管理機とは?耕運機との違いや相場価格・選び方・安く買うなら中古がおすすめ
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耕運機やトラクターなどの使用用途は、わかる方も多いかと思いますが、管理機とは何に使用する農機具なのでしょうか。また、その他の農機具との違いはなんでしょうか。
今回は、耕運機とは何なのか、使用用途や相場価格・選び方など紹介します。オススメの管理機も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
管理機とは
ここでは管理機について紹介します。管理機はどんな作業ができるのか、相場価格はいくらなのかについて解説します。
管理機ができること
管理機とは、土の管理をする機会です。必要なアタッチメントを装着して、畑の畝立てや中耕、除草、マルチ作業など、さまざまな作業を行えるので、農作業全般で活躍します。二輪の手押しタイプは形がよく似ています。
現在では耕耘機は管理機と同じ働きをするものが多く、管理機代わりに使うこともできるため、さらに区別が難しいかもしれません。広い畑では耕耘に時間がかかる場合もありますが、管理機はサイズが小さく小回りが利きやすいため、耕耘機が入れない場所でも使えるなどのメリットがあります。
管理機を中古で購入検討されている方は、別記事で選び方について紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
管理機の相場価格は?
管理機の料金相場は、馬力が弱く小さなものは安く、馬力が強く大きなものは価格が高い傾向があります。新品の場合、4馬力の小型サイズで10万円台程度から8馬力の大型サイズで30万円台の価格です。
一方で、中古の管理機は小型で1万円以下のものもあります。大型でも5万円以下で販売されているため、とてもお得に購入できておすすめです。
管理機と耕運機の違い
混同されやすい農機具に、耕運機があります。まずは耕運機と管理機の違いや、特徴について確認していきましょう。
耕運機は手で押しながら作業を行う二輪の農業機械です。田んぼや畑の土を耕す耕耘作業に使うもので、鍬を使うときと比べて各段に作業効率をアップさせてくれます。最近では、アタッチメントを取り替えると、耕耘作業以外にも畝立てや中耕など、さまざまな農作業に使えるタイプも多く発売されています。
家庭用ミニ耕運機の特徴や選び方については、別の記事で詳しく紹介しています。家庭菜園初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
管理機の選び方
ここでは、管理機を購入する際の選び方を紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
ロータリーの位置
畑を耕す際に必要なロータリーが、どこについているかタイプが分かれます。
特徴や使い方に応じて、自分の作業に適したものを選んでください。
車軸ロータリータイプ
車軸ロータリータイプは、ロータリーが車軸に直接付いているものです。コンパクトなので、価格も比較的に安く、細かな作業も快適にできます。また、狭い収納スペースでも収納できるので、置き場所に困りません。
しかし、ロータリー自体がタイヤの役割をしているため、移動がしづらいため畑までの距離が遠い場合は、使いづらい可能性があります。
フロントロータリータイプ
フロントロータリータイプは、機体の前方にロータリーが付いているため、畑の隅から隅まで耕せる管理機です。また、機体の前方にあるため足を巻き込む心配がないので、安全に利用できます。
エンジンの重さがロータリーに伝わりづらく、食い込みが弱いですが、軽く動かせるので、旋回や方向転換は簡単にできます。
リアロータリータイプ
リアロータリータイプは、機体の後方にロータリーが付いているため、エンジンの重さがロータリーに伝わりやすく深く食い込みます。そのため、安定的に深く耕せます。また、前方についているタイヤがロータリーを引っ張ってくれるので、直進性が非常によいです。
しかし、ロータリーが機体の後方部分に付いているため、足との距離が近くなるので、巻き込まれる可能性があります。購入する際は、安全対策がしっかりとされているのか、確認するのがポイントです。
畑の規模
畑の広さに応じた母力を選ぶ必要があります。馬力が大きくなる分、耕幅も大きくなる傾向にあります。
ここでは、畑の面積に応じて、必要な馬力の目安を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- ~30坪:2~3馬力
- 30~100坪:3~4馬力
- 100~120坪:4~5馬力
- 120坪~:5馬力~
燃料
管理機の動力は、ガソリン・電気・ガスなどがあります。ガソリンに比べて、電気やガスは力が弱くなるので、大型の機体はガソリンを使ったものが多くなります。
ガソリン
管理機はガソリンエンジンを搭載している機種が一般的です。なかでもほとんどがガソリンだけを使用する「4サイクルエンジン」ですが、ガソリンと専用オイルの混合燃料を使用する「2サイクルエンジン」も発売されています。
ガソリンエンジンは重さがあり馬力が高いのが特徴です。固い畑の土もしっかり砕く馬力の強さが魅力ですが、エンジン音が大きいというデメリットもあります。とくに2サイクルエンジンのエンジン音は大きいため、畑が住宅街近くにあるなど、使用場所によっては使う時間帯に気をつけたほうがよいでしょう。
ガソリンは、ガソリンスタンドに携行缶を持ち込んで購入しなければなりません。メンテナンスのためにキャブレターからガソリンを抜くなどの作業も必要です。
混合ガソリンの作り方・配合比率などは別記事を参考にしてみてください。
電気
バッテリー式の耕耘機は、充電したバッテリーを動力にして動くタイプです。エンジン音が静かで作業中の騒音が出ない、振動が少ないなどのメリットがあります。バッテリー式は作業可能時間がそれほど長くないため、作業時間が長いときには予備のバッテリーも必要になるでしょう。
電気式はガソリン式よりもパワーが劣りますが、排気ガスが出ないため環境に優しいというメリットがあります。
ガス
家庭用のカセットコンロ用ガスボンベを使用するのがガス式です。カセットコンロ用のガスボンベはガソリンや軽油よりも簡単に購入でき持ち運びが楽なので、手軽に使えると人気があります。1缶で1時間ほどの作業が可能ですが、ガソリンなどに比べると使用可能時間が短くパワーが足りないといったデメリットもあります。
ガス式はガソリンエンジンよりは作業音が静かですが、エンジン音は比較的大きいタイプといえるでしょう。保管時にエンジン内のガソリンやエンジンオイルを抜く必要がなく、メンテナンスは比較的簡単です。
作業する用途
管理機は、土の管理や維持だけでなく、アタッチメントを連結させると様々な作業が可能になります。機種によっては、連結できないものもあるため、購入する際は、自分が作業したいアタッチメントが使えるのかも選ぶポイントになります。
畝立て
畝立ては、土を水はけや日当たり良くする作業です。畝を作ると、栽培場所と通路に区別され、管理もしやすくなります。
中耕
中耕は、固くなった土を耕し、周りの土を柔らかくする作業です。中耕をすることで、水はけや通気性がよくなり、生育をよくします。
除草
スパイラルローターを付けると、畑の表面に生えた雑草を刈り取ります。取り替えるだけで草刈りもできるので、便利です。
マルチ張り
管理機にマルチャーを付けると、簡単にマルチを張れるようになります。マルチには、防草効果や保温効果があり、苗の根付きがよくなります。
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まとめ
管理機はトラクターや耕運機を使用したあとに、土を管理する農機具です。アタッチメントを取り替えて管理以外の作業以外の畝立てなど、さまざまな作業に使えるものもあり、一つあると農作業が格段に進めやすくなります。
管理機はしっかりメンテナンスを行っていれば10年、20年と使い続けられるため、購入時の費用を抑えたいというときには中古での購入もおすすめです。より多くの情報を集めて、希望通りの使いやすい耕運機を見つけましょう。