【家庭菜園】トマトの栽培方法!初心者・プランターでも失敗しない育て方を解説

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夏野菜の代表格で、家庭菜園の定番として高い人気を誇るトマト。「自宅で栽培した採れたてトマトにかぶりつきたい!」と考えたことがある人も多いのではないでしょうか。

中玉や大玉トマトをプランターで栽培するのは難しいイメージがありますが、しっかりと管理すれば十分に栽培可能です。

本記事では、家庭菜園初心者向けに、トマト栽培の特徴やプランターでの育て方、甘く育てるコツなどを、元種苗メーカー勤務の筆者が解説いたします。

家庭菜園におけるトマト栽培の特徴

トマトは、ナス科・果菜類に分類される緑黄色野菜です。栄養価が非常に高く、特に豊富に含まれているリコピンやビタミンCによる、抗酸化作用や疲労回復効果が期待できます。

ここでは、トマト栽培の基礎となる以下3点を解説します。順番に見ていきましょう。

  • 栽培時期・期間
  • 栽培環境
  • 種類・品種

栽培時期・期間

家庭菜園でのトマトの栽培時期・期間は、以下の通りです。

  • 種まき:2月上旬~3月上旬
  • 植え付け:4月上旬〜5月上旬
  • 収穫:7月上旬〜9月下旬

トマトの育苗期間は約2ヶ月と長く、温度管理も欠かせないため、かなりの時間と手間をかけなければいけません。苗から育てれば、栽培期間を大幅に短縮できるため、少ない株数で栽培する家庭菜園では基本的に購入苗からの栽培をおすすめします。

なお、上記の栽培時期は地域や品種によっても前後するため、上記はあくまでも目安としてお考えください。

栽培環境

  • 発芽適温:25〜30℃
  • 生育適温:25〜28℃
  • 適正pH:6.0〜6.5

トマトの生育適温は25〜28℃、原産地である南米アンデス高地のように、日当たりがよく、少し乾燥した昼夜の温度差がある気候が最適です。

トマト栽培では「日当たり」と「水分量」が非常に重要です。日照不足だとヒョロヒョロとした株に育ち、収穫量・品質の低下につながります。また、多湿な環境を苦手としており、水はけのよい土でやや乾燥気味に育てると、甘く味のよいトマトに育ちます。

種類・品種

トマトには、大きく分けて「ミニトマト」「中玉トマト」「大玉トマト」の3種類があります。

栽培難易度はミニトマトがもっとも低く、管理が簡単で、たくさん収穫できるため、家庭菜園初心者にはピッタリです。

対して、中玉〜大玉トマトは、ミニトマトと比べると難易度は高くなります。ただし、しっかりと管理すれば、プランター栽培も十分可能です。種類それぞれのおすすめ品種は、下記を参考にしてください。

種類 おすすめ品種
ミニトマト ・アイコ(サカタのタネ)
・千果(タキイ種苗)
中玉トマト ・フルティカ(タキイ種苗)
・レッドオーレ(カネコ種苗)
大玉トマト ・桃太郎(タキイ種苗)
・麗夏(サカタのタネ)

培養土の選び方やおすすめ商品は、下記の記事で詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。

家庭菜園でトマトを甘く育てるコツ・ポイント

トマトを甘く育てるには「日光にしっかり当てる」こと、そして「やや乾燥気味に育てる」ことがポイントです。

日当たりのよい場所に育てるのは前提ですが、徹底した水分管理でやや乾燥気味に育てることは、特に重要なためしっかり理解しておきましょう。具体的には、以下のような工夫が必要です。

  • 排水性のよい培養土を使う
  • 土の表面が乾くまで水やりを控える
  • 雨に当たらない場所で栽培する

プランター栽培は、水分が抜けやすく雨が当たらない場所に移動できるので、乾燥気味に育てるのが地植え栽培よりも簡単です。

ただし、乾燥させすぎてしまうと萎れがなおらなくなる可能性もあるため、水のやらなすぎにも注意してください。慣れないうちは難しいと思うので、無理のない範囲で水分管理をしましょう。

こちらの記事では、ミニトマトの育て方や注意点を解説しています。ミニトマトの栽培に興味がある方は参考にしてください。

家庭菜園でのトマトの育て方・栽培方法【プランター栽培】

ここからは、家庭菜園でのトマトの育て方を詳しく解説していきます。プランター栽培を想定していますので、庭や畑がない方もぜひ参考にしてください。

プランターでのトマト栽培の手順は、以下の8ステップです。

  1. 苗・道具の準備
  2. 植え付け
  3. 支柱立て・誘引
  4. わき芽欠き
  5. 人工受粉
  6. 追肥
  7. 摘果・摘心・葉欠き
  8. 収穫

なお、手順5の人工受粉は、大玉トマトの栽培でのみ行います。ミニトマトや中玉トマトを栽培する方は飛ばして大丈夫です。

1:苗・道具の準備

トマト栽培では、種から育てると非常に時間と手間がかかるため、購入した苗から育てます。苗は植え付け時期の5月頃になると、ホームセンターや園芸店などで購入可能です。

よいトマトを収穫するには、よい苗を使うことが必須条件。下記を参考に、品質の良い苗を選びましょう。

【よいトマト苗の特徴】

  • 茎が太くガッシリしている
  • 葉が硬く濃い色をしている
  • 本葉が7枚以上
  • 花・蕾がついている

また、そのほかに必要なものは以下の通りです。

  • プランター(深さ・幅30cm以上)
  • 鉢底石
  • 野菜用培養土
  • 追肥用肥料
  • 支柱(長さ180cm以上)
  • ジョウロ・散水ホース

プランターは、深さ30cm以上の深型のものを選びましょう。株数の目安は、横幅30cmで1株、横幅60cmで2株です。

また、使用する土は、様々な用土や肥料がブレンドされている野菜用培養土が便利です。栽培に慣れている方なら、野菜に合わせて培養土を自作するのもおすすめですが、初心者にはそのまま使える野菜用培養土をおすすめします。

2:植え付け

プランターを準備し、5月中旬〜下旬頃になったら、購入した苗を植え付けます

プランターの底に、排水性をよくするための鉢底石を敷き、その上に野菜用培養土をプランターの8分目辺りまで入れます。土の表面を平らにならし、たっぷりと水をかけて土全体を湿らせたら、植え付け準備完了です。

苗が入る程度の植え穴を掘り、根鉢を崩さないよう注意しながら植え付けます。このとき、根鉢の表面が地表に出る程度の浅植えにすると、根張りがよくなりスムーズな生育を促せます。

植えたあとは、しっかりと土を寄せて手で軽く転圧、プランターの底から水が出るまでたっぷりと水をやって植え付け完了です。

乾燥を好むトマトですが、植え付けから2週間はまだ根が活着していないため、土の表面が乾いていたらたっぷりと水やりをしましょう。

3:支柱立て・誘引

つぎに支柱立て・誘引を行います。支柱立ては、植え付け直後に立てる「仮支柱」と、草丈30cmほどまで伸びたタイミングで立てる「本支柱」の2回です。

仮支柱は、まだ根付いていない苗を支えるために行います。根に当たらないよう支柱を斜めに差し込み、ヒモなどでゆるめに誘引してください。なお仮支柱は、短めの支柱を用いますが、本支柱を使っても大丈夫です。

草丈が30cmほどまで伸びたら、仮支柱から本支柱に移行します。根を傷めないよう株元から10cmほど離れた位置に支柱をまっすぐ差し込み、茎をヒモで誘引します。その後は、草丈が20cm伸びるごとにしっかりと誘引し、強風などで倒れないようにしましょう。

4:わき芽欠き

わき芽とは、トマトの葉の付け根付近から伸びている芽のことです。わき芽を除去することで、主枝に付く実に養分を集中させ、味や品質を向上させられます。

反対にわき芽をそのままにしておくと、風通しが悪くなって病気になったり、養分が分散して花付き・実付き悪くなったりする原因となります。

そのため、定期的にチェックして、わき芽が伸びていたらすべて摘み取るようにしてください。このとき、ハサミを使うと病気の原因となるため、かならず小さいうちに手で摘み取るようにしましょう。

また、悪天候の日にわき芽欠きをすると、病原菌が侵入するリスクが高まります。かならず晴れた日に行ってください。

5:人工受粉

人工受粉の作業は、大玉トマトの1段目の花房でのみ行います。

トマトは、虫や風などによって自然に受粉しますが、1段目の花房が着果しないと、2段目以降の実付きも非常に悪くなります。そのため、1段目を確実に着果させるために、人工受粉が必要です。

人工授粉は、かならず晴れた日の午前中に行います。具体的なやり方としては、おしべとめしべが付いた花房を軽く指で弾くだけで完了。低温期や高温期の場合、開花した花にホルモン剤を散布するのも有効です。

6:追肥

追肥は、1段目の果実がピンポン玉ほどの大きさになったタイミングで行います。

1株あたり、化成肥料10gを株元にまいてください。それ以降は、様子を見ながら2〜3週間に1回のペースで同量の追肥を行います。

ただし、肥料しすぎると、茎ばかりが生長して実付きが悪くなる「つるぼけ」の症状が出てしまうため注意が必要です。

見極めは難しいですが、葉が内側に丸まっていたり茎が太く葉の色が濃く見えるときは、養分過多である可能性が高いため、その場合は1回休ませてつぎの2週間後に追肥するようにしてください。

7:摘果・摘心・葉欠き

トマトの実がピンポン玉ほどの大きさになる頃に、状態のよい実を1房あたり4〜5つほど残して、残りの果実は摘果します。

それ以上の数を実らせてしまうと、栄養が分散して樹勢が落ち、実が小さくなったり形が悪くなったりする可能性があるからです。

また、トマトの主枝が支柱と同じ高さまで生長したら、生長点を摘心してください。このとき、上部の葉を2〜3枚ほど残しておくと、養分が株全体にまんべんなく行き届きます。

なおこの頃には、株元近くの古い葉はすでに役目を終えています。黄色く枯れてきた葉から欠き取り、風通しをよくしておきましょう。

8:収穫

開花から60日ほどでいよいよ収穫時期となります。

ガクが反り返り、上部まで赤く色付いたものから収穫していきましょう。ヘタの上にある節をねじるだけで簡単に収穫できます。

ぜひ1度、収穫したてのトマトにかぶりついてみてください。自ら栽培した採れたてトマトは格別のおいしさですよ。

なお、収穫遅れは落果や割果の原因となるため、収穫適期を逃さないよう注意しましょう。

こちらの記事では、害虫駆除業者のおすすめ18選を紹介しています。必要な費用や業者の選び方も解説しているので参考にしてください。

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まとめ

家庭菜園初心者向けに、トマト栽培の特徴やプランターでの育て方、甘く育てるコツなどを解説しました。

トマト栽培の最重要ポイントは、日当たりと水分管理の2つです。この2点に注意すれば、家庭菜園初心者でも、非常に甘くておいしいトマトがたくさん収穫できますよ。

ぜひこの記事を参考にトマト栽培に挑戦し、採れたて新鮮なトマトを思う存分堪能してくださいね!

こちらの記事では、家庭菜園初心者でも簡単にプランター栽培を始められるような手軽に育てられる野菜を紹介しています。参考にしてください。