょう。

一方で、入金トラブルなどがあった際は、人間関係にヒビが入りかねないというデメリットがあります。

アプリやネットで売る

いまやインターネットやアプリを通した個人間の売買もすっかり一般的になりました。オークションやフリマサービスでは商品を登録すると非常に多くの人に見てもらえるため、想定よりも高い価格で売れる可能性もあります。条件が揃えば極めて短時間で取引が成立することも珍しくありません。

反面、周囲の人に譲る場合と同じく、個人間の取引になるので、渡してすぐに故障してしまったなどのトラブルが生じた場合、解決が難しくなる可能性があります。現物を見ずに取引するため、装備の劣化などを正しく伝えるのも大変です。手軽な代わりに責任が生じますし、事務の手間についても自分で行う必要があり、業者に任せる方法に比べてマイナスです。

買取の専門業者に売る

こうした問題の多くを解決してくれるのが、買取の専門業者のサービスです。個人間の取引と違い、間に業者が入ることで買った人とのトラブルが発生する恐れがなくなります。面倒な事務作業は不要となり、ネットに出品したりチラシを貼ったりするなどの手間もかかりません。

また、状態のよいトラクターはもちろん、故障しているような状態であっても、業者の判断によっては買取をしてもらえることもあります。最初から廃棄を目的にしていると、時には数万円もの出費を覚悟しなければなりません。それに比べたら、非常に有利といえるでしょう。

もしも問題があるとしたら、質の悪い業者に当たって安く買い叩かれてしまう可能性があることです。買取業者を選ぶときは、過去の実績や買取事例を確認したうえで、見積もり依頼をかけるようにしてください。

専門業者の選び方

普通自動車の買取業者はたくさんありますが、トラクターという特殊な車両を扱う場合、その分野に強い業者は業界の中でも限られます。一般的な車の買取で有名な会社がそのまま通用するわけではありません。あくまで農機具に強い業者を探すようにしてください。

買取依頼はUMM 中古農機具市場の一括見積もりが便利!

UMM一括見積り査定

おすすめなのは、中古の農機具市場で年間5,000台以上もの買取実績をもつUMM 中古農機具市場です。サイト上の見積もりページで、お持ちのトラクターのメーカーや型式を入力すると、全国の加盟店に一括で見積もり依頼がされ、その中から最大10社の結果を受け取れます。大切なトラクターを一番高く買い取ってくれる業者がすぐに見つかるでしょう。

利用に当たって入会費や年会費は一切かかりませんので、気軽に試してみてはいかがでしょうか?

一括見積り査定に出してみる

まとめ

トラクターは農作業において非常に役立つ機械ですが、使っていくうちに不具合が発生したり、新しい車両に乗り換える必要に迫られたりすることがあります。その場合、古いトラクターの処分方法については複数の選択肢があるので、最適なものを選ぶようにしてください。

もし迷っているなら、専門の買取業者を通して売却することをおすすめします。単なる処分ではお金を取られてしまうところ、買取業者をうまく活用できれば、逆にお金を得ることが期待できます。