農業の基礎知識を身に着けるために読んでおきたい本|新規就農に役立つ書籍を紹介!

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農業を始めたくても会社員として働いているのであれば、時間が少なく難しいです。
休みが多く、その時間を副業として農業に充てられるのであれば、週末に農業をすることができます。

しかし、農業は時間だけでなく体力も使うため、副業としては難しいかもしれません。
それでも就農したい気持ちがあれば、何か農業に関わることを進めたいと思います。

「今は余裕ないけど、いずれ新規就農したい」と考えている人におすすめの書籍を紹介します。

もちろん本だけで新規就農はできません。ただし、「少しでも農業に近づきたい」と思うのであれば、まずは農業に関わる本を読みましょう。
農業に関わる基礎知識を身につけて、徐々に新規就農を目指してみませんか?

農業へ参入する際に障壁となるのは資金です。新規就農者でもできる資金調達方法はこちらの記事を参考にしてください。

農業の基礎を学ぶ

夕焼けのトラクター

最初は農業の基礎が学べる本を紹介していきます。
新規就農する場合でも、農業の基礎を理解している人は少ないと思います。

まずは、本で農業の基礎を学んでいきましょう。

知識ゼロからの現代農業入門

この本では技術的な部分ではなく、「農業」について詳しく解説されています。
農業を支えている組織や制度、これからの課題など、主に農業を理解するための内容です。

グラフや図を使った解説が入っているため、数字ばかりではなく、目で見てわかりやすくなっています。
全てを詳しく解説しているわけではありませんが、広く農業を理解できます。

図解でよくわかる農業のきほん

「農業とは何なのか」という、農業自体にスポットをあてた内容になっています。
あくまで農業について解説している本なので、就農といった具体的な方法は示されていません。

しかし、写真や図解を用いることで、農業に関わりのない人にもわかりやすい解説がされています。
解説はストーリーに沿って進むため、頭に入りやすく、これから就農を目指す人の基礎になります。

新規就農の具体的な進め方

ビニール畑

新規就農の具体的な進め方を学んでいきましょう。
例えば、今まで会社員だった場合は就農に大きな不安があると思います。

実際に新規就農の進め方の本をを読んでいくことで、より具体的にイメージできます。

ゼロから始める!脱サラ農業の教科書

これから農業を始める人に向けて作られた本です。
ステップ1から7まで、順番に進めていくと就農できる流れになっています。

著者は就農サポートを行ってきているため、本も非常にわかりやすく作られています。
脱サラして新規就農することは不安も少なくありません。

しかし、この本を読むと就農が少し現実的になります。

「農」をシゴトにしよう!農業入門

異業種から新規就農したケースを多く紹介しています。
実際に脱サラして農業を始めた話はとても参考になります。

「新規就農は簡単」といった内容ではなく、現実的に新規就農が甘くないということを教えてくれる本です。

小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

タイトル通り、7つのルールに沿って利益を出す方法を解説しています。
新規就農の方法を細かく説明しているわけではありませんが、これから農業を営むのであれば大事な情報になるでしょう。

全て著者の実体験から作られている内容なので、説得力も十分です。
新規就農については、この1冊だけではなく、他の本と合わせて読むことをおすすめします。

絶対にギブアップしたくない人のための成功する農業

著者は起業家なので、自己啓発本のように感じるかもしれません。
しかし、中身は新規就農を支援するための内容になっています。

新規就農の段取りだけではなく、補助金についても書かれているため、就農を目指す人にぴったりの本になっています。

野菜と土の仕組みを理解する

オーガニック栽培

正直、野菜や土のことを完全に理解していなくても農業はできます。
しかし、仕組みを理解することで、よりおいしい野菜を作れるようになります。

実際に、こだわっている農家では、土や肥料についての知識も豊富です。
野菜と土の理解を深めることで生産物に差が出てきます。

農家として生活していくのであれば、野菜や土の仕組みを理解しておくことは必須かもしれません。

植物の体の中では何が起こっているのか

一見すると農業とは関係ないように感じる本かもしれません。
しかし、植物の成長にかかせないホルモンの働きや、光合成についてなど、専門的にまとめられた内容になっています。

野菜や果物を育てる農業とは切り離せない植物について、知っておいて損のない内容です。
専門用語や化学式も登場しますが、調べながらでも読んでみる価値はあるでしょう。

図解でよくわかる 土・肥料のきほん

農業で野菜を育てる場合に重要なのが「土と肥料」です。
土と肥料がなくては野菜がうまく育たず、出荷も難しくなります。

しかし、土づくりや肥料については簡単に理解できるものではありません。
この本では、必要なものや行程が具体的に解説されているため、農業初心者でも理解できます。

図解を交えてわかりやすいため、これから就農を考えている人にもおすすめです。

農業経営のノウハウを学ぶ

農家の男性

新規就農して農家になることは、会社を経営することになります。
もちろん「個人事業主として法人化しない」という選択もあります。

しかし、農業で生活していくのであれば、経営を学んでおくべきでしょう。
紹介する本は全て農業に関わる経営なので、参考にしてみてください。

東大卒、農家の右腕になる

東京大学を卒業している著者が、小さな梨農家に携わって業務改善をしていく内容になっています。
実例で紹介されている100のノウハウや経営改善を、自分にも照らし合わせられます。

小さくて強い農業を作る

農家出身ではなく、一般起業から就農した著者の経営ノウハウが学べます。
直販やITを使った業務の合理化など、先進的な農業経営が参考になるでしょう。

新規就農を目指す人だけではなく、自己啓発にもなる1冊です。

直販・通販で稼ぐ!年商1億円農家

赤字経営だった農家の跡を継ぎ、メロン栽培で年商を増やした著者の実体験が記されています。
地域の中でも一番小さい農園が、年商1億円に到達した方法は必見です。

生産したメロンは全て直販で売り切ってしまうなど、直販や通販を考えている新規就農者の参考になる内容です。

儲かる農業ビジネス

これから新規就農をする人に向けた内容になっています。
起業から経営ノウハウ、6次産業化まで、幅広い知識が身にきます。

6次産業は「2次産業と3次産業」をかけたものです。
1次産業である生産だけではなく、加工や販売も行うことを6次産業と呼びます。

この本では、新規就農者や野菜販売者の声も入っているため、とても参考になります。

アグリビジネスを学ぶ

苗 植物 スーツ

アグリカルチャー(農業)とビジネス(事業)を合わせた造語がアグリビジネスです。
農業に関わる産業を表した言葉ですが、最近では先進的な農業を指すことが多くなっています。

これからの農業には欠かせない、少し違う視点の本を紹介していきます。

アグリビジネス進化論

この本ではアグリビジネスの先駆者7人を取り上げています。
6次産業化を考えている場合の参考になります。

全て法人なので、これから法人化を目指す方も必読です。

最強の農起業!

著者はブルーベリー農園を運営し、少ない労働時間と従業員の中で年収2,000万円超えを達成しています。
「ブルーベリーを売るのではなく、体験を売っている」という新しいスタイルの観光農業は必見です。

無人栽培や農園システム、IT化といったアグリビジネスがわかりやすくなります。

農で1200万円!

著者は脱サラして農業を始め、年間売り上げ1,200万円超えの農家です。
また、「日本一小さい農家」としても注目を集めました。

農地面積は30aと小さいものの、6次産業化していることで、売り上げと利益の増加を達成しています。
初期投資も143万円で農家としては少ない部分にも注目です。

農村DX革命

DXは経済産業省が公表した、「2025年の崖」というレポートの内容で注目を集めました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)は企業のデジタル化を表します。

農業でもデジタル化の波は訪れ、各地で農機の自動化や、ITシステムの導入が進められています。
この本でアグリカルチャーに欠かせない、農業のDX化がわかるでしょう。

その他・参考になる農業の本

ここまでジャンルごとに分けて本を紹介しました。
しかし、他の参考になる本も、ジャンルとは関係なく紹介していきます。

なぜネギ1本が1万円で売れるのか?

ネギは作物の中でも付加価値がつきにくい野菜です。
そんなネギをいかに高単価で販売しているのか、といった商品のブランディング方法がわかる内容です。

ブランディング、マーケティングといった、農業に限らず使える手法を知りたい人は読んでみてください。

2030年のフード&アグリテック

少し先の未来を見据えるために必要な内容を紹介しています。
2030年と聞くと、まだまだ先のように感じるかもしれません。

しかし、今から予測を立てて動くことは、農業界でも重要になります。
日本企業だけではなく、世界のスタートアップ企業が計画している内容や、ビジネスモデルが知れる貴重な本です。

ゼロから始めて確実に夢を叶える農業起業

農業について詳しく書かれているわけではなく、筆者の体験を元にした内容になっています。
著者はワイン造りを中心に行っていますが、収益化できなかった初期のリスク分散などが参考になります。

古い方法だけではなく、SNSを使ったプロモーションなど、これからの農業に必要な内容と言えるでしょう。

まとめ

今回は新規就農に役立つ本をジャンルごとに紹介していきました。
新規就農は農家などで経験を積んでから始めることが多いですが、本でも最低限の知識は身につけられます。

農業の基礎や経営について学んでおけば、いざ就農してからも焦ることが少なくなるでしょう。
本で実践は学べませんが、事前知識を身につけることで就農に一歩近づきます。

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