【失敗しない】ジャガイモ栽培の時期や育て方|初心者も簡単な栽培方法を徹底紹介

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じゃがいも

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ジャガイモは、普段口にする機会が多くそれほど手をかけなくても育てられるため、初心者にも人気の野菜です。とはいえ、農業経験がない人にとっては、「どうやって育てる?」「失敗しないだろうか」と不安も大きいことでしょう。

この記事では、ジャガイモの栽培時期と育て方、注意点をまとめて解説します。初めてジャガイモを育てる人はぜひ参考にしてください。

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ジャガイモの育成条件

じゃがいも

ジャガイモの育成適温は15~24℃で、日当たり・通気性・排水性のよい、pH5.5~6.0程度の土壌を好みます。春と秋の年2回栽培できますが、初心者には春の植えつけがおすすめです。というのも、秋は種イモの販売期間や植えつけ期間が短く、加えて夏~秋の時期に種イモが傷みやすいからです。

ジャガイモの栽培時期

栽培時期 植えつけ 追肥 収穫
春植え 2月~4月 3月~5月 6月~7月
秋植え 8月~9月 10月 11月~

ジャガイモ栽培は、春植えと秋植えが可能です。上記の表は目安ですが、地域の温度や品種によって変わります。詳しくは各地域のスケジュールを確認しましょう。

春植えの適正時期

春植えの場合は、2月下旬~4月上旬に植えつけを行い、6~7月(梅雨明け前)に収穫期を迎えます。ただし、気候によって適切な時期は少しずつ異なるので注意が必要です。

春植えに適した品種は、以下のものがあります。

  • 男爵
  • メークイン
  • キタアカリ
  • インカのめざめ
  • とうや
  • ニシユタカ

秋植えの適正時期

秋植えの場合は、8月~9月に植えつけを行い、11月~12月に収穫時期を迎えます。春植えの際は、芽出しを行った後に種イモを切り分けて芽の数をそろえます。しかし、秋植えの際は、切り分けてしまうと腐りやすいため、小ぶりの種イモを切らずに使うことがポイントです。

秋植えに適した品種は、以下のようなものがあります。

  • アンデス赤
  • ニシユタカ
  • アイユタカ
  • 三重丸
  • 普賢丸
  • 農林1号

ジャガイモの栽培方法は?

ジャガイモ畑

ジャガイモには「男爵」や「メークイン」「キタアカリ」などさまざまな品種があります。とはいえ、栽培方法に大きな違いはありません。ここでは、基本的な栽培方法を流れに沿って説明します。

種イモの準備

ジャガイモは、種イモと呼ばれる親株を植えることで、その先端に新しいイモができます。種イモはホームセンターや園芸店などで販売されています。販売が始まるのは12月下旬頃からですが、冬は寒さで腐る可能性があるので、初心者は3月以降に購入するのが安心です。

種イモを購入したら、植えつけの2~3週間前から弱い光に当てて「芽出し」を行いましょう。芽出しは必須ではありませんが、した方がスムーズに生長します。このとき、強い光には当てない、夜は家に取り込むことを忘れないでください。

種イモが大きい場合は1片が50~60gになるよう、芽の数をそろえて切り分けます。横方向に切ると水分・養分が流れ出やすいので、もともと親株とつながっていたへそ部分を下にして、縦向きに切りましょう。切った種イモは切り口から腐りやすいので、「草木灰」をまぶして乾かしておきます。

土作り・植えつけ

畑で作る場合、土をよく耕し完熟堆肥や化成肥料、有機肥料などを施しておきます。幅60~70cmの畝を作り、中央に深さ10cm程度の植え溝を掘りましょう。次に、種イモを溝の中央に30cm間隔で置き、土を5cm程度かぶせます。

種イモは、切り口を下にして置くと病気に強い状態で育ちます。植えつけるときは深すぎると生育時にストレスがかかり生長に影響が出るので注意しましょう。浅めに植えつけるのがポイントです。

こちらでは、家庭菜園の土作りのポイントについて説明していますので、あわせて参考にしてください。

ジャガイモ栽培初心者には袋栽培がおすすめ

栽培には、畑やプランターなどがなくても、袋を用意すればベランダでも栽培ができます。しっかりとしたビニール袋や麻袋などで、15リットル以上の不透明なものを選びましょう。また、麻袋など水はけのよいものは大丈夫ですが、ビニール袋などの水はけの悪い袋の場合は数箇所穴を開け、水抜き穴を作りましょう。種イモは、15リットルの袋なら1個、30リットルの袋なら2個がちょうどよいです。

芽かき

「芽かき」とは、養分の分散を防ぐために1株あたりの芽の本数を減らすことです。植えつけから3~4週間たって芽が5~10cm程度に伸びてきたら、太くて丈夫な芽を数本残して芽かきをしましょう。

芽は複数本に見えても土の中でつながっている可能性があるため、必ず土の中に指を入れて正確な芽の本数を確認します。誤ってすべて抜いてしまわないように十分注意してください。

土寄せ・追肥

芽かきが終わったら、土寄せと追肥をします。追肥は必須ではありませんが、イモを大きく育てるために、株の間に有期配合肥料を30g程度ずつ追加しましょう。追肥の後は、土寄せといって土を株元にかける作業を行います。

ジャガイモは光に当たると有毒成分「ソラニン」が発生するので、土から露出しないように気をつけましょう。このとき、根や地下茎を傷つけてしまわないよう、株から70cm以上離れた場所の土をかぶせてください。

また、土寄せには水分調節や地温調節などの役割もあります。ただし、一度に大量の土をかぶせてしまうと生育が悪くなるので、1~2週間ごとに適量ずつ土寄せするのがコツです。

こちらでは、野菜づくりの肥料の使い方について、元肥や追肥の正しい使い方を紹介していますので、あわせて参考にしてください。

花摘み

ジャガイモの株が生長すると、花が咲きトマトのような実ができます。花や実は大きな害にはなりませんが、養分が吸い取られないようにできれば摘んでおきたいところです。

収穫

春作の場合は6~7月頃に収穫時期を迎えますが、品種や地域、天候により少しずつ異なります。地上の茎や葉が枯れ始めて、7~8割が黄色くなってきたら収穫のタイミングです。完全に枯れてからでも遅くはないですが、大きいイモほど空洞化する傾向があります。

雨天時や雨上がりなど土が湿っているときに収穫すると、腐ったり傷ついたりしやすいので、晴天が2~3日続いた日に収穫してください。掘ったイモが日光で温まりすぎるのを防ぐため、午後3時以降に行うのが理想です。

収穫するときは、イモを傷つけないよう株から少し離れた場所にスコップやクワをさし、土を掘り上げます。そして、イモを根から外しましょう。土の中にイモが残っている場合もあるので、手で探りながらすべて収穫します。

収穫したジャガイモは、微生物や細菌がついているので、土を払い落とし風通しのよい場所で軽く日に当て乾かします。長時間日に当てると、水分が蒸発してシワシワになるので注意が必要です。なお、収穫したジャガイモを種イモとすると病気になりやすいので、種イモとして使うのはおすすめできません。



ジャガイモ栽培で注意すべき病気

ジャガイモの花

比較的育てやすいといわれるジャガイモですが、さまざまな病気によって収穫できなくなる恐れがあります。異変が起こったときに焦らず対処できるよう、ここではよくある病気やその症状を解説します。

そうか病

そうか病とは、ジャガイモの表面にかさぶたのような斑点ができる病気です。原因はストレプトマイセス属菌という細菌。細菌の種類によってかさぶたの形状も異なり、小さな亀裂ができたり陥没したり、膨れ上がったりします。

そうか病はアルカリ性の土壌で発生しやすいので、石灰質資材の使いすぎに注意しましょう。また、未熟な堆肥の使用やナス・トマト・ピーマンをはじめとするナス科植物の連作を避けることでも防げます。

そうか病になっても収穫量が減るわけではないですし、皮をむけば普通のジャガイモと同じように食べられます。ただし、見た目が悪くなるので商品として扱うのは難しくなるでしょう。なお、一度そうか病になると駆除はできません。

疫病

疫病は、地上の葉や茎に水がしみたような暗緑色の病斑が現れ、やがて枯れていく病気です。病原菌が葉の裏側などから侵入して感染します。湿度が高い場所で病原菌の活動が盛んになるため、排水の悪い場所や長雨が続く時期に発生しやすい傾向です。

疫病にかかっても状態がよければ収穫して食べられますが、感染スピードも速いため長雨によって急激に広がるケースもあります。早期段階であれば薬剤で防除できるので、栽培中はこまめに見回りをしましょう。

疫病を防ぐには、排水を整え湿度の上昇を抑えるようにします。種イモの段階で感染している場合もあるので、品質のよい種イモ選びが大切です。また、窒素が多いと発生しやすくなるので、肥料中の窒素量にも注意してください。

モザイク病

モザイク病は、地上部の葉や茎、花にモザイク状の黄淡色病斑が現れ、株全体に広がっていく病気です。アブラムシなどによってウイルスが媒介されて感染し、4~11月に多く発生します。

すでにイモができている段階であれば感染しても食べられますが、ウイルスによる病気は治療法がないので、一度感染すると治りません。そのため、モザイク病は予防が重要です。

予防するためには、薬剤やマルチシートなどを使ってアブラムシの飛来を防ぎましょう。また、食用として販売されているジャガイモはモザイク病が発生しやすいので、種イモとして使うのは避けてください。

こちらは病害虫に効果的な、コンパニオンプランツについて紹介していますので、あわせて参考にしてください。

ジャガイモ栽培の注意点

じゃがいも栽培の様子

ジャガイモは特別栽培が難しい野菜ではありませんが、間違った育て方をすると病気になったり生育が遅れたりします。そこで次に、初心者が押さえておくべき栽培時の注意点を紹介します。

種イモは合格証のついたものを用いる

種イモは、農林水産省の検査に合格し、合格証がついているものを選ぶのが鉄則です。スーパーで食用として販売されているジャガイモや自家栽培したものは、ウイルスや細菌に感染している可能性があります。ホームセンターや園芸店で、品質が保証された種イモを購入しましょう。

また、種イモは黒ずみやシワがなく、芽がしっかりと出ているものがおすすめです。初心者の場合、切らずに植えられるくらい小さい種イモを選ぶと失敗しにくいでしょう。

必要以上に水やりをしない

春作のジャガイモを畑で栽培する場合、自然の雨だけでも育ちます。水やりの必要はほとんどありません。水をやりすぎると、病気や腐敗の原因となるので注意しましょう。

秋作のジャガイモやプランターで育てる場合は、土が乾いたら水を与えてください。ただし、水分過多にならないよう、乾燥気味に育てるのがコツです。

収穫後は風通しのよい場所で保存

収穫したジャガイモを長期保存するためには、風通しのよい場所で保存します。収穫した日に1~2時間程度軽く日に当てて乾燥させ、その後1週間は雨の当たらない場所で陰干しします。

保存中に腐ったイモは除けておきましょう。また、芽が出たまま放置しておくと養分が吸い取られてシワシワになるので、その都度取り除きます。洗うと保存性が落ちてしまうため、食べる直前まで洗わないようにしましょう。

詳細な野菜の保存方法については他の記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

ジャガイモは春と秋の年2回栽培でき、初心者には春作がおすすめです。栽培時期は地域や気候によって少しずつ異なりますが、2月下旬~4月上旬に植えつけを行い、6~7月に収穫期を迎えます。

ジャガイモは比較的育てやすい野菜ですが、病気や生育不良になる可能性もゼロではありません。失敗を防ぐには栽培手順をしっかりと理解し、種イモの選定や保存方法に注意しましょう。