【初心者向け】家庭菜園におすすめの野菜15選|失敗しない選び方やコツを解説
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収穫したての野菜をその場で味わえる「家庭菜園」。栽培の経験がゼロでも、初心者に適した野菜を選べば、失敗なしで野菜栽培を楽しめます。
しかし、家庭菜園で育てられる野菜は非常にたくさんあるため「どれを選べばいいか分からない」という人は多いのではないでしょうか?
本記事では、家庭菜園初心者向けに、おすすめの野菜や失敗しない選び方、はじめ方や注意点などを、元種苗メーカー勤務の筆者が解説いたします。
目次
家庭菜園初心者におすすめの野菜15選【季節別】
それではさっそく、家庭菜園初心者におすすめの野菜を「春夏」「秋冬」「通年」の時期ごとに、5つずつ紹介します。
それぞれ、適した栽培場所や種まき・植え付け時期、収穫までの日数などを記載していますので、育てる野菜を決める際にはぜひ参考にしてください。
春夏栽培向きのおすすめ野菜5選
春から夏にかけて育てる野菜で、家庭菜園初心者にもおすすめできるのは以下の5つです。
1:ミニトマト
おすすめ栽培場所 | 庭・ベランダ |
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植え付け時期 | 4〜5月 |
収穫日数 | 40〜50日 |
こちらの記事では、ミニトマトの育て方や注意点を解説しています。ミニトマトの栽培に興味がある方は参考にしてください。
2:ナス
おすすめ栽培場所 | 庭・ベランダ |
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植え付け時期 | 4〜5月 |
収穫日数 | 40〜50日 |
3:ゴーヤ
おすすめ栽培場所 | 庭・ベランダ |
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植え付け時期 | 5〜6月 |
収穫日数 | 60〜70日 |
4:オクラ
おすすめ栽培場所 | 庭・ベランダ |
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植え付け時期 | 5月 |
収穫日数 | 60〜70日 |
5:ピーマン
おすすめ栽培場所 | 庭・ベランダ |
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植え付け時期 | 5〜6月 |
収穫日数 | 30〜40日 |
秋冬栽培向きのおすすめ野菜5選
>秋から冬にかけて育てる野菜で、家庭菜園初心者にもおすすめできるのは以下の5つです。
1:カブ
おすすめ栽培場所 | ベランダ・キッチン |
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種まき時期 | 9~10月 |
収穫日数 | 40〜50日 |
2:ミズナ
おすすめ栽培場所 | ベランダ・キッチン |
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種まき時期 | 9~10月 |
収穫日数 | 40〜50日 |
3:シュンギク
おすすめ栽培場所 | ベランダ・キッチン |
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種まき時期 | 9~10月 |
収穫日数 | 40〜50日 |
4:ジャガイモ
おすすめ栽培場所 | 庭 |
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植え付け時期 | 8〜9月 |
収穫日数 | 90〜100日 |
5:タマネギ
おすすめ栽培場所 | 庭・ベランダ |
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植え付け時期 | 11〜12月 |
収穫日数 | 約半年 |
通年栽培できるおすすめ野菜5選
1年中通して栽培できる野菜で、家庭菜園初心者にもおすすめできるのは以下の5つです。
1:コマツナ
おすすめ栽培場所 | ベランダ・キッチン |
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種まき時期 | 3〜10月 |
収穫日数 | 30〜40日 |
2:ホウレンソウ
おすすめ栽培場所 | ベランダ・キッチン |
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種まき時期 | 3〜10月 |
収穫日数 | 40〜50日 |
3:ルッコラ
おすすめ栽培場所 | ベランダ・キッチン |
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種まき時期 | 4〜10月 |
収穫日数 | 40〜50日 |
4:ベビーリーフ
おすすめ栽培場所 | ベランダ・キッチン |
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種まき時期 | 3〜11月 |
収穫日数 | 20〜40日 |
5:ラディッシュ
おすすめ栽培場所 | ベランダ・キッチン |
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種まき時期 | 3〜11月 |
収穫日数 | 20〜30日 |
こちらの記事では、家庭菜園初心者でも簡単にプランター栽培を始められるような手軽に育てられる野菜を紹介しています。参考にしてください。
家庭菜園で栽培する野菜の失敗しない選び方
いざ家庭菜園をするとなると「選択肢が多すぎて育てる野菜が決められない」という人は多いのではないでしょうか?
もちろん単純な好みで決めてもよいですが、はじめての家庭菜園で失敗しないためにも、まずは下記3つを基準に選ぶことをおすすめします。
- 栽培する時期
- 栽培する場所
- 栽培の難易度
ぜひ前述したおすすめ野菜と合わせて参考にし、育てる野菜を決めてみてください。
栽培する時期で選ぶ
野菜はそれぞれ生育に適した温度があり、それによって栽培に適した時期も異なります。野菜栽培の時期は、大きく分けて以下の3通りです。
- 春夏栽培
- 秋冬栽培
- 通年栽培
栽培時期が合致していないと、発芽や生育に失敗したり枯れてしまったりと、収穫までいかない場合がほとんど。そのため、最初に野菜ごとの栽培時期を確認し、いま現在の時期に適したものを選びましょう。
栽培する場所で選ぶ
家庭菜園をする場所は、大きく分けて下記の3種類があり、それぞれ少しずつ異なる特徴をもっています。
栽培場所 | 特徴 |
---|---|
キッチン(室内栽培) | ・小スペース ・手間がかからない ・土を使わない栽培もできる ・日照不足になりやすい ・収穫量が少ない |
ベランダ(プランター栽培) | ・小〜中スペースでできる ・手間がかからない ・日当たりに合わせて移動できる ・収穫量がやや少ない ・水やりが頻繁に必要 |
庭・畑(地植え栽培) | ・野菜を大きく育てられる ・水やりがあまり必要ない ・収穫量が多い ・比較的手間がかかる ・ある程度広いスペースが必要 ・病害虫が発生しやすい |
生育に必要な日照条件や土の深さは野菜によって異なるため、その野菜にあった場所で栽培することが非常に大切です。
ただし庭や畑での栽培は、より本格的な栽培になり少し難易度が上がるため、初心者にはキッチンもしくはベランダでの栽培をおすすめします。
培養土の選び方やおすすめ商品は、下記の記事で詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。
栽培の難易度で選ぶ
栽培する時期や場所の次点として、野菜を栽培する難易度も大切なポイントです。いきなり難易度の高い野菜に挑戦して、やる気をなくしてしまうのは非常にもったいないですよね。
栽培難易度は、野菜の種類や品種、個人の感覚によってかなりの差が出るので、初心者は一般的に「栽培が簡単」とされている野菜・品種の中から選ぶようにしましょう。
本記事で上述した野菜はすべて、栽培が比較的簡単とされている野菜です。初心者でも失敗しにくい野菜ですので、その中から選べば問題ありません。
【初心者向け】家庭菜園で基本のはじめ方・育て方
ここでは、庭の畑や花壇での家庭菜園を想定し、基本的なはじめ方・育て方を解説します。細かい手順は野菜によって異なりますが、基本的に以下の3ステップで行います。
- 必要なものを揃える
- 土作り
- 栽培管理
1:必要なものを揃える
庭での家庭菜園で必要なものは、育てる野菜や季節によっても異なりますが、基本的には以下の通りです。
- スコップ
- レーキ
- 散水ホース・ジョウロ
- 堆肥・苦土石灰・肥料
- 野菜の種または苗
- 育苗ポット(種から育てる場合)
- 育苗用培養土(種から育てる場合)
野菜を種から育てる場合は、育苗ポットと育苗用培養土が別途必要になるので要注意です。
また、育てる野菜によっては、特別な道具などが追加で必要な場合もあります。野菜ごとの詳しい栽培方法を確認のうえ、臨機応変に準備しましょう。
2:土作り
土作りは、庭や畑での家庭菜園においてもっとも重要な工程です。よい土を作ることが、よい野菜を栽培・収穫することにつながるため、しっかり準備していきましょう。土作りの手順は、以下の3ステップです。
- 植え付け2週間以上前に堆肥・苦土石灰を入れてよく耕す
- 植え付け1週間前になったら元肥を入れて再びよく耕す
- 野菜の栽培方法に沿って畝を立てて土作り完了
なお、施肥量や畝の幅・高さは野菜によって異なるため、野菜それぞれの栽培方法をご確認ください。
また、土作りについては、下記の記事でさらに詳しく解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。
3:栽培管理
土作りのあとは、いよいよ本格的な栽培管理に移っていきます。特別な管理が必要な野菜もありますが、庭での家庭菜園では以下の作業が基本となります。
- 種まき
- 育苗
- 植え付け
- 水やり
- 追肥
- 除草
- 病害虫予防
初心者でも失敗しない!家庭菜園で注意すべきポイント・コツ3つ
ここでは、庭や畑での家庭菜園で、初心者が注意すべきポイントやコツを解説しています。
以下の3点に注意していれば、大きな失敗は避けられますので、しっかりと理解しておきましょう。
種からではなく苗から育てよう
庭や畑での家庭菜園は、ベランダ・キッチン菜園と異なり、種の発芽から植え付けまで間に「育苗」という段階を踏む必要があります。
育苗とは、名前の通り「苗を育てる」作業のこと。育苗期間で、どれだけよい苗を作れたかが、野菜の生育や収穫量、品質などに大きく関わってくるため、非常に大切な工程といえます。
とはいえ、育苗にはかなりの時間と手間がかかり、初心者の場合は難しいと感じる可能性が高いでしょう。庭や畑で野菜栽培をする場合は、種からではなく苗から育てることをおすすめします。
なお、野菜の苗は植え付け時期になるとホームセンターや園芸店などで購入可能です。下記のよい苗の特徴を参考に、できるだけ元気なよい苗を選びましょう。
【よい苗の特徴】
- 茎が太くしっかりしている
- 葉が厚く色が濃い
- 病気やキズがない
水のやりすぎに注意しよう
庭や畑での野菜栽培に失敗する原因として「水のやりすぎ」がよくあげられます。というのも、水をやりすぎると土中の水分量が過剰になり、酸欠で枯れたり腐ったりしてしまうのです。
直接地面に植える庭や畑では、降雨や地中に残った水分で十分に育ちます。そのため、水やりにあまり神経質になる必要はありません。
植え付け1週間は根の活着を促すために毎日水やりをしますが、その後は晴れ続きで土が乾燥している場合のみ水やりをしましょう。
ただし、キッチンやベランダ菜園の場合はその限りではありません。プランターの土表面が乾き次第、たっぷりと水をあげてください。
病害虫・鳥害・悪天候の対策はしっかりと
野菜栽培するうえで欠かせないのが、病害虫や鳥による被害の対策です。手間と時間をかけて育てた野菜を守るためにも、以下のような予防・対策をしっかり行いましょう。
【病害虫対策】
- 防虫・防鳥ネットを張る
- 枯れ葉や雑草を除去する
- 農薬・自然農薬を散布する
- 排水性・通気性を改善する
こちらの記事では、害虫駆除業者のおすすめ18選を紹介しています。必要な費用や業者の選び方も解説しているので参考にしてください。
また、庭や畑での家庭菜園では、天候の影響をもろに受けます。たった1度の台風や大雨で、これまでの苦労が水の泡になる可能性もあるため、しっかりと対策方法を身につけておきましょう。
【悪天候対策】
- 防風ネット・雨よけ資材を張る
- 支柱で野菜を固定する
- 土寄せする
- 土の排水性を改善する
畑を借りて野菜を栽培するなら「シェア畑」
初心者でも家庭菜園を楽しみたい方は、「シェア畑」がおすすめです。
シェア畑なら、初めての野菜作りでも安心なプロのアドバイス付きで、わからない点をサポートしてもらえます。
忙しい方でも「お世話サポートプラン」もあるので、月1~2回の来園でも栽培できます。
季節ごとに種や苗、道具や肥料などが全て農園に揃っているので、すぐにでも始められまよ!
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まとめ
本記事では、家庭菜園初心者向けに、おすすめの野菜や失敗しない選び方、はじめ方や注意点などを解説しました。
家庭菜園をはじめれば、採れたて新鮮な野菜をいつでも食べられ、同時に趣味としての楽しみや節約効果も期待できます。
非常に魅力あふれる活動ですので、ぜひ子どもや家族も一緒にはじめてみてはいかがでしょうか。