トラクターの寿命はどのくらい?耐用年数と長く使い続ける方法
古いトラクターの売却を検討されている方へ向けて、トラクターの耐用年数や高く売るためのポイントを紹介します。長年使用したトラクターでも、海外を中心に高い需要を誇ります。廃棄せずに、まずは買い取り業者に見積もりを依頼しましょう。
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古くなったトラクターが不要になった際、どのように処分すればよいのでしょうか。不要なトラクターの処分なら、買い取り業者への売却がおすすめです。
日本製の中古トラクターは、年式にかかわらず国内外で高い需要が見込めます。しかし、ほとんどの方がどこへ依頼すればよいのか迷われることでしょう。
比較サイトを使って見積もりをし、納得のいく業者に売却しましょう。
目次
トラクターの耐用年数はどれくらい?
トラクターの寿命は、使用頻度や馬力、メンテナンスの状況によって変わってきます。一般的には、国内のメーカーのもので1,000時間~3,000時間程度です。
年数にすると、田畑の面積などに左右されますが、15年程度で買い替える方が多いようです。ただし、使用頻度が少ない場合でも、保管状況やメンテナンスによって耐用年数は前後します。
トラクターの寿命を延ばすメンテナンス
トラクターを長く使うためにも、売却価格を上げるためにも、メンテナンスは必須です。
ここでは、保管方法やメンテナンスの方法を紹介します。
保管方法に気を遣う
最適な保管場所は、屋根やシャッターのついたガレージです。雨風にさらされると、本体の錆びにつながります。
どうしても屋外で保管する際には、野ざらしは避けブルーシートをかけ、自分で錆び止めの処理をするか、専門業者に錆び止めを依頼しましょう。
こまめに洗浄・掃除する
トラクターは、こまめに洗浄し清潔に保つことで長く使えます。
逆に、手入れを怠ると保管している間に錆びてしまいます。錆びていると売却の際の下取り価格も下がるので、売却を考えるならメンテナンスは徹底しましょう。
- 使用後はトラクターについた雑草や泥を取り除く
- 高圧洗浄機や農機具用洗浄剤などを使用し丁寧に洗う
このとき、電気関係の部分やワイヤー部分には、水がかからないように注意が必要です。トラクターが作動しなくなる可能性があります。
この他、機種ごとの注意点もあるので、取扱説明書を読んで作業するとよいでしょう。
しばらくトラクターを使わないと、内部にネズミが巣を作ったりコードを噛み切ったりする場合があります。ネズミ撃退スプレーも市販されているので、ネズミがいるようなら散布すべきです。
高齢な方や多忙な方など掃除が難しい場合は、思い切って専門業者に依頼しましょう。
シーズンオフはオイルを抜く
シーズンオフには、オイルを完全に抜きましょう。
オイルを入れたままトラクター放置すると、不純物が溜まって故障につながります。ガソリンタンク自体が錆びてしまい、タンクの交換が必要になります。
オイルを抜く方法に、エンジンをかけっぱなしにして、止まるまで自然に放置する方法ではなく、キャブレターの底からしっかりとオイルを抜きましょう。その際、ポンプも使用すると完全に抜けきれます。
バッテリーは本体から外す
バッテリーは、長期間使用しないと自然に放電します。
メンテナンスせず放置すると、シーズン当初に使用する折、動作不良を起こす可能性があります。長く使わないときには、バッテリーを本体から外しましょう。
外したバッテリーは、直射日光が当たらない風通しのよい場所で保管するのがベターです。次回使用時に備え、バッテリー充電器も準備しておきましょう。
定期的な点検を行う
トラクターを長く使うため、また高額で売却するためには、説明書に従ってセルフ点検をします。
専門知識のない個人の確認だけでは不安なので、定期的に業者の点検も受けましょう。
グリスアップ(50時間毎または1年に1度)
グリスが不足すると、摩擦が大きくなって部位の滑りが悪くなり、トラクターの故障につながります。
保護メガネや保護手袋を着用のうえ、グリスガンとジャバラチューブタイプのグリスを使って注油しましょう。
ラジエーターのメンテナンス(1~2年に1度)
スクリーンを取り外して、エアーコンプレッサーや振るうなどして埃を落とします。
水を使って掃除した場合、錆びないようによく乾かしましょう。スクリーンに錆び止め処理をするのもおすすめです。
内部を洗浄するには、ラジエーター一杯に水を入れて30分ほどエンジンをかけたら排水します。これを排出される水がきれいになるまで続けてください。
新しい冷却水(クーラント+水)を入れたら完了です。
バッテリー・エンジンのメンテナンス(使用毎)
バッテリーは、トラクターの使用後に充電してから保管しましょう。
また、バッテリー液が規定量に達しているかも確かめましょう。
本体のメンテナンス(使用毎)
タイヤ・ロータリー・ファンベルトを、定期的に点検しましょう。
ベルトの伸びやひび割れ・断裂はオーバーヒートにつながります。ロータリーの摩耗に注意し、カバーはよく泥を落として掃除しましょう。
寿命がきたトラクターは専門業者に売却する
トラクターの寿命が来てしまった場合は、買取の専門業者に売却するのがおすすめです。
処分すると、場合によっては数万円もの出費を覚悟しなければなりません。しかし、売却すれば自分の収入に繋がる可能性もあります。
さらに農機具おすすめ買取サービス比較を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
弊社マーケットエンタープライズが運営する農機具高く売れるドットコムでは、全国から中古トラクター・コンバインなど様々な農機具を高価買取をしています。ウェブや電話から事前査定も可能で、希望に日時に合わせて出張買取を行います。査定だけでも可能ですので、ぜひ1度ご利用ください。
トラクターをなるべく高く売るためのポイント
トラクターは需要の高い農機具です。売却すれば値段はつきますが、高く売るにはポイントを押さえる必要があります。
重要なのは、稼働時間・馬力・売るタイミング・メーカー・人気の型番かどうか・本体の状態の6つです。
稼働時間
当然ですが、なるべく稼働時間の少ない方が高く売れます。目安として、300~1,000時間が売却価格の下がらないラインです。
特に、300時間未満だと非常に評価が高く、国内でも高値がつきやすい傾向にあります。
1,000時間を超えると国内での販売は難しくなりますが、海外への輸出は可能です。すでに1,000時間を超えている場合は、買い取り価格は下がることも多いのですが、見積もりは取っておくべきです。
馬力
国内で流通しているトラクターは、15~20馬力が一般的です。海外では馬力の高いトラクターが人気であるため、25馬力以上のトラクターならより高値が期待できます。
売却時に馬力を変えることはできませんが、25馬力以上を所持していたら思ったよりも高値で売却できるかもしれません。
売るタイミング
売るタイミングは、なるべく早めが望ましいです。というのも、時間が経つほど型落ちになるためです。商品価値が高いうちに売りましょう。
また、農機具には需要の高まる時期があります。田植え機なら春、コンバインなら秋といった具合です。
トラクターは通年使用するので明確な時期はありませんが、これらの時期は相応に需要が高まる傾向です。買い取り店の在庫次第で高値がつきます。
人気メーカーと本体の状態
人気のメーカー、本体の状態を保つ方法は、以下に詳しく紹介します。
特に保管状況やメンテナンスはスペック関係なく、売却前なら間に合うのですぐにでも実践しましょう。
日本製のトラクターは中古市場で人気
日本製のトラクターは国内外を問わず、根強い人気があります。古かったり故障したりしている部分があっても、日本製のトラクターは売買ともに需要が高いのです。
国内の主要メーカーの製品についてまとめました。
クボタ
世界的な農機具メーカーとして名を馳せています。トラクターといえば「クボタ」の赤色ボディを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
定番モデルは中古市場も活況で、人気の高さが伺えます。
ヤンマー
トラクターをはじめ、田植え機やコンバインなど、農機具全般で人気のメーカーです。新しいものは、コンパクトさや操作のしやすさを売りにしています。
独自のキーで盗難されにくく、専用オイルが高品質で交換頻度が少なく済むためランニングコストを下げられます。
イセキ
海外製品のように、馬力の高いトラクターを販売しています。
作業条件が変わっても自動でエンジンの回転数を調節して速度を維持し、燃費と騒音も最小限に抑えます
トラクターを上手に売りたいならUMM中古農機市場へ
農業を廃業したり、経年劣化で買い替えを検討したりと、所有するトラクターが不要になることがあるでしょう。
壊れてしまったトラクターや、長年にわたり使用したトラクターでも、国内外に需要があります。スクラップを考える前に、売却処分を検討しましょう。
トラクターを売却する機会は、そう何回もありません。どんな業者があるのか、どの業者に依頼するのが最適なのか、多くの方が頭を悩まされるのではないでしょうか。
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まとめ
トラクターは、作業の効率を高めるための助けとなる農家に欠かせない道具です。適宜メンテナンスをしながら、長く大切に使いましょう。
使わなくなったトラクターは、スクラップ行きかと諦める前に、買い取り業者に一括査定を依頼するのがおすすめ。中古の農機具は、使用年数にかかわらず国内外に多くの需要があります。
複数の買い取り業者に依頼すれば、より高値が見込めます。
新しくトラクターの購入を考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。