農作物や家屋だけじゃない!人間にも害を及ぼす危険な害獣アライグマの駆除方法

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当記事では、アライグマがもたらす農業被害や感染症など、アライグマの生態や危険性について詳しく解説しています。かわいらしい外見をもつアライグマは、実は害獣です。記事の最後でおすすめの害獣駆除業者も紹介しています。ぜひ参考にしてください。

愛くるしい姿で動物園でも人気のアライグマ。水で手を洗う姿がかわいいと、以前はペットとしても大変人気がありました。しかし、現在のアライグマはというと、農業関係者から嫌われる存在として「害獣」認定されています。

アライグマは、2005年にはペットとしての飼育も禁止され、特定外来生物にまで定められてしまいました。一体、アライグマの何が問題なのでしょうか。アライグマの知られざる危険性について解説していきます。

実は凶暴!アライグマの生態とは

アライグマとは「食肉目アライグマ科」に属する中型の哺乳類で、北アメリカ原産の野生動物です。寿命は通常3~5年程度ですが、飼育環境がよければ10~20年程度生きるといわれています。かわいらしい見た目から動物園などでも人気があり、日本には1970年代後半に飼育目的で輸入されました。

しかし、その見た目とは裏腹に凶暴な性格をもつため、残念ながら飼育には向いていません。現在、野生化しているアライグマは、かつての飼い主から捨てられたり、動物園から脱走したりして繁殖したものと考えられています。日本では2005年にペットとしての飼育が禁止されました。

身体的な特徴

アライグマは体長40〜60cm、体重4〜10kgほどで、全身が灰褐色、または茶褐色の毛で覆われています。目から頬にかけての毛が黒く、尻尾にあるしま模様が特徴です。

足の指は5本で人の手に似ており、器用にものをつかみます。また、メスよりオスの方がやや大きく、動物園のような整った飼育下では、まれに20kgを超える個体も存在します。

食べるもの

アライグマは、自分のまわりにある食べられそうなものは何でも食料にしてしまいます。木の実や果物、野菜や穀物はもちろんのこと、小型の哺乳類や両生類、魚介類や昆虫に至るまで、とにかく何でも食べる雑食動物です。

なかでもスイカやトウモロコシ、ブドウなどの甘いものが好物で、収穫前に畑を荒らす害獣として、農業関係者からは嫌われています。

性格

前述したとおり、アライグマはとても凶暴な性格をもつ動物です。幼少期は飼い主に懐くこともありますが、発情期を迎えた途端、攻撃的になります。

アライグマは人に噛みついたり、ペットや家畜を襲ったりすることもあるため注意が必要です。また、基本的に夜行性ですが、昼間に行動することも多いので、出くわしてしまったときには、刺激しないようにその場から立ち去りましょう。

生息地

アライグマは、毒をもつ獲物をこすり洗いしてから食べる習性があります。基本的には川や湖が近くにある森林や草原など、水のある環境を好みます。

しかし、適応能力の高いアライグマは、食料の豊富な都心部や住宅街にも姿を現すようになりました。そして現在では、日本全国でアライグマの生息が確認されています。

繁殖力

アライグマの繁殖力は非常に強く、メスの妊娠確率はほぼ100%といわれています。そのうえ、一夫多妻制なので、繁殖期になるとオスは複数のパートナーと交尾します。

さらに、メスのアライグマは、1度の出産で3〜6頭もの子どもを生むため、個体数は増え続ける一方です。また、日本にアライグマの天敵といわれる大型の肉食獣や猛禽類がいないことも、増殖に拍車をかける原因だと考えられています。

アライグマによる被害

以前はペットとして人間から愛されていたアライグマ。そんなアライグマがどうして害獣として駆除の対象になってしまったのでしょうか。アライグマがもたらす被害について詳しく解説します。

農作物を荒らす

先述したとおり、アライグマは雑食動物です。また、甘いものを好むため、スイカやトウモロコシ、ブドウやナス、トマトなどの農作物を食べてしまいます。

さらにアライグマは、ビニールハウスを破壊することもあり、農家に大きな被害を与えています。2015〜2017年度のデータによると、アライグマが農業に与えた被害総額は3億円を超えており、日本全体で深刻な問題となっているのです。

(参照元:https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_zyokyo2/h29/attach/pdf/181026-5.pdf

家屋を傷つける

私たち人間の住む家は、雨風がしのげ、1年中快適な温度に保たれているため、アライグマにとっても快適な環境です。アライグマは自分たちにとって快適な空間を見つけると、そこで子育てや生活をしようと棲みつき始めます。日本の住宅は屋根裏に断熱材のある家が多く、メスのアライグマはそれらを利用して巣を作ることが多いようです。

アライグマが本格的に棲みつき始めると、まず悩まされるのが足音による騒音被害です。アライグマは夜行性のため、夜に駆け回る音で住人は眠れなくなってしまいます。

さらに困らされるのがフン害です。アライグマにはフン尿を同じところにためる習性があるため、屋根裏にはどんどんフン尿がたまってしまいます。

フンがたまるとそこから発生するのがカビです。尿は室内に漏れ出し、フン尿により建物内の衛生状況が悪化します。雑食性であるアライグマのフン尿の臭いは強烈です。最悪の場合、フン尿とともに天井板が腐敗し、抜け落ちてしまいます。

このように、アライグマが家屋に棲みつくと、爪で柱が傷つけられたり、断熱材を破壊されたりして、建物は本来の機能を発揮できなくなります。アライグマが人間にとって快適な空間を破壊してしまうのです。

ペットや家畜を食べる

雑食性のアライグマは何でも食べてしまいます。外でペットを飼っている場合は、エサを出しっぱなしにすることがないよう気をつけてください。エサと一緒にペットまで襲われてしまいます。

また、水槽で魚やカメを飼っている人も要注意です。上に蓋やネットをつけるなどの対策をとらないと、アライグマに食べられてしまいます。過去には、狩猟犬を襲ったり、牛の乳首を噛みちぎったりした例もあるほど、アライグマはどう猛な生き物です。

さまざまな感染症を媒介する

アライグマは、さまざまな感染症を媒介する恐ろしい生き物です。噛みつかれると、傷口から病気に感染する可能性があるので、無闇に触れることは避けましょう。

また、アライグマのフンには寄生虫や細菌が含まれているため、それらに触れては大変危険です。アライグマが媒介する主な感染症を以下にまとめました。

重症熱性血小板減少症(SFTS)

アライグマに付着しているマダニによって引き起こされるもので、致死率の高い感染症です。

アライグマ回虫症

アライグマが保有する寄生虫によって引き起こされる感染症です。人間が発症することはまれですが、重篤な神経疾患を引き起こす可能性があります。

狂犬病

狂犬病は、感染すればほぼ100%、死に至るとして知られる恐ろしい感染症です。アライグマは狂犬病キャリアとして、さまざまな動物にウイルスを媒介します。

レプトスピラ症

レプトスピラという細菌が引き起こす感染症で、多くの場合、かぜのような比較的軽い症状のみで回復します。ただし、まれに黄疸や出血、腎障害などの重篤な症状につながるため注意が必要です。

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アライグマを捕まえて報奨金!?

なぜ捕獲したら報奨金があるのか

上文でも説明したとおり、アライグマの見た目こそ可愛いものの、周辺家庭に与える被害は甚大です。市民の協力を募り報奨金を出すことで、被害の抑制を目的としています。

報奨金はどれくらい

気になる報奨金は各市区町村ごとに単価が設定されています。お住まい地域のホームページを見るか、直接問い合わせて事前に確認してみてください。

おおよそではありますが、多くは2,000円~3,000円で設定されている地域が多いです。

素人でも捕まえられる?

結論からいうと、難しいでしょう。

アライグマを捕獲するには「狩猟免許」が必要になります。また、許可なく捕獲することを禁じられており、事前に市役所などに申請を出す必要があります。

危険性もあることながら、捕獲するためだけにはかなりの手間を要します。被害にお悩みの方で、自分で捕獲ができない場合は速やかに専門家に依頼することをおすすめします。

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アライグマを勝手に駆除すると法律に違反する

農作物や家屋、人間にまでさまざまな害を及ぼすアライグマ。一刻も早く捕まえて駆除したいと考える人が多いと思いますが、実は2つの法律により、勝手な駆除は禁止されています。

その2つの法律というのが、日本の生態系を守るためにできた「外来生物法」と、鳥獣保護を目的とした「鳥獣保護法」です。以下にそれぞれの罰則をまとめました。

外来生物法による罰則

アライグマは「外来生物法」が定める特定外来生物に該当します。そのため、アライグマを無許可で飼育、または保管、他の場所に運搬、放すなどすると、全て法律違反です。個人が「外来生物法」に違反すると、300万円以下の罰金、もしくは3年以下の懲役刑に処せられる可能性があります。

ただし、捕獲は罰則の対象ではありません。偶然、罠(わな)にアライグマがかかってしまったら、その場で逃すか専門機関に連絡しましょう。

鳥獣保護法による罰則

アライグマは「鳥獣保護法」という法律の対象です。研究や調査、動物園などへ展示する以外の目的での捕獲はできません。法律の範囲内で捕獲する場合でも、環境大臣や各都道府県知事などから許可を得る必要があります。

許可なくアライグマを捕獲した場合、100万円以下の罰金、もしくは1年以下の懲役刑に処せられる可能性があります。また、無許可で捕獲された動物を飼育した場合は、50万円以下の罰金、もしくは6ヶ月以下の懲役刑に処せられる可能性があるので注意しましょう。

アライグマ被害で困ったら専門機関へ相談する

アライグマを勝手に駆除すると、法律に違反することはもちろん、ウイルスや病原菌への感染なども懸念されるためやめましょう。また、アライグマは非常に凶暴な性格です。捕獲の際に襲われる可能性もあり、素人が手を出すのは大変危険です。

アライグマ被害を解決したい場合は、専門機関や業者、住んでいる自治体に相談しましょう。

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まとめ

かわいらしい見た目のアライグマが家畜を襲うというのもショッキングですが、さまざまな感染症を媒介すると聞いて、恐ろしさが倍増したのではないでしょうか。

農作物を荒らし、ペットを襲い、家屋を傷つける…まさに害獣の名にふさわしい暴れようですが、法律により勝手に駆除できないのが現実です。フンにまで寄生虫が含まれているため、それを自分で扱うことすら危険です。

アライグマの被害にあったら、まずは専門家に相談することをおすすめします。