脱サラ農業で失敗・後悔しないためにやっておくべきこと

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農業

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「脱サラ」は昔からある言葉ですが、農業に興味を持つ人が増えてきたため、脱サラして農業を始める人が多くなっています。

都会でサラリーマンとして働いている人の中には、田舎暮らしに憧れを持つ人もいます。農業は自然に触れながら働くだけではなく、居住場所も必然的に自然が多い地域になるため、人によっては癒し効果も抜群です。

しかし、脱サラには不安もつきものでしょう。

主に収入の問題が考えられます。会社員であれば、毎月の給与が補償されていますが、脱サラすれば補償はありません。

農業が初めての場合、作物の育て方や販路など、脱サラ農業は事業主としての経営力も必要です。

今回は、脱サラ農業で失敗や後悔をしないために、必要なことややっておくべきことを解説します。

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脱サラ農業は儲かるのか?

計算

会社に勤めていると、決まった給与が毎月支払われます。

しかし脱サラすると自分が事業主となるため、稼げなければ収入はありません。実際に脱サラ農業は儲かるのかを見ていきましょう。

農地の面積による

農業は、野菜などの農作物を栽培し、販売することで収入となります。単純に、販売できる作物数に比例して売上も高くなっていくため、農地の面積が広いほど収入は増加します。

ただし面積を広げると、管理する手間も大きくなるものです。人手の増加や労働時間の延長など、自分が思い描いている脱サラ農業とは違ってくるかもしれません。

しかし、農業で儲けるために広い農地は必要です。農業をビジネスとして大きく育てていきたいのであれば、広い面積で栽培を行いましょう。

作物や施設にも左右される

農業といっても、育てる作物は多くあります。育てたい作物があったり、知識によって選ぶことが多いでしょう。

ただし、作物によって収入は大きく変化するため注意しましょう。

例えば、葉物野菜の場合、回転はよいですが価格は高くありません。反対に、トマトなどは手間や時間もかかりますが、その分価格は高くなります。

またビニールハウスなどの施設野菜は、初期費用こそかかるものの、安定した収入を見込めます。

作物選びは、「育てたい」だけではなく、収入への影響もしっかりと考えましょう

脱サラ農業は、農地の面積や作物によって、十分に儲かる業種と言えます。

独立就農に向いている人

農業

独立就農とは、自分で農業の経営をする人のことです。独立就農には、向いている人と向いていない人が存在します。

農業自体、全ての人ができるわけではなく、好きだけでは難しいこともあります。

また、独立就農は事業者となるため、ただ農業ができればよいというわけではありません。独立就農に向いている人の特徴を見ていきましょう。

計画性がある

これは農業に限らず、個人事業主でも法人でも必要なことです。独立就農は会社員のように仕事をこなしていれば、給与を貰えるわけではありません。

完全に成果報酬となるため、作物がうまく育たなければ、収入がゼロになることも十分にあり得る世界です。事業として計画できる人でなければ、独立就農は難しいでしょう。

また、農業は感覚だけで行うものではなく、種まきや定期的な管理と農薬散布など、想像以上に計画性が重要になってきます。計画性がなければ、しっかりとした収入にはつながらず、生活も難しくなるでしょう。

独立就農することは、事業だけではなく作物の管理まで計画性が求められます

体力がある

独立就農は1人や家族で始める人が多いです。友人などと始める場合でも、大人数にはならないでしょう。

農業は、外作業が基本になるため体力は必要です。人数が多ければ分散できますが、初期の独立就農時にはどうしても少人数になってしまいます。

個々の体力がなければ作業が進みません。農業は機械化を進めていても、人の手が必要になります。

まずは、自分に体力があることが、独立就農で必要なことです。

人付き合いが得意

これは、田舎に住んだことがなければ想像しにくいかもしれません。脱サラを考える人の中には、「人付き合いが嫌で脱サラしたい」という人も多いでしょう。

農業は「自然の中で自分だけで行うもの」と考えているかもしれませんが、実際には人付き合いの多い職業です。各地域の団体に所属することも多く、横の繋がりは多くなります。

また、新規就農時にはわからないことが多いため、積極的に地域の先輩農家と関わっていくほうがうまく進みます。

ただし、実際に農作業を行う場合には、黙々と作業に取り掛かる時間のほうが多く、常に人と関わるわけではありません。

それでも「一切、人付き合いをしなくていい」という職業ではなく、人付き合いは得意なほうが販路の拡大や不明点の解消にも繋がります。

脱サラ農業前にやっておくべきこと

Todoリスト

農業はパソコン1台でできるような仕事ではなく、様々な準備が必要です。就農方法にもいくつかあり、資金や作物のことも考えなくてはいけません。

脱サラをする前に必要なこと、やっておくべきことを確認しておきましょう。

就農形態を検討

「脱サラ農業」と聞くと、自分で独立して行う新規就農をイメージしている人が多いかもしれません。

しかし、就農方法はいくつかあります。今すぐどうしたいのかだけではなく、時間をかけて変化させていく方法も検討すべきです。

雇用就農

雇用就農は農業法人など、すでに運営している農家へ就職する方法です。脱サラ農業とはイメージと離れてしまうかもしれませんが、一番リスクが少ない方法です。

就職になるため脱サラとは言えませんが、給与をもらいながら農業を学べます。もし、農業に関する知識がなかったり、少ない場合には現実的な方法です。

例えば、3年など独立までの期間を決めておけば、その間は勉強に集中できます。さらに新規就農は農地の確保など、難しい問題もあります。

農業法人などへ就職すれば、働いている間に農地の相談も事業者にでき、独立もしやすくなるでしょう。

脱サラを中心に考えすぎず、まずは農業に関する知識を勉強しながら就職できる、雇用就農も検討してみてください。

事業継承

事業継承は、現在運営している農家から事業を継続する方法です。

家族が農業を営んでいれば、そのまま事業を継承する方法が簡単です。しかし周りで農業を営んでいる親族がいない場合には、血縁関係のない農家へ就職して引き継ぐこともできます。

事業継承は、すでにある農地や施設、機械設備も継承できるため、初期費用が大幅に削減できます。農業の知識をつけられるだけではなく、農地や設備も用意できるよい方法です。

新規就農

新規就農は、農業法人などに就職するわけではなく、自分が事業主として農業を営む方法です。脱サラ農業という言葉に合っているのが新規就農でしょう。

場所や作物の種類、稼働時間なども全て自分で決められるため、自由度が高い方法と言えます。一方で収入も全て作物の出来次第になるため、リスクも伴うのが新規就農です。

脱サラ農業をする多くの人が目指す方法ですが、農業に関わる知識が必要となります。ただし、うまくいけばサラリーマン以上の収入も見込めるのが新規就農です。

補助金・助成金制度を活用

新規就農へは、国から補助金や助成金が用意されています。

補助を受けるためには条件もありますが、満たせるのであれば申請してみましょう。

農業次世代人材投資資金

農業次世代人材投資資金は、準備型と経営開始型の2つ用意されています。対象者や給付内容に違いはありますが、原則49歳以下や前年所得が600万円以下といった条件があります。

また、給付期間や給付金額にもそれぞ違いがあるため注意しましょう。

準備型 経営開始型
対象年齢 49歳以下 49歳以下
前年世帯所得 600万円以下 600万円以下
給付期間(最長) 2年 5年
給付金額(最大) 150万円/年間 150万円/年間(1〜3年目)
120万円/年間(4〜5年目)

準備型と経営開始型の大きな違いは、給付期間です。

  • 準備型:あくまで新規就農のための準備資金
  • 経営開始型:経営が安定するまでのサポート

他にも満たさなければいけない条件や返還、交付停止となる場合もあるため、申請時には確認を怠らないようにしましょう。詳しい内容は、下記の農林水産省のページを確認してみてください。

参考:農林水産省:農業次世代人材投資資金

何を育てるかを決める

農業は育てる作物によって、必要な設備も変わってきます。まずは、何を育てるかを決めておく必要があります。

農業は好きな作物を育てても問題はありません。しかし作物によって価格は違うため、儲かる作物と儲かりにくい作物があります。

自分で始める農業になるため、作りたい野菜などがあるかもしれませんが、まずは稼げる野菜から始めるのもおすすめです。

販路の開拓

農業は作物を生産するだけではなく、販売しなくてはいけません。始める前から販路も考え、開拓しておく必要があります。

真っ先に思い浮かぶ販売先としてJAがあります。最近ではインターネットも普及していることから、様々な販売方法が考えられます。

産直ECを利用する

自分自身でECサイトを構築して、農作物が販売可能です。しかし、インターネットに関わる知識も必要になるため、難しく感じる人も多いでしょう。

一方で産直ECは、すでにプラットフォームが出来上がっている状態です。Amazonや楽天をイメージしてもらうと、わかりやすいかもしれません。

農作物を販売したい農家のためにプラットフォームを用意しているため、農家は出品するだけで集客は産直ECが行います。発送する手間はありますが、直売所を準備したり、販路を開拓する手間や時間は削減できます。

ただし、産直ECのみに固執するのではなく、JAや道の駅、スパーなど他の販路開拓も進めておきましょう。

SNSで知名度を上げる

産直ECに限らず、インターネットを活用した販売を行うのであればSNSの利用は必須です。SNSの活用で知名度を上げ、季節もの野菜の時期を知らせることで販売機会を逃しません。

また他の農家との差別化も行えるため、作物のブランド化も可能です。ただしSNSのみで販売は完結させられないため、ブログや産直ECも合わせて進めていきましょう。

SNSはネット販売を考えている人にとって、必須と言えるPR方法となっています。

初期費用をなるべく抑える

新規就農のポイントとして、初期費用をなるべく抑えることが重要です。就農1年目に必要な費用の平均は569万円となっています。

この金額は設備投資にかかるもので、主に農機具に対する費用です。どのような作物でも、農地を耕したり畝を作るためにトラクターは必要になります。

しかしトラクターは新品で購入すると、数百万円から数千万円するのは当たり前です。初期費用を抑えたいのであれば、中古の農機具も視野に入れてみてください。

新規就農は農地の確保や設備費用だけではなく、収穫までの生活費など、想像以上にお金がかかります。中古農機は場合によって新品の半額以下になることもあり得ます。

費用を抑えて生活費などにまわすためにも、農機を中古で購入するのも1つの方法です。

中古農機具を探す

まとめ

脱サラしての新規就農は簡単ではありません。しかし、不可能でもありません。

計画性もなく脱サラしても、うまくいくことは少ないでしょう。脱サラ農業前にはやっておくべきことがあります。

また、農作物を育てる知識がなければ、自分1人で農業を行うことは不可能です。

まずは、農業法人に就職して農作業について学ぶことも、脱サラ農業には必要です。脱サラして農業を始めることは、憧れが大きいでしょう。

しかし、就農することは事業を始めることであり、事業主となることです。できる準備は事前に行い、農業1本で生きていく計画性を持ちましょう。

こちらの記事では、新規就農者のための農業を始める方法を紹介していますので、あわせて参考にしてください。