農閑期の意味は?農閑期の仕事や過ごし方からおすすめの副業まで紹介!

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農閑期

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「農家は農閑期がある」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
しかし「農閑期って何のこと?」「農閑期は農家は何をしているの?」と今いちピンときていない方もいるでしょう。

今回は、農業の農閑期の意味や時期、農閑期の過ごし方や仕事・副業についてまで紹介します。
農閑期の副業について知りたい農家の方はもちろん、これから農業を志す人は要チェックですよ。

農閑期の意味は?

雪 ビニールハウス

まず農閑期とは、どのような意味なのか確認してみましょう。

農繁期の反対は農閑期

農閑期とは農作業をすることが少なく、1年のうちでひまな時期のことを指します。
逆に収穫の時期など作業が多い時期のことを「農繁期」と言います。

人が集まらなく商売が流行っていない様子を「閑古鳥が鳴く」と言いますよね。
農閑期の「閑」の字は「閑古鳥」にも使われています。
ひっそりと落ち着いている様子を想像すれば、農閑期をイメージしやすいのではないでしょうか。

農閑期はいつ?

では、農業の農閑期とは具体的にいつ頃でしょうか。
「農閑期なんてない!」という農家も多いですが、一般的に農閑期は冬だとされています。

暖かい時期は作物が成長するので、植え付けや雑草取り、そして収穫や出荷に追われます。
いっぽう冬の時期は作物が育たないので、何も植え付けをせず、次の季節の準備をしたり土作りをする農家も多いのです。
まったく仕事をしないわけではありませんが、夏の時期に比べると農作業の量が減るため農閑期だと言われているんですよ。

果樹農園は農閑期ができやすい

米や野菜などを育てている農家は、農閑期といえども作業があることがほとんど。
冬の間は作物が成長しにくいので、夏に比べると少し落ち着いているため農閑期と考えている人もいるようです。

いっぽう果樹農園の場合は、冬の剪定が終われば完全に仕事をストップさせて農閑期に入ることも。
とくにブドウ農家は農閑期の時期はほとんど作業をせず、副業をしている人も多いようです。

農閑期のときの仕事はどうする?

電卓 パソコン

農作業の量が減る農閑期。
「仕事が多い時期はバリバリ働いて、仕事がない時期は何もせずゆっくり過ごす」とするのは理想のようにも思いますが、何もしないのは焦りや不安も生まれます。
農繁期の疲れを癒やした後は、仕事をしている農家も多いんですよ。
では、農閑期の時期に農家は何をしているのでしょうか。

農繁期にできない作業をする

農閑期と言ってもまったく仕事をしないのではなく、農繁期にできない作業をする人が多数。
重要度は高いけれど緊急度は高くない仕事は、ついつい後回しにしてしまいますよね。
壊れたものを修理したり、経理や事務作業をしたり…農繁期にはできないことを農閑期にしている人も多いんです。

また、農機の整備やメンテナンスをしたり、肥料のストックを作ったりなど来年に向けての準備をする人も。
その他、勉強会やセミナーに参加するなど農業の技術向上に務める人も多く、アグレッシブに活動しています。
農閑期は多少は落ち着いて作業できるものの、農家は1年を通して忙しいということがわかりますね。

副業をする

農閑期は事務作業などすることはあるものの、作物が作れないため収益を得られなくなってしまいます。
そのため、別の仕事をして収入を作る人も多数。
農協でアルバイトをしたり、ライスセンターで働いたりと本業に近い仕事をする人も。
近い職業の人たちが集まっているので農業仲間ができたり、情報交換ができたりとメリットも多いのです。

また、冬の時期にはスキー場でリゾートバイトをする人も。
長期間泊まり込みで行うバイトのため、高収入なこともポイントです。
リゾート地にはホテルやカフェ・レストランも併設されているため、自分が作った農産物を取り扱ってもらったり、商品を作っている場合はお土産品として取扱してもらうように営業をしている人もいるようです。
その他どのような副業をしているのかは、後で詳しく説明しますね。

農閑期を作らないようにしている農家も多い

先ほども説明したように、農閑期にはどうしても収入が落ちてしまいます。
収入が落ちることを防ぐため、冬の時期でも収穫できる作物を栽培することで、農閑期を作らないようにしている農家も多いんです。

また西日本の暖かい地域では、一年中収穫できるため農閑期を作りにくい傾向にあります。
冬だからといって休むのではなく、どんな作物なら作れるのかと考えて作付けしている人が多んですよ。
もちろん農閑期の時期に旅行をしたり、長期間の休みを取る人もいますが、冬の時期は何もできないとダラダラしてしまうのではなく、一年中仕事ができることを見つけて働いているのです。

農閑期におすすめの副業は?

スキー場

先ほど農閑期には副業をする人が多いと説明しましたが、実際にどのような副業をしている人が多いのでしょうか。

アルバイトをする

農閑期の副業は「アルバイト」をすることが一般的です。
農協や、自分が作っている作物に関係する仕事をしている人が多数。
ある程度の知識があるため、働きやすいことがメリットです。

また、リゾートバイトなどの短期間に集中して働けるアルバイトも人気です。
冬の間だけしか行われないアルバイトのため、他の季節は働きにくい農家にとっても応募しやすいですよね。

そのほかには、冬の間も人手が必要な農家にアルバイトに行ったり、短期間OKのアルバイトをする人も。
「短期間だけ雇ってもらうのは気が引ける…」という方でも、毎年同じ時期に働けることを伝えると意外と雇ってもらえることもあります。
短期間だけでも人手が欲しいお店も多いので、働きたい場所がある場合は問い合わせをしてみることがおすすめですよ。

フリーランスとして在宅ワークをする

「農閑期といえども毎日やることはあるし、アルバイトに行って時間拘束されるのは厳しい」という方は、フリーランスとして在宅ワークをすることも。
データ入力やライターなどの仕事は、ネットから探すことも可能です。
単発で仕事を受けられるので、自分のスケジュールに合わせて仕事量を調節できます。
続けることでキャリアを作っていくこともできるので、農業以外の仕事も持っておきたい人にもおすすめです。

パソコンとインターネット環境だけあれば、すぐに挑戦できるので手軽に始められますよ。
まずはフリーランサーと仕事を発注したい企業をマッチングするサイト、「ランサーズ」や「クラウドワークス」などのクラウドソーシングサービスから仕事を見つけてみてはいかがでしょうか。

ランサーズ

クラウドワーク

ワークショップを開催する

農閑期でも「農業に関する仕事をしたい」という方に人気なのはワークショップやセミナーの開催です。
農業に関するワークショップだけでなく、料理教室や体験教室などを企画して行っている人も。

また、セミナーや勉強会などを開いて副業にしている人もいます。
地元の人や学校などと協力して行ったり、SNSから集客するなど工夫してみましょう。

農閑期の過ごし方が収入の分かれ目

電卓 お金 通帳

農家にとって農閑期という概念はそれほどなく、一年中仕事をしていることがわかったのではないでしょうか。
農閑期をどのように過ごすのかが、収入の分かれ目になります。
アルバイトをして稼ぐのか、他の仕事でキャリアを作るのか、勉強やセミナーに参加してみるのか…。数年後の自分を想像して、理想に近づけるように農閑期の時間を投資してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

農閑期の仕事や過ごし方について紹介しました。
農家にとって冬の農閑期は一番暇な時期ではありますが、その時期が収入の分かれ目となります。
農繁期にできない作業をしたり、副業やアルバイト、冬の時期でも収穫できる作物を栽培したりと、一年中できることを見つけて働いています。
ぜひ農閑期を上手に生かして、次のステップアップにつなげてみてください。