チャタテムシの駆除を徹底解説!どこから発生する?原因と対策方法
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チャタテムシは多湿を好むため、別名「湿気虫」とも呼ばれます。とても小さく、害虫と考えている人は少ないかもしれません。
しかし放っておくと本や畳、壁紙などを食べてしまい、アレルギーを引き起こす可能性もある害虫です。さらにツメダニはチャタテムシをエサにするため、ダニが繁殖する可能性もあります。
人に対して直接的な被害を与えないため、放置することも多いチャタテムシですが、駆除したほうがよいでしょう。
今回の記事では「チャタテムシの駆除方法」を中心に、予防法や徹底駆除したい場合の駆除業者を紹介します。
※チャタテムシの画像はありません。
チャタテムシによる被害
チャタテムシは、人間に対して直接被害を与える虫ではありません。しかし、間接的には被害になる場合もあります。
- アレルギーの原因
- ダニの発生
チャタテムシは様々なものをエサにし、カビも大好物です。カビを多く取り込んでいるチャタテムシが人間の体内に入ると、喘息などのアレルギー症状がでることがあります。
人間の食べ物を餌にすることから、チャタテムシが食品を保管している容器に入っていることも多く、誤飲してしまう可能性は高いです。チャタテムシがついている食品と知らず口に入り、アレルギーの原因となることも珍しくはありません。
チャタテムシを餌にするツメダニにも注意
ツメダニはチャタテムシをエサとして食べます。チャタテムシが大量発生した場合、ツメダニも同様に大量発生しやすいです。
結果として、ツメダニの死骸やフンによるハウスダストを引き起こしたり、刺された場合はかゆみが発生したりする可能性が高いです。
チャタテムシの駆除方法と駆除グッズ
チャタテムシは、自分で駆除も可能な害虫です。駆除方法や市販の駆除グッズを紹介します。
キッチンはアルコールスプレー
キッチンは人間の口に入るものが多いため、殺虫剤など人間に害のある成分を使わないようにしましょう。おすすめはアルコールのスプレーです。
アルコールは人体への害となることはほとんどなく、キッチンでも安心して使用できます。それでも、食品に直接吹き付けるような方法はやめておきましょう。
方法としては、チャタテムシに直接アルコールを噴射し、吹きかけるだけです。チャタテムシは強い害虫ではないので、とても有効です。
ピンポイントで駆除ができるためおすすめです。
ただし、あくまで直接吹き付けるため、見えない部分までは駆除できません。
他の方法と併用する必要があります。徹底駆除を行うのであれば、駆除を専門とする業者へ依頼しましょう。
畳にはエタノール
チャタテムシは湿気を好みカビを食べるため、カビの生えやすい畳の部屋は家全体で見ても発生率の高い場所の1つです。
畳でチャタテムシが発生した場合には、消毒用エタノールを使って原因となっているカビを掃除しましょう。
- カビが生えている部分をブラシなどでこする
- カビが落とせたら掃除機でカビを吸い取る
- エタノールを畳全体に散布する
- 乾いたら乾拭きをして終了
消毒用エタノールはカビの発生を抑制するため、駆除から予防まで最適な方法と言えます。
掃除を行う場合は、カビを吸い込まないようにマスクを着用しましょう。また、エタノールに直接、触れると肌が荒れる人もいるため、ゴム手袋の着用もおすすめします。
本棚の本は天日干し
チャタテムシは、本の接着に使われているのりもエサにします。エタノールは本を傷めてしまう可能性が高く使用できません。
そこで、おすすめの方法は天日干しです。ただ天日干しするわけではなく、本などを黒いビニール袋に密閉して直射日光にあてます。
チャタテムシは70℃以上で死滅するため、袋の中の温度を上昇させて駆除します。
ただし天気がよくなければ袋の中は高温にならないため、気温が高く天気のいい日に行いましょう。本が日焼けする可能性もあるため、大事な本は、1ページずつ確認しながら掃除することをおすすめします。
押入れや家の中はくん煙剤
家の中全体や押し入れといった、奥まった場所のチャタテムシを駆除したい場合にはくん煙剤を使いましょう。バルサンと言えばわかりやすいかもしれません。
チャタテムシはダニと同様の駆除方法で死滅するため、ダニに効果的なバルサンを使えば駆除できます。
注意点としては殺虫成分を家全体に浸透させるため、食品は密閉しておき、ペットは家から連れ出しておくことです。くん煙剤を生き物が吸い込むと、健康被害を引き起こす可能性があるため十分に注意してください。
また、火災報知器が反応したり家電に悪影響を与えることもあるので、カバーなどを徹底しましょう。
殺虫剤での駆除も効果的
アルコール程度で死滅してしまうチャタテムシなので、虫コロリアースやエアゾールなどの殺虫剤でも駆除ができます。
ただし、食品が近くにある場所や小さいお子さんが近くにいる場所での使用は避けた方が無難と言えます。
チャタテムシのように小さい虫の場合、噴射の勢いで吹き飛んでしまうこともあるため、少し離れた場所からスプレーを吹きかけるといいでしょう。
衣類は乾燥機にかける
チャタテムシが衣類についた場合は乾燥機で乾燥させるのが効果的です。乾燥機は温度が60度程でチャタテムシを死滅させるのに十分な温度になります。洗濯乾燥機や布団乾燥機が家にない場合でも、コインランドリーで衣類を乾燥させれば短時間でチャタテムシを駆除できるのでオススメです。
乾燥機を使った駆除方法は、ダニの駆除にも効果的です。
チャタテムシ駆除のおすすめ業者4社
チャタテムシは人間の命に関わるほどの被害を起こさないため、自分での駆除も十分に可能です。
ただし、チャタテムシが侵入している場所は想像以上に多く、駆除しきれないことがほとんどです。
大量発生してしまったときや徹底的に駆除したいときは業者への依頼がおすすめです。
駆除はもちろん、そのあとの清掃や再発防止の施工までしれくれる業者が多数あります。
今回はその中でもおすすめの駆除業者を紹介します。
迷ったらここ!地域密着で低価格の害虫退治屋さん
出典:害虫退治屋さん
料金 | 8,000円(税込)〜 |
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対応エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県 |
保証期間 | 最長10年 |
自社対応 | 自社で一貫作業 |
見積もり | 無料 |
公式サイト | 害虫退治屋さん |
害虫退治屋さんは、早朝や深夜の駆除にも対応している業者です。本州の大部分に対応しており、依頼しやすいのも特徴でしょう。全国に対応しているわけではありませんが、地域密着だからこそ早い対応が可能です。また、仲介を挟まないからこその低価格にも定評があります。
現地調査や見積もりは無料で行なっているため、相見積もりも気軽に依頼できます。依頼した場合、地域によっては即日の対応も可能なので、一刻も早く駆除したい場合にもおすすめの業者です。
その他のおすすめ駆除業者
害虫駆除業者は、害虫退治屋さんだけではありません。また、害虫の駆除を依頼する場合には、相場を知るために相見積もりが基本です。
他にもおすすめの駆除業者を紹介していまうので、ぜひ比較検討してください。
ホームレスキュー
出典:ホームレスキュー
料金 | 8,000円(税込)~ |
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対応エリア | 関東・関西・東海 |
自社対応 | 自社で一貫作業 |
保証期間 | 最長10年 |
見積もり | 無料 |
公式サイト |
ホームレスキューは、「関東・関西・東海」で活動している駆除業者です。害虫だけではなく、害獣の駆除実績も多く持ちます。
大阪府内であれば最短30分で駆けつけてくれる点がホームレスキューの大きな特徴でしょう。地域密着型だからこそできる対応力が強みです。また、実際に駆除を担当するスタッフが見積もりを行うため、内容の相違などによる追加料金の発生はありません。
また現地調査と見積もりは無料で行っているため、まずは相談だけという内容でも問題ありません。もし、再発した場合にも10年間の保証があるため安心面もしっかりとしており、対応エリアであれば依頼したい駆除業者です。
害虫駆除110番
出典:害虫駆除110番
料金 | 8,800円(税込)〜 |
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対応エリア | 全国 |
保証期間 | 最長1年 |
対応 | 加盟店 |
見積もり | 無料 |
公式サイト | 害虫駆除110番 |
害虫駆除110番は、日本全国に対応している駆除業者です。対応エリアを選ばないため、どこに住んでいても依頼できます。また、24時間365日対応なので、害虫の発生に気づいたのが夜中や早朝でも対応してもらえます。
紹介している他の業者と同じように、現地調査と見積もりは無料で行なっており、後から追加で料金は発生しません。作業日が確定するまではキャンセル費用もかからないので、とりあえず見積もりだけといった依頼も可能です。
プロとしてしっかりと知識を持っているため、安心して任せられるでしょう。
害虫駆除専門 ムシプロテック
出典:ムシプロテック
料金 | 8,800円(税込)〜 |
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対応エリア | 全国 |
保証期間 | 作業内容により異なる |
対応 | 加盟店 |
見積もり | 無料 |
公式サイト | ムシプロテック |
害虫駆除専門 ムシプロテックも全国に対応しており、業界最安値を目指している業者です。駆除費用は場合によって高額になることも珍しくないため、基本的には低く抑えたいものです。
ムシプロテックは、安いから駆除が雑ということはなく、他社で断られた難しい内容にも対応し、年間で3万件もの駆除実績を持つ業者です。駆除に対する知識は高く、どのような場面でも安心して任せられるでしょう。
▼おすすめの安い害虫駆除サービスを比較したい方は、こちらも合わせて読んでみてください。
チャタテムシとは?
チャタテムシの生態や発生時期を知ることで、駆除もしやすくなります。
チャタテムシの生態
チャタテムシは日本だけでも10種類以上が生息しており、世界で見ると1,000種類以上にもなります。体長は1mmから2mm程度と非常に小さく、淡褐色です。
目視ではダニやシラミと間違うかもしれません。
日本の室内に発生するチャタテムシの代表は、「ヒラタチャタテ」という種類です。幼虫から20日ほどで成虫になり、環境が整っていれば5ヶ月以上もの寿命があります。
成虫になってから1~4日後に産卵を始めます。産む卵の数は100個以上とも言われており、非常に繁殖力の強い虫です。1匹見つけた場合には、すぐに完全な駆除を行う必要があります。
チャタテムシの発生時期
チャタテムシは日本全国に分布しており、高温多湿を好む害虫です。梅雨から秋の時期に活発的になります。湿度が50%以上、室温25℃前後がチャタテムシにとって最も快適な環境です。
湿度が高くなってくる6月から10月ごろまで発生します。最も環境がよくなる時期には大量発生する可能性もあり、大量発生した場合には自分での駆除が難しくなるかもしれません。
基本は発生前の予防、大量発生した場合には専門の駆除業者への依頼も1つの方法になるでしょう。
チャタテムシはどこから発生する?
チャタテムシの室内での発生は、チャタテムシが好む場所は発生場所として考えられることが多いです。
どのような場所を好むのか解説します。ご自宅をチェックしてみましょう。
和室
チャタテムシは畳を好みます。そのため、和室は室内で最も発生しやすい場所です。
湿気を好むため、畳の上にマットやカーペットを敷いているとさらにチャタテムシが繁殖してしまいます。畳との隙間に湿気が溜まることでチャタテムシが好む環境が作られることも多く、畳の上には極力ものを置かないほうがいいでしょう。
また、和室のふすまや障子にも注意してください。
チャタテムシは想像以上にさまざまな場所で繁殖するため、駆除を行う場合には広範囲を確認しましょう。
畳にはシロアリの被害も多く発生します。シロアリの駆除方法は、こちらの記事で紹介していますので、あわせて参考にしてください。
本棚・押し入れ
チャタテムシは本をエサにします。正確には本を表紙につけるためのノリをエサにしており、古本が多い場所は特に温床となりやすいです。
本棚の本を長く動かしていない場合には、チャタテムシが繁殖している可能性があります。
また、押し入れは湿気が高く発生しやすい場所になるため、本棚と同様に注意しましょう。
台所
チャタテムシがエサとするのは、本や畳だけではありません。乾麺などの乾燥食品も好んで食べ、食害を引き起こします。キッチンにも注意しましょう。
開封している乾物やパスタ、スナック菓子が置いてあるとチャタテムシが大量発生する可能性があります。食品を開封してから保管する場合には、密封を心がけてください。
また、シンクの下は湿気も高くチャタテムシが好む環境のため、食べ残しや密閉していない食品を放置しないように注意しましょう。
台所などの水回りには、コバエもよく発生しています。コバエの駆除方法はこちらの記事で紹介していますので、あわせて参考にしてください。
チャタテムシの発生を防ぐ習慣
チャタテムシが発生するには条件があります。どの家でも発生する可能性はありますが、最大限に防ぐことも可能です。
特にホコリ、湿気、カビを好む習性があるので、定期的な清掃でこれらを除去しておくことがとても重要です。
普段の習慣でチャタテムシの発生を防ぐため、まずは紹介する内容を実践してみてください。
湿気を防ぎ乾燥した環境をつくる
チャタテムシは湿気を好む虫です。発生する時期も梅雨から秋ごろまでの湿気が多い時期で、湿気によって発生するカビもエサにします。
根本的に湿気が少ない場所には発生せず、大繁殖することもありません。
基本は部屋の湿気を低く抑えることで、チャタテムシの発生は防げます。部屋だけではなく家具の隙間を広く取り、定期的に押し入れの扉を開けて換気をし、風通しを良くしましょう。
風が通りやすい家にすると、自然に湿度は下がってチャタテムシが発生しにくい環境を作れます。それでも湿気が高くなる場合には、除湿機や除湿剤も合わせて使ってみてください。
段ボールを放置したままにしない
チャタテムシは段ボールや本といったものを好み、食べるだけではなく住処にします。古紙や段ボールは放置せずに、早めに捨てるよう心がけましょう。
押し入れなどで段ボールを収納に使っている場合も同様です。段ボールはチャタテムシに限らず、ゴキブリといった他の害虫も繁殖させてしまうので注意が必要です。
定期的に掃除をする
チャタテムシは様々なものをエサにします。部屋に溜まっているホコリや食べこぼしたゴミなどカビ以外も食べるため、部屋にエサがない状態を作りましょう。
定期的に掃除をしていれば、チャタテムシが食べるエサはなくなり繁殖もしません。
掃除を行う場合は、窓枠のサッシなども掃除を徹底します。冬の結露でカビが発生している可能性が高く、チャタテムシの好む環境を作ってしまいます。
チャタテムシの予防方法は、こまめに掃除をするのが一番です。
畳の上に布団を敷いたままにしない
畳はチャタテムシが好み、家の中でも住み着きやすい箇所です。
特に布団やカーペットなどを敷いたままにしていると、湿気が貯まりやすくなり、チャタテムシが繁殖しやすくなるので要注意です。
布団やカーペットは敷いたままにせず、たんすに上げたり、干したりして予防対策をしましょう。
食品は密閉して保存する
チャタテムシは、乾物やパスタもエサにします。他にも小麦粉などを食べることもあり、想像以上に多くの食品を食べる害虫です。
そのため、使いかけの食品は必ず密閉しましょう。
ジッパー付きの袋やプラスチック製の食品保存容器など、一度で使いきれなかった食品は密閉して保存します。密閉していなかった食品にチャタテムシが侵入した場合、エサとなるだけではなく人間が食べてしまう危険性もあります。
チャタテムシが口に入るとアレルギーを起こすこともあり、非常に危険です。大量発生やアレルギーを防止するためにも、必ず食品は密閉しましょう。
まとめ
チャタテムシは、基本的に直接人間に被害を与える害虫ではありません。しかし、ダニのエサとなることでダニが大量発生したり、チャタテムシを体内に取り込んでしまうことでアレルギーを引き起こしたり、生活に不快感を与えます。
放置していい虫ではなく、被害のある害虫と考えるべきでしょう。
駆除方法はダニと同じような方法で可能ですが、徹底的に駆除するのであれば業者への依頼がおすすめです。個人での駆除には限界がありますが、業者であれば家の中にいるチャタテムシを一掃できます。
今回紹介した業者は見積もりを無料で行っているため、まずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。
チャタテムシやダニは早めの対処が大切です。