シロアリが大量発生したらどうする?原因と対策、羽アリの見分け方を解説

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シロアリが大量に発生してしまったらどうするかを解説します。

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

庭だけではなく、家の中でもシロアリは大量発生することがあります。特に、羽アリを見かけることは多いかもしれません。

羽アリが全てシロアリということではなく、害のないクロアリの場合もあります。もし、シロアリだった場合は、すでに家に被害が出ている可能性もあり、駆除や予防が必要になるかもしれません。

しかし、実際に羽アリやシロアリが大量発生した場合、自分では判断に困るでしょう。そこで、この記事ではシロアリや羽アリが大量発生した場合の原因と対策を解説し、駆除や予防を依頼する際のおすすめ業者もご紹介していきます。

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シロアリかどうかを確認するには

シロアリとクロアリの見分け方を写真で説明

まずは、大量発生しているのがシロアリかどうかを確認しましょう。

シロアリの見分け方のポイント

  • 体色・・・羽なしのシロアリは乳白色や黄褐色。羽アリになると黒っぽくなるので注意
  • 体型・・・シロアリにはくびれが無い
  • 羽・・・シロアリの羽は4枚全てが同じ大きさ

形で見分ける

まずは形をしっかりと確認してください。

通常個体の見分け方

一般的なアリとシロアリとの大きな違いは、体節の形状です。一般的なアリは各体節の接合部分がくびれているのに対して、シロアリはくびれが無く寸胴型をしています。

触角の形状も異なり、一般的なアリではくの字型をしていますが、シロアリは真っ直ぐでよく見ると数珠状になっています。

羽アリの見分け方

羽アリになると、シロアリも体色が黒っぽく変化するため、クロアリなどの一般的なアリと混同してしまうことがあるかもしれません。

羽アリの見分け方は、4枚ある翅の前後の大きさです。クロアリは前翅よりも後翅が小さくなっていますが、シロアリは前後ともに同じ形状・同じ大きさです。

羽が落ちているかどうか

羽ありの中でも、シロアリは羽が落ちやすい種類です。そのため、羽アリが大量発生した場所に羽が落ちていないか確認してみてください。

もし落ちている羽の量が多かった場合、シロアリを疑ったほうが良いかもしれません。反対に羽がほとんど落ちていない場合、害の少ないクロアリの可能性が高くなります。

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シロアリ被害の詳しい見分け方は、こちらの記事を参考にしてください。

シロアリが大量発生する原因

続いて、シロアリの羽アリが大量発生する原因を解説していきます。

巣がある

まず、家の中や近くにシロアリの巣がある場合です。巣を形成しているシロアリは一種類ではなく、女王アリや働きアリなど、いくつかの階級に分かれています。

巣の中のシロアリが増え続けた場合、2番手に位置する副女王アリを中心に新しい巣を探して移動します。これが羽アリの大量発生する原因のひとつです。

また、羽アリになって巣を飛び立ったからといって、全てのシロアリが家からいなくなるわけではありません。あくまで一部のシロアリが飛び立っただけのため、大部分のシロアリは家へ被害を与え続けます。

光に集まっている

羽アリは光に集まる習性があり、単純に家の明かりに寄ってきている場合があります。家の外側で発生するため、窓や玄関のライトなどに集まることが多いでしょう。

また、家の窓を開けていたり隙間がある場合、室内に侵入してくることも少なくありません。こういった場合、発生している場所は家の外ですが、羽アリが飛んできたことで新たに自宅へ巣を作る可能性もあります。

そのため、外だからと油断せず、羽ありの種類はしっかりと確認しておきましょう。シロアリであれば、駆除や予防が必要になってきます。

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シロアリの予防方法は、こちらの記事を参考にしてください。

シロアリの種類と発生しやすい時期

日本だけでもシロアリは20種類ほど確認されていますが、ここでは被害の多い3種類に絞って解説していきます。また、発生しやすい時期も解説するため、大量発生している羽アリとも比べてみてください。

シロアリの種類と大量発生しやすい時期・場所

種類 大量発生しやすい時期 主な生息地 羽アリの体色
ヤマト
シロアリ
4~5月
朝〜昼
全国
北海道東北部を除く
イエ
シロアリ
5~7月
夕方〜夜
関東南部以南
沿岸部に多い
茶褐色
アメリカ
カンザイ
シロアリ
7〜10月
昼〜夕方
南東北〜沖縄で確認
局所的に分布
黄色・半透明

ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは日本で最も多くみられる種類で、北海道の北部を除く日本全土に分布しています。羽アリが発生しやすい時期は4月から5月と短いですが、比較的寒さにも暑さにも強い種類になるため、家の中ではほぼ年中活動しています。

湿った木材を好むことから、梅雨時期などは特に注意が必要です。合わせて、水回りなど、湿気の多い場所の被害に要注意です。

ヤマトシロアリは木材を食べるスピードが早いことも特徴で、一度被害が始まると家の傷みは急速に進んでしまいます。

イエシロアリ

イエシロアリは暖かい地域に生息しており、ヤマトシロアリよりも狭い分布です。主な生息地は千葉県より西で、南側の海沿いを中心に発生が確認されています。

被害数だけで見るとヤマトシロアリのほうが多いものの、これは単純に分布している範囲が広いからです。実際にはイエシロアリはシロアリの中でも被害が拡大しやすいと言われており、注意が必要な種類です。

まず、巣の中に生息するシロアリの数が最大で100万匹ほどと非常に多く、ヤマトシロアリの100倍近くの数になることも少なくありません。また、数が多い分巣を作る範囲も広く、こちらも最大ではヤマトシロアリの100倍ほどです。

羽アリが発生しやすいのは6月から7月の暖かい時期で、夕方以降に多くなります。暖かい地域を好むものの、冬場でも6度ほどの気温があれば活動するため、年中油断はできません。

アメリカカンザイシロアリ

アメリカカンザイシロアリは外来種のシロアリです。輸入家具などと一緒に国内に持ち込まれていると考えられています。

前述した2種類とは特徴が異なり、乾いた木材を好んで食べます。食害するスピードは先に解説した2種類よりも遅く、被害に気づくのが遅くなる傾向です。

発生する数は少なめですが、アメリカカンザイシロアリは他の種類のように蟻道を作らず直接木材の中に巣を作ることから発見しにくい種類です。分布している地域も宮城県あたりから沖縄までと広く、生息範囲は広がり続けています。

今後は温暖化で日本全体の気温が上がるほど、さらに北にも生息域を広げていく可能性があります。羽アリが大量発生しやすいのは6月から10月ごろと範囲は広めです。

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シロアリの発生時期についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

▷こちらの記事ではシロアリの初期症状について詳しくまとめています。

シロアリが大量発生した場合の対処法

シロアリや羽アリが大量発生した場合、自分で殺虫剤などを使用して駆除を考えるかもしれません。しかし、間違った方法を行うと被害が拡大する恐れがあるため、注意が必要です。

この項目では、シロアリや羽アリが大量発生した場合の対処法を解説していきます。

業者に依頼する

一番の対処法は、シロアリ駆除を行なっている業者へ依頼することです。業者であれば適切な駆除や予防が可能であり、羽アリがシロアリかクロアリか、駆除が可能かどうかも判断できます。

ただし、当然ですが業者へ依頼した場合は費用が発生することも考えておきましょう。特にシロアリ駆除は高額になることも多く、家計の負担になることも少なくありません。

それでも的確な判断ができる点から、一番の対処法と言えます。また、多くの業者は現地調査や見積もりを無料で行なっているため、まずは話だけ聞いてみるのもおすすめです。

>シロアリ駆除費用の相場が知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

掃除機を使う

自分でとりあえずの対処を行う場合、掃除機を使った方法があります。羽アリはそもそも強い虫ではないため、掃除機で吸い込むだけで死んでしまいます。

羽アリを掃除機で吸い込む場合は、紙パックをそのまま捨てられるタイプの掃除機を使用してください。

サイクロン式はおすすめしません。ゴミを捨てる際に羽アリが舞ってしまうのもありますが、部品の内部まで入り込んでしまい後片付けが大変になります。

テープを使う

掃除機を使いにくい環境であれば、粘着テープの使用がおすすめです。羽アリは動きが俊敏ではなく、粘着テープでも十分に駆除できます。

粘着テープで貼り付けてそのままゴミ箱に捨てるだけでも良いですが、できれば小分けにした袋に入れましょう。しっかりと張り付いていない羽アリはゴミ箱から出てくる可能性もあるため、再発を防止するのであれば密閉してください。

殺虫剤の使用は控える

羽アリを見つけた時、多くの方は手軽な殺虫剤をスプレーしてしまいます。しかし、これは大量に発生している羽アリには逆効果で、見えない部分まで逃げ込まれる可能性が高まります。

殺虫剤は虫を殺す成分だけではなく、寄せ付けない成分も含まれています。そのため、羽アリが家の狭い場所へ逃げてしまうかもしれません。

大量発生しているからこそ殺虫剤での駆除は難しくなり、余計に被害を拡大してしまう可能性もあります。

▷こちらの記事ではシロアリ対策に使える薬剤を紹介しています。

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シロアリの駆除方法についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

シロアリが大量発生した場合におすすめの駆除業者

この項目では、シロアリや羽アリが大量に発生した時におすすめの駆除業者をご紹介します。もし羽アリがシロアリだった場合はすでに被害が拡大している可能性もあるため、無理をせずに業者へ依頼しましょう。

料金(税込) 対応地域 現地調査費用 再発保証
シロアリ110番 1,320円/㎡ 全国 無料 最長5年
アットレスキュー 4,500円〜 ・神奈川県・埼玉県・東京都・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県・京都府 無料 最長5年
ホームレスキュー 要見積もり ・兵庫県・京都府・滋賀県・大阪府・奈良県・和歌山県・群馬県・栃木県・茨城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・岐阜県・三重県・愛知県・静岡県・長崎県・佐賀県・福岡県・大分県・熊本県・宮崎県・鹿児島県 無料 最長10年
害虫退治屋さん 1,200円/㎡ ・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県 無料 最長10年
ムシプロテック 4,400円/1坪〜 全国 無料 要問い合わせ

シロアリ110番

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サービス名 シロアリ110番
料金(税込) 1,320円/㎡
※66㎡以下は一律88,000円
対応エリア 全国
対応可能な
害虫の種類
シロアリ
見積もり料金 無料
支払い方法 要確認
保証期間 5年(作業内容・加盟店による)

シロアリ110番はわかりやすい料金設定になっており、実際の口コミでも料金の相違は見られませんでした。駆除・予防施工にかかる費用がコミコミで1平米あたり1,320円(税込)という価格帯は相場から見ても安く、かといって作業がしっかりしていないということもありません。

直営ではないものの、全国に加盟店を作る形で対応しており、どこに住んでいても依頼できます。また、見積もりや現地調査が無料なだけではなく、見積もり後のキャンセルも可能です。

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アットレスキュー

アットレスキュー

サービス名 ジャパン・アット・レスキュー
料金(税込) 4,500円〜
対応エリア 神奈川、埼玉、東京(一部を省く)、千葉(一部を省く)、栃木(一部を省く)、愛知、岐阜、静岡、三重、大阪、京、兵庫、奈良、滋賀、和歌山北部、福岡
対応可能な
害虫の種類
ハチ・シロアリ・ノミ・ダニ・ゴキブリ
見積もり料金 無料
支払い方法 クレジットカード対応
保証期間 最長10年

アットレスキューは関東と関西、東海地方を中心に駆除を行っている業者です。全国には対応していないものの、代理店などを利用しない自社一貫の体制が好評です。

また、全て自社で完結することから見積もりと施工時の料金が違うといったトラブルもありません。料金も不要な中間手数料を省くことで低く抑えており、業者に依頼するハードルを下げています。

現地調査や見積もりは無料で行っているため、対応エリアであれば依頼してみてはいかがでしょうか。

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ホームレスキュー

サービス名 ホームレスキュー
料金(税込) 8,000円〜
対応エリア 関東・関西・東海・九州
対応可能な
害虫の種類
シロアリ・ハチ・その他
見積もり料金 無料エリアあり
(ホームページに記載)
支払い方法 要確認
保証期間 最長10年

ホームレスキューは対応範囲が広くはないものの、その分、地域密着型の迅速な作業が魅力です。対応地域であれば最短30分で駆けつけてくれるなど、急な羽アリの大量発生で困っても安心です。

さらに再発保証は最長で10年間あり、もしもの場合も余分な費用がかかりません。

\ 関西エリアの方におすすめ!/
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害虫退治屋さん

害虫退治屋さん

サービス名 害虫退治屋さん
料金(税込) 8,000円〜
対応エリア 東京、神奈川、千葉、埼玉
対応可能な
害虫の種類
ハチ・シロアリ・ゴキブリ・アリ・ダニ・ノミ・トコジラミ・ムカデ・その他
見積もり料金 無料
支払い方法 クレジットカード対応
保証期間 最長10年

害虫退治屋さんは全国対応ではないものの、比較的広いエリアに対応しています。対応は連絡から最短で15分と他社よりも圧倒的に早く、虫が苦手で、すぐに解決したい方におすすめです。

さらに1匹から駆除可能ということもあり、大量発生ではなくても対応してもらえます。現地調査と見積もりが無料なだけではなく、保証も最長で10年ついています。

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ムシプロテック

ムシプロテック

サービス名 害虫駆除専門 ムシプロテック
料金(税込) 4,400円〜
対応エリア 全国
対応可能な
害虫の種類
ゴキブリ、ダニ・ノミ・シロアリ・ハチ・毛虫・ナメクジ・ハエ・キクイムシ・その他
見積もり料金 無料
支払い方法 現金、クレジットカード
保証期間 要確認

ムシプロテックは全国に対応しており、問い合わせには24時間対応しています。また、受け付けを完了してから24時間以内にはスタッフが現地調査に来てくれるなど、全国対応ながら早い対応が魅力です。

見積もり後は追加料金もなく、必要なのは見積もり時に提示される金額のみです。徹底した自社一貫という部分から、安心して依頼できる業者と言えます。

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▷こちらの記事ではシロアリ駆除業者のおすすめランキングを紹介しています。

まとめ

羽アリはシロアリの可能性が高く、放置しておくのは危険です。まずはこの記事を参考にシロアリかどうかを特定し、対策をしてください。

羽アリ自体は自分でも駆除可能ですが、羽アリがいるということはシロアリも近くに潜んでいます。シロアリの完全駆除は難しく、素人にはまずできません。

また、虫が苦手な方も業者の利用をおすすめします。業者であればシロアリかの判断だけではなく、完全な駆除が可能です。