田植え機の選び方|メーカー別価格やスペックを表で分かりやすく比較

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田植機

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田植え機は高価で、選ぶのが慎重になってしまうもの。ここでは選ぶ基準やメーカー別価格、スペックを紹介します。

まず田植え機には、作業者が機械を押しながら行う歩行型と、乗用型の2種類があることを理解しましょう。それを踏まえた上で、更に詳しく田植え機について見ていきます。

田植え機の作業効率比較表

田植え機は条数とスペックによっては、作業効率も大きく異なってきます。

田植え機を選ぶ際の基準値として以下の表を参考にしながら、あなたに合う田植え機を探して見てください。

規格
(大きさ・容量)

標準作業速度
(km/時)

圃場作業効率
(%)

機械作業能率
(時/ha)

燃料消費量
(L/時)
乗用 4条 2 60 6.94 G 1.5
乗用 5条 2 60 5.56 G 1.8
乗用 6条 2 60 4.63 G 2.0
高速 4条 2.5 60 5.56 G 2.5
高速 5条 2.5 60 4.44 G 2.5
高速 8条 2.5 60 2.78 G 3.3

出典:作業効率比較表

条植えの選び方

田植え機には、2・4・5・6・7・8・10条植えがあります。これらの条植えは、何を基準に選べばいいのか迷いますよね?

ここではそんな悩みを抱えている方に、条植えの選び方を紹介します!

条植え毎でどれくらい作業ができるのか

条植えは、田んぼの広さによって決まっていて、3反歩より大きいか小さいかが基準です。

3反歩未満⇒2・4条
3反歩以上⇒5・6・7・8・10条

作業効率を上げるためにみるポイント

田植え機

出典:Kubota

田植えの作業効率を上げたい!そんな時に見るべきポイントは、2つあります。

田植え機は種類によってさまざまな特徴があるため、以下のポイントを抑えて選んでいきましょう。

  • クランク式かロータリー式か
  • 側条施肥機を装着するか
  • クランク式かロータリー式か

    田植え機の植え付け部分には、クランク式とロータリー式の2つがあります。

    クランク式は、1回の動きで1株の植え付けをします。一方でロータリー式は、1回の動きで2株の植え付けをすることができます。

    そのため、以下のような基準で選ぶことができます。

    ・クランク式⇒スピードにこだわらない人
    ・ロータリー式⇒スピード重視の人

     側条施肥機を装着するか

    田植えの際に、植えた苗の横に溝をつくって肥料を流し込む装置のことです。苗の植え付けと同時に肥料を投入したいかどうかで、側条施肥機の有無を選択します。

    側条施肥機をつけると、20万ほど値段に差が出ます。

    ※メーカーによって装着不可な場合があるので、注意してください。

    ・同時に肥料を投入したい⇒側条施肥機あり
    ・同時に肥料を投入しなくてもいい⇒側条施肥機なし

    最新田植え機の価格・スペック比較表(メーカー別)

    田植え機は、メーカーによって値段や機能が異なってきます。

    そこで、今回は主要なメーカー4つの現行最新モデルを比較していきます。ぜひ、メーカー選びの参考にしてみてください。

  • クボタ
  • イセキ
  • ヤンマー
  • 三菱
  • 2条植え

    2条植えは、1番小さい歩行型の田植え機を指します。「自分で歩きながら苗を植えたい」「田んぼが狭いか変わった形状である」「とにかく安く買いたい」という方にオススメです。

    また、メーカーごとに大きな違いはないためどれを選んでも問題ありませんが、2条植えには側条施肥機がついていないため、同時に肥料をまきたい方は注意が必要です。

    2条植え
    (クランク式)
    Kubota ISEKI YANMAR 三菱
    価格(税込) 459,800円~ 要問合せ 459,800円~ 460,900円~
    作業速度(m/秒) 0.3~0.66 0.3~0.66 0.3~0.66 0.3~0.66
    作業能(分/10a) 53 53 53 53
    側条施肥機


    4条植え(クランク式)

    4条植えのクランク式は、3反歩未満の田んぼを保有していて、田植えのスピードは下がるけど安く買いたい方にオススメです。

    こちらもメーカー別に大きな差はないため、価格で比較して選ぶと良いでしょう。

    ※側条施肥機をつけるとプラス20万円

    4条植え
    (クランク式)
    Kubota ISEKI YANMAR 三菱
    価格(税込) 819,500円~ 要問合せ 763,400円~ 825,00円~1,291,400円
    作業速度(m/秒) 0.6 0~0.6 0~0.6 0.6
    作業能(分/10a) 36~ ~36,42 36,42 34~
    側条施肥機


     4条植え(ロータリー式)

    4条植えのロータリー式は、3反歩未満の田んぼを保有していて、田植えの作業効率を上げたい方にオススメです。

    クランク式と同様に、メーカー別に大きな差はないため、価格で比較して選ぶと良いでしょう。

    ※側条施肥機をつけるとプラス20万円。

    4条植え
    (ロータリー式)
    Kubota ISEKI YANMAR 三菱
    価格(税込) 1,061,500円~ 要問合せ 1,067,000円~ 825,00円~1,291,400円
    作業速度(m/秒) 0.74 0~0.77 0.77 0.74
    作業能(分/10a) 29~ ~28 28 29~
    側条施肥機


    6条植え(ロータリー式)

    6条植えのロータリー式は、3反歩以上の田んぼを保有していて、田植えの作業効率を上げたい方にオススメです。

    ロータリー式は、メーカーによって価格や性能に差があるため、自分が求める価格やスペックにあっているか見比べる必要があります。

    ※側条施肥機をつけるとプラス40万円

    6条植え
    (ロータリー式)
    Kubota ISEKI YANMAR 三菱
    価格(税込) 2,233,000円~
    3,597,000円
    要問合せ 1,980,000円~
    2,541,000円
    2,335,300円~
    3,177,900円
    作業速度(m/秒) 0.74 0~1.4 0~1.25 0~1.60(0~1.52)
    作業能(分/10a) 29~ 10~ 18 11~
    側条施肥機

    Kubota製品の田植機についてはこちらの記事で紹介してます。参考にしてみてください。

     新品と中古の上手な選び方

    新品の田植え機は、「価格が高くてなかなか手が出せない」でも、中古だと「安いけどすぐ壊れるかもしれない」と購入を悩んでしまう人も多いはず。

    ここではそんな悩みを抱える人に向けて、新品と中古のメリット・デメリットをお伝えしていきます。ぜひ、参考にしてみてください。

    新品

    田植え機を、「長年使ったり頻繁に使用したりする予定がある」「高くても、最新の性能と作業効率の優れたものが使いたい」。

    そんな人にオススメなのが、新品の田植え機です。

    メリット

    田植え機の平均乗り換え期間は、約15年~20年ほどと言われています。そのため耐用年数が長いことは、田植え機を選ぶ上で非常に重要になってきます。

    また、最新機能がついた田植え機は中古ではなかなか手に入らないので、こちらも大きなメリットであると言えます。

    • 耐用年数が長い
    • 最新の田植え機であるため、性能と作業効率が優れている
    • アフターサービス、メンテナンスなどが受けられる

    田植え機のメンテナンス・修理方法をこちらの記事で紹介しています。壊れる原因がわかっていれば長持ちして使用することができます。是非参考にしてみてください。

    デメリット

    新品の田植え機は、導入コストが高くなってしまうことが挙げられます。

    また、使用頻度が少ない場合や、初めて農業に挑戦する方だと、コストパフォーマンスが下がってしまう可能性が高くなってしまうというデメリットもあります。

    • 導入コストが高い
    • 使用頻度が年に数回の使用、新規就農者の方には不向き

    中古

    田植え機は、「コストを抑えたい」「型落ちでも高性能なモデルを入手したい」。

    そんな人にオススメなのが、中古の田植え機です。

     メリット

    中古の田植え機は、新品の5~6割の価格で購入できると言われています。

    また最新版ではありませんが、高性能なモデルを安く買いたい方にはオススメです。

    • 導入コストを抑えられる
    • 型落ち高性能モデルを安く購入できる

    デメリット

    やはり既に使用された商品であるため、新品に比べて故障が多いという点が挙げられます。

    また、メンテナンスを受けてくれるところが少ないことと、パーツが手に入らないというデメリットもあります。

    • 故障が多い
    • メンテナンスが受けにくい(対応してくれるところもある)
    • パーツなどが手に入らない場合がある(メーカーによっては10年経過すると製造中止されることもある)

    中古田植え機を安く買う方法が知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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    まとめ

    今回は、田植え機の選び方についてご紹介してきました。田植え機を選ぶ基準についてお分かりいただけましたか?

    安さを求めるか、性能や作業効率を求めるかは、人それぞれ違うと思います。メーカー別や新品・中古など、ご紹介した内容を参考にさまざまな視点から自分にあった田植え機を探してみてください。

    こちらの記事では、稲刈り機の種類や選び方のポイントを紹介していますので、あわせて参考にしてください。