にんにくの保存方法を紹介!長持ちさせるためのコツは?冷蔵や冷凍に分けて解説

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にんにく 保存方法

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にんにくは丸ごと売られていることが多く、にんにくメインの料理でなければ使い切れるかなど、購入を迷うかもしれません。特に、ちょっと調味料として使うだけであれば、チューブタイプを選ぶ方も多いでしょう。

しかし、チューブと生のにんにくでは風味が違うだけではなく、スライスなどが必要な場面もあります。

生のにんにくを使いきれなかった場合でも、にんにくは保存方法によって長持ちする食材です。

一般的な常温や冷蔵保存だけではなく、冷凍も可能なため、想像よりも長期保存も可能で、使い勝手の良い食材とも言えるでしょう。この記事では、にんにくを長持ちさせるための保存方法を全てご紹介します。

いままで生のにんにくの購入を避けていた方や、使いきれなくて廃棄してしまった方など、今後の参考にしてみてください。

にんにくの保存方法

にんにくの保存方法はいくつかありますが、主な方法を3つご紹介します。

 

買った状態のままチルド室

ある程度早く使う予定であれば、買った状態のまま冷蔵庫に保管しましょう。ただし、比較的温度が高めの野菜室ではなく、チルド室がおすすめです。

また、できればキッチンペーパーやポリ袋で包んでください。何もせずにチルド室へ入れても問題はありませんが、匂い移りを防いで長く保存したいのであれば、何かで包むほうが無難です。

 

皮ごと冷凍

続いて冷凍する方法です。すぐ使うにしても解凍が面倒でなければ、冷凍が簡単で長持ちします。

基本的に下ごしらえは必要なく、丸ごとの冷凍で大丈夫です。ただし、保存用の袋には入れておきましょう。

そのままの状態で冷凍してしまうと霜がつくこともあり、調理時に使いにくくなってしまいます。また、1片ごとに分ける場合、皮はそのままにしておきます。

皮をつけておくことで生の風味も閉じ込められ、解凍してもにんにくらしさを失いません。また、ラップで包むとさらに保存状態が良くなります。

ラップで包む場合は1片ずつだけではなく、数個をまとめても大丈夫です。普段の使う量を考え、それぞれ小分けにしておくと便利に使えます。

 

下ごしらえして冷凍

最後に、下ごしらえをしてから冷凍する方法です。この場合は、用途を考えてからのほうが使いやすくなります。

  • みじん切り
  • 薄切り
  • すりおろし

下ごしらえの方法は、主に上記の3つです。調味料として使うのであればみじん切りやすりおろし、しっかりとにんにくの存在が必要な場合は薄切りをおすすめします。

あとは小分けにして、フリーザーバッグに入れて冷凍するだけです。

もし、用途が決まっていないのであれば丸ごとか、1片ずつに分けてからの冷凍が良いでしょう。先に下ごしらえすると他の用途では使いにくくなってしまうため注意点してください。

こちらの記事では、家庭菜園初心者でも簡単にプランター栽培を始められるような手軽に育てられる野菜を紹介しています。参考にしてください。

にんにくを保存できる期間

にんにくを保存する方法はご紹介した通りですが、方法によって保存期間は変わってきます。全部で3つの方法による保存期間を解説していきます。

 

常温

にんにくは常温でも保存可能ですが、数日ほどで芽が出てくることがあります。しかし、にんにくの芽に毒などの悪い要素は含まれておらず、芽が出たから食べられないということはありません。

常温での保存期間は2週間から1ヶ月ほどですが、環境によって変化することから、出来る限り早く使い切ることをおすすめします。特に、湿気が多い場所で保管した場合はカビが生えることもあり、基本的に常温での長期保存は向いていません。

購入した当日や数日で使い切るのであれば、常温でも良いでしょう。

 

冷蔵

基本はチルド室での保管で、冷蔵保存の期間は2ヶ月から3ヶ月ほどです。常温に比べると2倍以上の期間になるため、丸ごと購入しても十分に使い切れます。

ただし、使いかけで皮をむいている場合は、キッチンペーパーで包んでから袋などに入れての保存がおすすめです。前述した通り匂い移りを防ぐだけではなく、長持ちしやすくなります。

長持ちさせる詳しい方法は次の項目で解説していきます。

 

冷凍

にんにくは冷凍すると最も保存期間が長くなります。保存期間は6ヶ月ほどと非常に長くなるため、丸ごと購入しても十分に使い切れます。

ただし、保存期間が長い分、いつから保存したかの把握は必要です。保存袋などには保存を始めた日や、期限が切れる目安を書いておきましょう。

また、土作りについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。

にんにくを長く保存するためのコツ

にんにくを保存する方法は「常温・冷蔵・冷凍」の3つです。しかし、それぞれ保存期間が大きく異なり、方法によってはさらに変化します。

よりにんにくを長く保存するためにも、コツをご紹介します。

 

湿気させない

にんにくを長く保存する一番のコツは、湿気させないことです。湿気が多いとすぐにカビが生えてしまうため、保存する時は湿気を意識してみてください。

基本的には、キッチンペーパーなどに包むことで湿気にくくなります。冷蔵の場合は、さらに袋に入れると匂い移りも同時に予防できます。

また、乾燥しすぎてもにんにくの良さが減っていしまうため、湿気と同様に乾燥にも注意が必要です。こういった面でもキッチンペーパーを使うことで、上手く湿度を保ってくれます。

 

常温は避ける

にんにくは常温でも保存は可能です。しかし、保存期間が他と比べて短いだけではなく、芽が出る、カビが生えやすいといったデメリットが多くあります。

実際に、保存期間よりも早くカビが生えてしまい、全て使えなくなってしまうことも少なくありません。そのため、基本は常温を避け、冷蔵か冷凍での保存をおすすめします。

 

使う時のことも考える

保存方法でも解説しましたが、にんにくを保存する場合、使う時のことも考えておきましょう。例えば、調味料などとしての利用であれば、すりおろしてからの冷凍がおすすめです。

先に冷凍してからすりおろす場合、想像以上に冷たくて手にも負担がかかってしまいます。あらかじめすりおろしておけば、調理の時に冷凍されたまま加えるだけです。

もし、使い方を決めていないのであれば、そのままや、1片ごとに分けて保存しましょう。

 

加工する

にんにくはそのまま使うだけではなく、加工しても美味しく食べられます。メインにはなりませんが、調味料にすることでさまざまな料理に利用できます。

主には、にんにくオイル、にんにくの醤油漬け、にんにく味噌などです。

ただし、それぞれ保存期間が大きく異なるため注意しましょう。にんにくオイルは冷蔵で1ヶ月ほどと極端に長くはありませんが、簡単に加工できます。

にんにく醤油漬けは常温でも1年ほど日持ちします。また、醤油ににんにくを漬けておくだけという簡単な加工方法もポイントです。

最後ににんにく味噌ですが、冷蔵で半年ほど保存できます。他の加工よりも使う調味料が必要で少し手間はかかるものの、さまざまな料理の調味料として利用できます。

こちらの記事では、野菜作りに大切な肥料のおすすめを紹介しています。元肥と追肥の使い方や注意点も解説しているのでぜひ参考にしてください。

新鮮なにんにくを選ぶと長期保存しやすい

にんにくは野菜ということもあり、どれを選んでも同じではありません。新鮮なものもあれば、収穫から時間が経過しているものもあります。

新鮮なにんにくほど長期保存しやすく、古くなるほど家での保存期間は短くなってしまいます。この項目では、新鮮なにんにくの特徴を解説するため、選ぶ時の参考にしてみてください。

 

丸みがある

形に丸みがあり、ふっくらとしているにんにくがおすすめです。見るからにハリがあるものを選ぶと、失敗は少なくなります。

また、筋が出ておらずツヤがあるのも良いにんにくの特徴です。反対に、筋が出ていたりツヤがない、少し痩せて見えるようなものは避けましょう。

にんにくの1片ごとがしっかりと真ん中の茎についているのもポイントで、離れている場合は乾燥が進みすぎています。

 

固さがある

しっかりと触ってしまうと傷んでしまいますが、軽く触れて固さを確かめてみてください。柔らかい場合は傷みが進んでいる可能性もあるため、選ばないようにしましょう。

基本的に、にんにくはしっかりとした固さがあり、触って柔らかさを感じるのであれば新鮮ではありません。

 

重みがある

にんにくは収穫後に乾燥させるため、軽くなっているものと考えるかもしれません。実際には重さのあるほうが良く、軽すぎる場合は乾燥しすぎている可能性があります。

乾燥しすぎるとにんにくの旨みまで抜けてしまうため、持った時に重みを感じるものを選びましょう。

こちらの記事では、家庭菜園初心者向けにおすすめの野菜や失敗しない選び方、はじめ方や注意点などを解説いたします。ぜひ参考にしてください。

にんにくの保存に関するQ&A

最後に、にんにくの保存に関する疑問を解決していきます。

 

芽が出ても食べられる?

主に常温で保存している場合ですが、早ければ購入から数日で芽が出てきます。じゃがいもの芽は有毒と知られているため、にんにくの芽も同様に心配になる場合もあるでしょう。

しかし、にんにくの芽に毒はありません。もちろん食べても問題はなく、にんにくの芽が商品として出荷されることもあります。

ただし、にんにくの芽は匂いが強いだけではなく、ものによっては強い辛味が出ることも多く、好みの分かれる部分です。にんにくとしての利用しか考えていないのであれば、芽を取り除いてから調理してみてください。

 

色が変わっても食べられる?

にんにくは下処理を行ってから時間が経つと、色が変化する場合があります。鮮やかな青や緑に変化することもあり、初めて見るとびっくりするでしょう。

しかし、こういった色の変化はにんにくに含まれる栄養素の化学変化が原因で、食べること自体に問題はありません。これはカビや毒素が出ているといったことではなく、あくまで見た目の変化だけです。

にんにくを切ったりすりおろすことで細胞が破壊され、このような変色が起きます。ただし、すぐにこういった色の変化は起きず、早くてもそのままの状態で次の日などに持ち越した場合です。

にんにくの鮮度が落ちていることに違いはなく、食べないという選択肢も必要になります。色の変わったにんにくは食べても問題ないものの、人によっては健康を害する可能性もあります。

 

一番おすすめの保存方法は?

長期保存と使いやすさという点で、おすすめの方法は冷凍です。冷凍は保存期間が長いだけではなく、解凍するとさまざまな調理に利用できます。

にんにくの醤油漬けなどに加工したほうが保存期間は長いものの、用途は限られてしまいます。

あくまで使う目的によって変化する部分ではあるため、まずはにんにくを何に多く使うのかを考えてみてください。短期間で使い切るのであれば冷蔵、使いきれない場合は冷凍、調味料としてだけであれば加工しましょう。

まとめ

にんにくはさまざまな料理にアクセントを加えてくれるため、常にあっても困らない野菜です。しかし、大量に使うわけでもなく、余らせてしまいがちな野菜とも言えるでしょう。

今回ご紹介した保存方法であれば、長いと半年から1年ほどの保存も可能です。丸ごとにんにくを購入し、使いきれない場合は冷凍することで無駄にすることはなくなります。

この記事でご紹介した保存方法の中から、自分にあった方法を探してみてください。

こちらの記事では、ベランダ菜園のはじめ方や基本的な栽培方法、初心者におすすめの野菜などを解説いたします。ぜひ参考にしてください。