マイマイガの駆除方法|大量発生する原因や効果的な殺虫剤
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10年に一度大量発生すると言われているマイマイガ。
一度大量発生すると終息までに1年以上かかる場合もあります。そのため、被害が拡大する前に必ず駆除しましょう。
マイマイガの駆除方法や大量発生を防ぐ方法、マイマイガに触れた場合の対処方法も説明します。
目次
マイマイガの駆除方法
マイマイガの駆除のやり方は、卵・幼虫・成虫で異なります。やり方を間違えると駆除できない可能性があるので注意してください
マイマイガの卵の駆除方法
可能であれば、最も簡単で効果的な卵のうちに駆除しましょう。卵に毒はありません。
しかし、卵の表面に生えている毛が舞いやすいのでマスクをして作業しましょう。
- 少し硬めのヘラで卵を削ぎ落す
- 半分に切ったペットボトルで削ぎ落した卵を受け止める
- 卵の一部が残った場合は、粘着テープを使って取り除く
卵が高い場所にある場合は、高圧洗浄機を使いましょう。
高圧洗浄機がなければ、加圧式噴射スプレーで代用してください。勢いのあるアイテムを使えば、卵をはじき飛ばせます。
マイマイガの幼虫の駆除方法
マイマイガの幼虫は、体が大きくなるにつれて殺虫剤が効かなくなります。殺虫剤が効きにくくなる体長の目安は約2cm以上です。
幼虫に成長した場合でも、なるべく早く駆除しましょう。幼虫まで成長すると、毒をもっている場合があります。
対策せずに駆除するのは非常に危険です。毛虫用固着スプレーを使いましょう。
毛虫用固着スプレーとは、毛虫の毛が舞わないように固めるスプレーのことです。スプレーで毒針毛を固めてから駆除作業を行えば安全です。
また、幼虫を駆除する場合は肌の露出が少ない服を着てください。風が穏やかな日を選べば、さらに安全です。
- 幼虫に毛虫用固着スプレーをかける
- 殺虫剤をかける
- 殺虫剤が効かない場合は、マイマイガの幼虫がついている葉にビニール袋をかぶせ、ハサミで枝や葉を切り落とす
- 切り落とした枝や葉をビニール袋やごみ袋に入れて廃棄する
マイマイガの成虫の駆除方法
マイマイガは成虫まで成長すると毒がなくなります。そのため、毛虫用固着スプレーを使う必要はありません。
成虫の駆除に必要なのは、殺虫スプレーです。
- マイマイガに殺虫スプレーを吹きかける
- 死骸をビニール袋やゴミ袋に入れて廃棄する
成虫が大量発生している場合、殺虫スプレーで対処するのは非効率です。その場合は、業者に依頼したほうがいいでしょう。
マイマイガを徹底駆除したいなら害虫駆除業者に依頼!
道具を集めたり作業をしたりと自分で駆除するのは手間がかかります。毒針があるので危険な作業とも言えます。
そのようなリスク・手間をなくしたい人は、害虫駆除業者に依頼しましょう。業者に依頼した場合の料金相場やおすすめの害虫駆除業者などを紹介します。
害虫駆除業者の依頼相場
基本的にマイマイガは殺虫剤を使って駆除します。駆除料金は1万円以上かかると考えておきましょう。
- 1平方メートルあたり1,000円
- 屋外の場合、10平方メートル以上の範囲で施行
しかし、業者によって使う薬剤や施行方法が異なります。具体的な金額を知りたい人は、必ず依頼前に見積もりを出してもらってください。
迷ったらここ!地域密着で低価格の害虫退治屋さん
出典:害虫退治屋さん
料金 | 8,000円(税込)〜 |
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対応エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県 |
保証期間 | 最長10年 |
自社対応 | 自社で一貫作業 |
見積もり | 無料 |
公式サイト | 害虫退治屋さん |
害虫退治屋さんは、早朝や深夜の駆除にも対応している業者です。本州の大部分に対応しており、依頼しやすいのも特徴でしょう。全国に対応しているわけではありませんが、地域密着だからこそ早い対応が可能です。また、仲介を挟まないからこその低価格にも定評があります。
現地調査や見積もりは無料で行なっているため、相見積もりも気軽に依頼できます。依頼した場合、地域によっては即日の対応も可能なので、一刻も早く駆除したい場合にもおすすめの業者です。
その他のおすすめ駆除業者
害虫駆除業者は、害虫退治屋さんだけではありません。また、害虫の駆除を依頼する場合には、相場を知るために相見積もりが基本です。
他にもおすすめの駆除業者を紹介していまうので、ぜひ比較検討してください。
ホームレスキュー
出典:ホームレスキュー
料金 | 8,000円(税込)~ |
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対応エリア | 関東・関西・東海 |
自社対応 | 自社で一貫作業 |
保証期間 | 最長10年 |
見積もり | 無料 |
公式サイト |
ホームレスキューは、「関東・関西・東海」で活動している駆除業者です。害虫だけではなく、害獣の駆除実績も多く持ちます。
大阪府内であれば最短30分で駆けつけてくれる点がホームレスキューの大きな特徴でしょう。地域密着型だからこそできる対応力が強みです。また、実際に駆除を担当するスタッフが見積もりを行うため、内容の相違などによる追加料金の発生はありません。
また現地調査と見積もりは無料で行っているため、まずは相談だけという内容でも問題ありません。もし、再発した場合にも10年間の保証があるため安心面もしっかりとしており、対応エリアであれば依頼したい駆除業者です。
害虫駆除110番
出典:害虫駆除110番
料金 | 8,800円(税込)〜 |
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対応エリア | 全国 |
保証期間 | 最長1年 |
対応 | 加盟店 |
見積もり | 無料 |
公式サイト | 害虫駆除110番 |
害虫駆除110番は、日本全国に対応している駆除業者です。対応エリアを選ばないため、どこに住んでいても依頼できます。また、24時間365日対応なので、害虫の発生に気づいたのが夜中や早朝でも対応してもらえます。
紹介している他の業者と同じように、現地調査と見積もりは無料で行なっており、後から追加で料金は発生しません。作業日が確定するまではキャンセル費用もかからないので、とりあえず見積もりだけといった依頼も可能です。
プロとしてしっかりと知識を持っているため、安心して任せられるでしょう。
害虫駆除専門 ムシプロテック
出典:ムシプロテック
料金 | 8,800円(税込)〜 |
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対応エリア | 全国 |
保証期間 | 作業内容により異なる |
対応 | 加盟店 |
見積もり | 無料 |
公式サイト | ムシプロテック |
害虫駆除専門 ムシプロテックも全国に対応しており、業界最安値を目指している業者です。駆除費用は場合によって高額になることも珍しくないため、基本的には低く抑えたいものです。
ムシプロテックは、安いから駆除が雑ということはなく、他社で断られた難しい内容にも対応し、年間で3万件もの駆除実績を持つ業者です。駆除に対する知識は高く、どのような場面でも安心して任せられるでしょう。
マイマイガの生態
マイマイガの生態を把握しておけば、事前に対策できます。発生時期と発生場所の特徴をまとめました。
マイマイガの発生時期
マイマイガは、夏に多く発生します。
【マイマイガの成長過程】
- 木や枝に卵が産み落とされ越冬する
- 4月ごろに孵化し、幼虫になる
- 約2ヶ月間幼虫として活動し、6月下旬ごろにサナギになる
- 7月ごろに羽化して成虫になる
マイマイガの発生場所
【マイマイガが発生しやすい場所】
- 卵:葉の裏、柱、建物の外壁
- 幼虫:樹木の葉、建物の外壁
- 成虫:照明
マイマイガの対策をしたい人は照明の数を減らしたり、家の照明が外に漏れないようにしたりしましょう。
マイマイガによる被害
現在の日本では、マイマイガによる被害がいくつか確認されています。代表的な被害例を2つ紹介します。
作物や樹木の食害
マイマイガはカラマツやリンゴなどの樹木、稲や小麦などの農作物などを好みます。そのため、対策しなければ作物や樹木が被害にあう可能性があります。
実際、大量発生時には100種類以上の植物が食害されました。国外では300種類以上の植物を食べると報告されています。
皮膚炎やかゆみ
孵化した幼虫は、淡黄色の液体が含まれた毛をもちます。この毛に触れると痒みや発疹が出る場合があります。
そのため、マイマイガの幼虫の毛は有毒毛である可能性が高いでしょう。毛に触ると8~12時間で皮疹が現れ、翌日または翌々日に症状が増悪する場合があります。
また、空気中を舞っている毛や幼虫が吐いた糸でも皮膚炎が生じる場合があります。目の痒みや鼻炎などの上気道症状が引き起こされるケースもあるので注意しましょう。
こちらの記事では、毛虫の駆除方法を紹介しているので、あわせて参考にしてください。
マイマイガに触ってしまったときの対処法
どれだけ注意していても、マイマイガに触れてしまう場合もあるでしょう。その場合、落ち着いて対処方法を試してください。
水で洗い流して毒針を抜く
マイマイガに触れたと感じたら、すぐ触れた場所を水で洗い流してください。毒針毛を流せれば、今後の症状悪化を防げる場合があります。
ガムテープで毒針を抜く
毒針毛は0.1mmと非常に細かいです。水だけでは流せない場合があります。
そのため、ガムテープをペタペタと肌に当てて残っている毒針毛を除去しましょう。
ステロイド外用薬を塗る
すでに炎症やかゆみがある場合は、ステロイド外用薬を使いましょう。ステロイド外用薬とは炎症を抑える薬です。
しかし、これらの対処方法はあくまでも応急処置です。症状がよくならない、または不安な人はすぐ病院で診てもらいましょう。
マイマイガを大量発生させない対策
マイマイガは大量発生する場合があります。大量発生に悩まされないために、4つの対策を行いましょう。
庭木の剪定を定期的に行う
マイマイガは木や枝に卵を産みつける習性があります。庭木を生やしっぱなしにしておくと、大量発生の原因になりかねません。
そのため、定期的に庭木を剪定しましょう。剪定を行い、葉の数を減らせば卵を産みつけられる確率が減ります。
こちらの記事では、庭木の剪定方法を紹介していますので、あわせて参考にしてください。
木酢液を散布する
木酢液とは、炭の煙を冷やして液体にしたものです。マイマイガが嫌う臭いなので、樹木・食物の葉に散布すれば寄ってこなくなります。
殺虫剤を散布する
殺虫剤を散布しておけば、卵の産みつけを予防できます。しかし、殺虫剤自体が人体に悪影響を及ぼす場合があります。
事前に近隣に知らせたりできるだけ飛散させない努力をしたりと、必ず周りへの配慮をしましょう。
孵化する前に駆除をする
マイマイガの卵は300~600個ほどまとめて産みつけられます。そのため、卵の状態で駆除すれば大量発生を防げます。
孵化する前の9月~翌3月の期間に駆除するのがおすすめです。
まとめ
マイマイガの駆除は、基本的に卵の状態のときに駆除するのが最も手っ取り早いです。
幼虫になると毒をもち危険で、成虫になると飛び回るので駆除するのが大変です。手間やリスクを考えて自分で駆除したくないと感じている人は、害虫駆除業者に依頼しましょう。