稲刈り機は中古がおすすめ!選ぶときのポイントや注意点を徹底解説

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稲刈り機は、使用時期がとても短いうえに金額も高価なため、新品で購入するのはためらわれます。そんなときは、コストパフォーマンスが高い中古農機を利用しましょう。この記事では、稲刈り機を中古で買うメリットや、買うときのポイントなどを詳しく紹介します。

稲刈りの時期を迎えると、田んぼで大活躍するのが稲刈り機です。作業を効率よく進めるのに、稲刈り機は欠かせません。しかし、稲刈り機は使う期間が短く、購入金額も高価なため、できるだけお値打ちに購入したいと考える方も多いのではないでしょうか。

費用を抑えて稲刈り機を購入したい方は、中古で購入するのがおすすめです。この記事では、中古で稲刈り機を購入するメリットや、選ぶときの注意点などを詳しく紹介します。

収穫作業を一手に引き受けるコンバインの登場

稲刈り風景

日本の稲作において、もっとも労力がかかるといわれているのが、田植えと収穫の作業です。収穫作業には、刈り取り・脱穀・選別などが含まれます。

刈り取りは、昔は鎌を使って手刈りしていましたが、やがて人力刈取機を使うようになりました。現在では、バインダーに進化をとげ、広く使われています。

脱穀の作業は、江戸時代には千歯抜きと呼ばれる道具を使って行っており、明治時代になると足踏み式脱穀機が登場しました。足踏み式脱穀機とは、足で板を踏むことでドラムを回して脱穀する機械です。

選別は、稲からゴミを取り除くもので、かつては箕という道具を使い、振るい落とす方法で選別を行っていました。江戸時代に入ると、ハンドルを回すことで風力を起こして選別する唐箕が使われるようになり、効率がかなりよくなったそうです。動力付きの唐箕もありますが、地域によっては現代でも手動式の金属製を使用しています。

これら3つの収穫作業を別々に行っていたものが、コンバインの登場により1台で一気にできるようになりました。コンバインは、日本の稲作農業に大躍進をもたらした農機です。

稲刈り機の種類

バインダー コンバインの写真

コンバインとよく似た農機に、バインダーがあります。使用シーンは同じですが、汎用性はコンバインが上です。それでは、それぞれの特徴を紹介します。

バインダー

バインダーとは、稲の刈り取りと結束を行える機械です。コンバインと比べてコンパクトで、狭い場所や斜面などでも使うことができるため、中山間部が多い日本で広く使われています。コンバインとバインダーを両方所有し、用途に応じて使い分けている農家もいます。

バインダーでは、脱穀を行うことはできないので、束ねた稲は乾燥させたのち脱穀機で脱穀します。シンプルな構造と、使用頻度がそれほど多くないことから、適切にメンテナンスを行えば長く使い続けられる農機具です。

バインダーを使って稲刈りをする場合は、コンバインより4日から5日ほど早く行うのが適切とされています。これは、稲刈り後に稲を自然乾燥させる必要があるためです。

コンバイン

コンバインは、バインダーの機能に脱穀と選別の機能を加えたものです。バインダーに比べると利用される機会が多々あります。コンバインの名前は、英語で「組み合わせる・結合させる」という意味の「combine」が語源です。

1950年代後半に、欧米で使われていたコンバインが日本に輸入されましたが、構造面や地盤の違いなどにより、日本では定着しませんでした。日本でコンバインが開発されたのは1962年のことで、その後、各メーカーが次々とコンバインを開発し、生産性が飛躍的に上昇しました。作業時間が大幅に短縮されたほか、モミこぼれによる収穫ミスも改善されました。

コンバインは高価だが使用日数が少ない

優れた機能を搭載したコンバインですが、1年のうち使用するのは稲刈りの時期のみ、ほんの数日であることがほとんどです。そのうえ高価なので、そう何度も交換するという考えには至りません。

しかし、コンバインは減価償却資産にあたり、国税庁による農業所得の耐用年数では7年とされています。実際には、この期間より長く使う方もいますが、そのためにはメンテナンスが必要不可欠です。

参考:25.農業用設備より

稲刈り機のメンテナンス方法とは

コンバインは、農機の中でもっとも構造が複雑だといわれています。そのため、日頃のメンテナンスがとても重要です。メンテナンスをするうえで、どのような点に注意するとよいのでしょうか。

エンジン部

稲刈り機を動かすためのエンジン部には、細かい部品がたくさん内蔵されています。これら一つひとつをメンテナンスするのは時間がかかりますが、日頃から少しずつ行うのが重要です。代表的な部品とメンテナンス方法を紹介します。

エンジンオイル

エンジンオイルは、農機にとって血液の役割をはたします。主な機能は、エンジンの内部の潤滑・防錆・冷却・清浄・密封などです。交換しないままコンバインを動かし続けると、エンジンの力が弱くなる・オーバーヒートを起こす・白い煙が出るなどの症状が現れることがあります。

エンジンオイルのメンテナンス方法は、エンジンルームからゲージを抜き出し、エンジンオイルの汚れ具合や残量を確認します。交換や追加が必要であれば、処理しましょう。

エンジンオイルフィルター

エンジンオイルフィルターは、オイルの汚れを取り除く役割を担っています。交換が遅れると、オイルの汚れを取り除けません。フィルターは、外見では交換時期が分からないため、アワメーターと呼ばれる計測器を見て確認します。

最初の交換は、アワメーターが50時間を表示したとき、もしくは1シーズン終えたとき。それ以降は、200時間使用するごとに交換しましょう。オイルと一緒に交換するのが理想です。

燃料フィルター

燃料フィルターは、燃料に混じったゴミを取り除く部分です。交換せずに使い続けると、エンジンの馬力が弱くなったり回転が安定しなくなったりします。

フィルターには、一体型(カートリッジタイプ)と別体型(エレメントタイプ)があります。どちらも、使用時間から交換時期を判断します。使用時間は、取扱説明書に書かれていることが多いため、説明書を確認しましょう。

刈り取り部

刈り取り部は、稲を株元で刈り取る部品です。年数が経って刃が劣化してしまうと、刈り残しや株の引き抜きが増える・搬送体勢が安定しなくなるなどの不具合が発生する恐れがあります。

メンテナンスする際は、刃の摩耗やサビがないかを確認し、あれば交換します。製品によっては、業者での交換が必要なこともあります。

脱穀のクリンプ網

クリンプ網は、脱穀した後籾やカンを分別するものです。この網が破れたり穴あきの状態になったりすると選別不良が起き、収穫した米に不純物が混じることも。また、穴から藁くずが落ちることで、故障の原因にもつながります。

メンテナンスの際に破損が見つかったら、必ず交換しましょう。機種によって、自分で交換できるものと業者への依頼が必要なものがあるので、購入時の書類などで確認が必要です。

稲刈り機には中古商品もある

バインダー・コンバインともに、稲刈り機は新品だけでなく中古品も販売されています。これらの大型農機は大きな保管場所が必要なために、まだ使用できるものでも使わなくなった時点で買い取りに出されることが多いのです。

稲刈り機の新品と中古品のメリット・デメリットとは

メリット デメリット

稲刈り機を購入するとき、新品と中古とどちらがよいのか迷う方もいるでしょう。双方にメリット・デメリットがあり、把握したうえで検討することが大切です。

新品のメリット

・故障リスクが少ない
・メーカー保証がついているため、安心して使える
・最新の機能が搭載されているので、作業効率が上がる

新品のデメリット

・製品によっては、エンジンスペックが中古と比べてあまり変わらないことがある
・年に数回しか使わない農機なので、万が一短期間の利用で手放すことになったとき、コストパフォーマンスが悪い
・新品で購入しても、使用するうちに傷やサビが発生する

中古品のメリット

・自分専用の農機が安価に手に入り、コストパフォーマンスがとてもよい
・型落ちの機種でも、新品とあまり変わらずに利用できる
・使う期間が短いため、稲刈りの部品は消耗しにくく、中古品でも新品と同じような機能を持っていることがある

中古品のデメリット

・安価で購入できるが、故障や不具合が起こる可能性が新品よりも高い
・型落ちの農具なので、作業効率は新品よりも劣る
・中古の稲刈り機を取り扱う販売店は限られており、遠方にある店舗で購入すると輸送費が高くつくことがある

中古の稲刈り機を選ぶポイントとは

中古の稲刈り機は、コストパフォーマンスが高いため、購入手段の一つとして検討する方も増えています。選ぶときには、どのような点に気を付けるとよいのでしょうか。

注目したいのは「走行時間」「整備状態」「アフターケアの有無」です。それぞれについて簡単に説明します。

走行時間

農機具の走行時間の目安は、馬力に100時間をかけた程度の時間といわれています。走行時間を確認すると、どのくらい寿命があるのかが確認できます。

整備状態

年式があまりに古いものでは、部品が調達できない恐れがあります。また、エンジンや動作部などの現状は、写真だけでは判断しづらいため、不安な点は事前に細かく質問することが大切です。

アフターケアの有無

中古品とはいえ、購入後一定期間は販売店がアフターケアを請け負うことが一般的です。大切な収穫期に農機が動かなくなってしまっては、作業に多大な影響をおよぼすことがあります。購入時にきちんと確認しましょう。

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まとめ

稲刈り機を使えば、収穫作業の負担が大幅に軽減でき、作業効率も格段に上げられます。コンバインのような高額な農機は、新品よりも中古品がおすすめです。

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