家庭菜園におすすめの夏野菜15選!育てやすいのは?初心者・プランターOK!
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トマトにオクラ、ナスやキュウリなど、栄養たっぷりで美味しい夏野菜を、家庭菜園で育ててみませんか?自宅のベランダや庭で家庭菜園を始めれば、採れたて新鮮な夏野菜が好きな時に好きなだけ楽しめますよ。
本記事では、家庭菜園初心者向けにおすすめの夏野菜15選を、元種苗メーカー勤務の筆者が解説いたします。
基本的な育て方や必要な道具、栽培のポイントなども解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
家庭菜園初心者におすすめの夏野菜15選
それではさっそく、家庭菜園初心者におすすめの夏野菜を15種類紹介いたします。
野菜ごとに栽培難易度や栽培カレンダーなどを記載していますので、ぜひ選ぶ際の検討材料にしてください。なお、栽培難易度は「やさしい」「ふつう」「むずかしい」の3段階で評価しています。
1:オクラ
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 種まき:4月中旬 植え付け:5月上旬〜下旬 収穫期間:6月下旬〜9月下旬 |
オクラは、アオイ科・果菜類に分類される夏野菜です。今回紹介する野菜の中でも、特に栽培が簡単でたくさんの量が収穫できるため、家庭菜園入門にピッタリですよ。
オクラの詳しい栽培方法は、下記の記事で解説していますのでコチラも合わせてご覧ください。
2:トウガラシ・シシトウ
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 種まき:2月下旬〜5月中旬 植え付け:5月上旬〜7月中旬 収穫期間:6月上旬〜11月上旬 |
トウガラシ・シシトウは、ナス科・果菜類に分類される夏野菜です。比較的簡単に栽培できて、1株あたりの収穫量が多くスペースも取らないため、家庭菜園に最適。「夏こそ辛いものを!」という辛党さんはぜひ育ててみてください。
トウガラシ・シシトウの詳しい栽培方法は、下記の記事で解説していますのでコチラも合わせてご覧ください。
3:ゴーヤ
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 種まき:3月下旬〜5月上旬 植え付け:月上旬〜6月上旬 収穫:7月上旬〜9月下旬 |
ゴーヤは、ウリ科・果菜類に分類される夏野菜です。病害虫や暑さに強いため、初心者にも育てやすく、家庭菜園の入門にもおすすめですよ。
4:ミニカボチャ
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 種まき:3月下旬〜4月上旬 植え付け:4月下旬〜5月中旬 収穫期間:7月上旬〜8月下旬 |
ミニカボチャは、ウリ科・果菜類に分類される夏野菜です。病気に強く、栽培難易度は低め。日当たり良好であれば、ほかの野菜が育たない場所でも栽培可能です。なお、通常サイズのカボチャは、広い面積が必要になるため家庭菜園向きではありません。
ミニカボチャの詳しい栽培方法は、下記の記事で解説していますのでコチラも合わせてご覧ください。
5:ズッキーニ
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 種まき:3月中旬〜4月下旬 植え付け:4月中旬〜5月下旬 収穫:6月上旬〜8月中旬 |
ズッキーニは、ウリ科・果菜類に分類される夏野菜です。株自体が非常に強く、初心者でも難なく栽培可能。スペースもあまり取らないため、狭いベランダや庭でも十分育てられます。
ズッキーニの詳しい栽培方法は、下記の記事で解説していますのでコチラも合わせてご覧ください。
6:ミニトマト
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 種まき:2月上旬~3月上旬 植え付け:4月上旬〜5月上旬 収穫:7月上旬〜9月下旬 |
ミニトマトは、ナス科・果菜類に分類される夏野菜です。病害虫に強いため育てやすく、収穫量も多いため、家庭菜園に適しています。なお、大玉・中玉トマトはやや難易度が上がるため、初心者の場合はミニトマトがおすすめです。
ミニトマトの詳しい栽培方法は、下記の記事で解説していますのでコチラも合わせてご覧ください。
7:ナス
栽培難易度 | ふつう |
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栽培カレンダー | 種まき:2月上旬〜3月上旬 植え付け:4月下旬〜5月上旬 収穫:6月中旬〜10月中旬 |
ナスは、ナス科・果菜類に分類される夏野菜です。夏の暑さや雨に強く、日当たりがよい場所でたくさんの果実が収穫できます。ただし、害虫がつきやすいので予防・対策はしっかり行いましょう。
ナスの詳しい栽培方法は、下記の記事で解説していますのでコチラも合わせてご覧ください。
8:ピーマン・パプリカ
栽培難易度 | ふつう |
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栽培カレンダー | 種まき:3月上旬〜4月上旬 植え付け:5月中旬〜6月上旬 収穫:6月中旬〜10月下旬 |
ピーマン・パプリカは、ナス科・果菜類に分類される夏野菜です。初心者でも育てやすく、長期の収穫でたくさん採れるため、たしかな育てがいが感じられます。
9:キュウリ
栽培難易度 | むずかしい |
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栽培カレンダー | 種まき:4月中旬〜5月下旬 植え付け:5月中旬〜6月中旬 収穫:6月上旬〜10月中旬 |
キュウリは、ウリ科・果菜類に分類される夏野菜です。今回紹介する野菜の中では、難易度はやや高め。家庭菜園に慣れてきて、育てるのが少しむずかしい野菜に挑戦したい人におすすめです。
キュウリの詳しい栽培方法は、下記の記事で解説していますのでコチラも合わせてご覧ください。
10:モロヘイヤ
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 種まき:4月下旬〜6月中旬 植え付け:5月下旬〜7月上旬 収穫:7月上旬〜10月下旬 |
モロヘイヤは、アオイ科・葉菜類に分類される夏野菜です。夏でも栽培できる貴重な葉物野菜でありながら、すべての野菜の中でトップクラスの栄養価を誇っています。高温多湿な日本の気候に適しているため、非常に育てやすく初心者にもおすすめです。
11:空心菜(エンツァイ)
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 種まき:4月中旬〜5月上旬 植え付け:5月中旬〜6月中旬 収穫:6月下旬〜9月下旬 |
空心菜(エンツァイ)は、ヒルガオ科・葉菜類に分類される夏野菜です。真夏でもよく育つ葉物野菜で、病害虫に強いため手間があまりかからず、たくさんの量が採れます。スーパーなどでは見られない、珍しい野菜を育ててみたい方にもおすすめです。
12:ニンニク
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 植え付け:9月中旬〜10月上旬 収穫:翌年5月下旬〜6月下旬 |
ニンニクは、ヒガンバナ科・葉菜類に分類される夏野菜です。害虫の影響が少なく、栽培難易度も低いため、安定した収穫が見込めるのが特徴となります。
ニンニクの詳しい栽培方法は、下記の記事で解説していますのでコチラも合わせてご覧ください。
13:シソ・大葉
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 種まき:4月中旬〜5月上旬 植え付け:5月下旬〜6月上旬 収穫:7月中旬〜10月下旬 |
シソ・大葉は、シソ科・葉菜類に分類される夏野菜です。暑さや湿度に強く、日本の気候に合うため、初心者でも比較的簡単に育てられます。プランターやキッチン菜園でも、気軽に栽培可能です。
14:エダマメ
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 種まき:4月中旬〜6月上旬 収穫:6月下旬〜10月上旬 |
エダマメは、マメ科・果菜類に分類される夏野菜です。今回紹介する野菜の中では、唯一のマメ科野菜。育て方も簡単で一度にたくさん収穫できるので、晩酌のおつまみ用に育ててみてはいかがでしょうか。
15:ニンジン
栽培難易度 | やさしい |
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栽培カレンダー | 種まき:3月上旬〜4月下旬(春まき)・7月中旬〜8月中旬(夏まき) 収穫:6月中旬〜8月中旬(春まき)・10月中旬〜3月下旬(夏まき) |
ニンジンは、セリ科・根菜類に分類される野菜です。基本的に涼しい気候を好みますが、苗が小さい時期は暑さにも耐えるので、家庭菜園では夏まき栽培をおすすめします。
ニンジンの詳しい栽培方法は、下記の記事で解説していますのでコチラも合わせてご覧ください。
夏野菜の基本的な育て方・栽培方法
ここでは、夏野菜の基本的な育て方・栽培方法を解説します。基本的な手順は以下の3ステップです。
- 道具の準備
- 土づくり
- 栽培管理
なお、下記で解説するのは、あくまで基本的な栽培方法です。
1:道具の準備
夏野菜の家庭菜園で必要な道具は、育てる野菜や時期、栽培方法によっても異なりますが、基本的には以下の通りです。
- 野菜の苗・種
- 育苗ポット(種から育てる場合)
- 育苗用培養土(種から育てる場合)
- プランター・植木鉢(プランター栽培)
- 野菜用培養土(プランター栽培)
- 鉢底石(プランター栽培)
- 苦土石灰(地植え栽培)
- 堆肥(地植え栽培)
- 肥料
- 薬剤
- 防虫ネット
- 支柱
- スコップ・レーキ
- ジョウロ・散水ホース
野菜を種から育てる場合は、育苗ポット・育苗用培養土が別途必要です。また、プランター栽培では野菜用培養土と鉢底石が、地植え栽培では苦土石灰と堆肥がそれぞれ必要になります。
育てる野菜によっては、特別な道具などが追加で必要な場合もあるので、野菜ごとの栽培方法を確認のうえ、臨機応変に準備してください。
2:土づくり
土づくりは、野菜を栽培するにあたって最重要項目です。よい土をつくることが、高品質な野菜の収穫につながるためしっかり準備していきましょう。
プランター栽培と地植え栽培、それぞれの土づくりは以下の手順で行います。
- 鉢底に排水性を確保するための鉢底石を敷き詰める
- その上に市販の野菜用培養土を入れて土づくり完了
- 植え付け2週間以上前に苦土石灰を入れてよく耕す
- 植え付け1週間前に堆肥・元肥を入れて再びよく耕す
- 畝を立てて土づくり完了
なお、施肥量や畝の幅・高さは野菜によって異なるため、野菜ごとの栽培方法をご確認ください。
3:栽培管理
土づくりのあとは、いよいよ本格的な栽培管理に移ります。夏の家庭菜園では、以下のような栽培管理が基本です。
- 植え付け
- 水やり
- 追肥
- 敷きワラ
- 除草
- 病害虫予防・対策
夏の家庭菜園では、水やりに注意が必要です。基本的に土の表面が乾いたタイミングで、鉢底から水が流れ出てくる程度にたっぷりと行います。
地植え栽培ではそこまで神経質になる必要はありませんが、プランター栽培では水抜けが速いため、天気のよい日はほとんど水やりすることになるでしょう。
また、野菜によっては、支柱立てや摘心作業など、特別な栽培管理が必要な場合もあります。各野菜の栽培方法を確認しながら、収穫までの栽培管理に努めましょう。
家庭菜園初心者でも失敗なし!夏野菜を栽培する時のポイント
せっかくの家庭菜園、どうせなら失敗せずに野菜を楽しみたいですよね。ここでは、家庭菜園で夏野菜を育てる際に、初心者が注意すべきポイントを解説しています。
以下2点に注意していれば、大きく失敗することは避けられます。かならず理解して、栽培に臨みましょう。
初心者は無理せず苗から育てよう
野菜を種から栽培するとなると、発芽から植え付けまで間に「育苗」を行う必要があります。育苗には、発芽管理や温度管理など多くの時間と手間がかかるため、初心者の場合は難しいと感じる可能性が高いでしょう。
というのも、育苗期間にどれだけよい苗をつくれたかが、植え付け後の生育・収穫量・品質などに大きく関わってくるからです。そのため、家庭菜園で少量の野菜を育てる場合は、種からではなく苗から育てることをおすすめします。
なお、野菜の苗は植え付け時期になるとホームセンターや園芸店などで購入可能です。下記を参考に、できるだけ丈夫で健康的な苗を選びましょう。
- 葉が厚く色が濃い
- 茎が太くしっかりしている
- ヒョロヒョロと間延びしていない
- 病気・害虫のあとやキズがない
病気・害虫の予防対策は徹底的に行おう
野菜を栽培するうえで欠かせないのが、病害虫の予防・対策です。特に夏場は害虫が発生しやすいため、徹底的に対策する必要があります。
丹精込めて育てた野菜を守るためにも、下記のような予防・対策をしっかり行いましょう。
- 農薬を定期的に散布する
- 見つけたら捕殺する
- 防虫ネットを張る
- マルチや敷きワラで泥跳ねを防ぐ
- 枯れ葉や雑草を除去する
- 排水性・通気性を改善する
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まとめ
家庭菜園初心者向けにおすすめの夏野菜、基本的な育て方や道具、栽培のポイントなどを解説しました。
自宅で夏野菜を育てれば、収穫直後の採れたて果実に思いきりかぶりつくことも可能です。趣味として家庭菜園を楽しむなら、これ以上ないほど魅力的ですよね。
ぜひ本記事で紹介した夏野菜の中から好きなものを選び、栽培に挑戦してみてください。