【初心者向け】ベランダガーデニングの始め方やおすすめ植物!おしゃれなレイアウトのポイントも解説
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
「広い庭やスペースはないけどガーデニングをしてみたい」という人におすすめなのが、マンションやアパートなどでもできる「ベランダガーデニング」です。
工夫を凝らし花や野菜などの植物を育てれば、限られたスペースのベランダでもおしゃれな空間、リラックスできる空間に作り変えられますよ。
本記事では、ベランダガーデニング初心者向けに始め方やおすすめの植物、レイアウトのポイントや注意点などを解説いたします。
目次
ベランダガーデニングの始め方3ステップ
ベランダガーデニングを始める際は、以下の3ステップで準備を進めていきます。
- マンション・アパートのルールを把握しよう
- ベランダの環境をチェックしよう
- 植物栽培に必要な道具を揃えよう
「道具は揃えたけど結局できなかった」とならないよう、しっかり準備していきましょう。
1:マンション・アパートの管理規約を把握しよう
マンション・アパートなどのベランダは、実は契約者の専用部分ではなく、建物の共有部分とされています。
安全性や景観確保などの観点から様々なルール(管理規約)が建物ごとに規定されており、たとえば「ベランダの耐荷重」は、ガーデニングをするうえでかならず確認すべき項目です。
また「避難経路の確保」も消防法により決められています。避難経路となる仕切り壁やハッチは、ガーデニンググッズで塞がないよう注意してください。
マンション・アパートの管理規約は、住民間のトラブルを避けるためだけでなく、周囲や家族の安全を守るためにあります。耐荷重や避難経路などの重要な項目以外にもしっかり目を通し、ルールを守りながらベランダガーデニングを楽しみましょう。
2:ベランダの環境をチェックしよう
本格的にガーデニングを始める前に、ベランダの環境をチェックしましょう。具体的には、以下のような項目を確認してください。
- 日照条件
- 風通し
- 排水口の位置
- 使える面積
中でも重要なのは、日が当たる位置・日照時間・日差しの強さなどの日照条件です。植物は日照が不足していると軟弱に育ってしまうため、ガーデニングを始める前にかならず確認しておきましょう。
なお、東向き・南向きのベランダは日当たり良好。西向きは日差しが強く、北向きは日当たりが悪いのが基本です。プランターを移動させればある程度の日当たりは確保可能ですが、方角的にどうしても日照不足になる場合は、日陰や半日陰でも育つ野菜を選びましょう。
3:植物栽培に必要な道具を揃えよう
管理規約の把握と、ベランダの環境チェックが終わったら、植物を育てるのに必要なものを揃えましょう。ベランダガーデニングで基本的に必要になる道具は以下の通りです。
- 植物の種・苗
- プランター・鉢
- 培養土
- 鉢底石
- 追肥用の肥料
- ジョウロ
プランターや鉢は、深さ30cm以上の大型サイズを選べば、花から野菜までほとんどの植物が栽培可能です。
ただし、育てる植物によっては、30cm以下の小さいサイズでも十分な場合もあります。面積の小さなベランダでは、植物に適したサイズのプランターを選んで、スペースを有効活用しましょう。
また、培養土はそのまま使える市販の培養土を利用すると便利です。下記の記事で、植物ごとにおすすめの培養土を紹介していますので合わせてご覧ください。
ベランダガーデニング初心者におすすめの植物
ベランダは室内と違って気温の変化が激しいため、ベランダガーデニングで栽培する植物は、寒さや暑さに耐性があるものが育てやすくおすすめです。使える面積も限られているため、なるべく小さなスペースで育てられる植物を選びましょう。
ここでは、ベランダガーデニング初心者でも育てやすい「花」「観葉植物」「ハーブ・野菜」を、それぞれ紹介しています。
おすすめの花
ベランダガーデニングといえばやはり「花」。かわいらしい見た目でベランダを彩り、おしゃれで癒やされる空間を演出してくれます。様々な種類がありますが、以下のような花が育てやすく初心者にもおすすめです。
- ビオラ・パンジー
- ペチュニア
- マリーゴールド
- チューリップ
- ニチニチソウ
- プリムラ
- アネモネ
- コスモス
上記の花は、いずれも比較的簡単に育てられますが、季節や日当たりによって育てやすさが異なるので要注意です。
おすすめの観葉植物
ベランダが緑豊かになる観葉植物は、インテリアや癒やしとしてだけでなく、目隠しや日除けにもなり、おしゃれなガーデニングに欠かせない植物です。初心者におすすめの観葉植物は以下の通りです。
- サンスベリア
- モンステラ
- アイビー
- ガジュマル
- オリーブの木
- 多肉植物
上記6種類はある程度寒さに強く、非常に育てやすいため、ベランダガーデニング初心者にピッタリの観葉植物です。
なお、ガジュマルやアイビー、サンスベリアは半日陰、モンステラや多肉植物は日陰でもよく育ちます。そのため、日当たりの悪い北向きのベランダでも問題なく栽培可能です。
おすすめのハーブ・野菜
ベランダガーデニングで、ハーブや野菜を育てるのもおすすめです。栽培が簡単なものを選べば、採れたて新鮮で美味しい野菜を、誰でも気軽に楽しめます。初心者におすすめのハーブ・野菜は以下の通りです。
- バジル
- ルッコラ
- シソ(大葉)
- ミニトマト
- コマツナ
- レタス
野菜は基本的に、日当たりの良い環境を好みます。南向き・東向きのベランダであれば、よく色付いた美味しい野菜がたくさん収穫できますよ。
日陰や半日陰のベランダでは、バジルやルッコラなどのハーブ類がおすすめです。ハーブ類は、日陰や半日陰でもよく育ち、害虫の影響を受けにくいため、ガーデニング初心者にはピッタリの品目です。
ベランダガーデニングでおすすめの野菜やハーブについて、下記の記事でさらに詳しく解説しています。気になる方はこちらも合わせてご覧ください。
ベランダガーデニングをおしゃれに楽しむレイアウトのポイント
植物を並べたり育てるだけでも十分楽しめますが、レイアウトを意識してグッズなどを活用すれば、おしゃれさや心地よさを演出できて、ガーデニングをさらに楽しめます。
ここでは、ベランダを手軽かつおしゃれに楽しむポイントを解説しています。ぜひ参考にして、ただのベランダを「おしゃれで気分の上がる空間」「居心地のいい空間」に作り変えてみてください。
床材を敷く
ベランダガーデニングをおしゃれに楽しむために、もっとも手軽かつ重要なポイントが床材を敷くことです。
テーマに合わせて以下のような床材を敷くだけで、ベランダの雰囲気がガラッと変わり、おしゃれな空間に一気にグレードアップしますよ。
- ウッドパネル
- ストーンパネル
- 樹脂製タイル
- テラコッタタイル
- 人工芝
上記のように、床材には様々な種類があります。どのような雰囲気のベランダにするかによって、見た目・材質を重視して選ぶとよいでしょう。
なお、ベランダの耐荷重を超えないか、排水溝に水が流れるかは、しっかり確認しておく必要があります。
壁や室外機を隠す
ベランダをよりおしゃれにするには、棚やフェンスでベランダの壁やエアコン室外機を隠すことも重要です。
棚やフェンス、トレリスや室外機カバーなどを設置して、無機質な壁や室外機を隠すことで、ベランダの雰囲気を一気にアップさせられます。同時に収納や目隠しにもなり、一石三鳥のためやらない理由はありません。
設置するだけの市販のものもありますが、木板などを使って自分好みにDIYするのも、意外に簡単なのでおすすめです。そこにフックや壁掛けプランターなどの小物で飾り付ければ、スペースを有効活用しながら、さらにおしゃれな空間に仕上がりますよ。
ただし、避難経路となる隣室との仕切り壁は、フェンスなどで覆わないようにしてください。避難経路を塞いでしまうと、消防法に触れるため要注意です。どうしても気になる場合は、屋外用のカーテンなどを使うと、ベランダの雰囲気を壊さずにカバーできます。
ベランダガーデニングでよくあるトラブル・注意点
以下では、ベランダガーデニングをする際の注意点や、よくあるトラブルについて解説します。下記3つの注意点の予防・対策をしっかり行い、ベランダガーデニングを気兼ねなく楽しみましょう。
ご近所トラブルに注意しよう
マンションやアパートのベランダでガーデニングをする場合、隣や下階の部屋に迷惑がかからないよう、しっかりマナーを守る必要があります。たとえば以下のような点は、ご近所トラブルにつながりやすいので、かならず対策しておきましょう。
- プランター・グッズの落下
- 植物の繁茂
- 水漏れ・水溜り
- 排水溝の水詰まり
- 汚れ・臭い
特にプランター・グッズの落下には要注意です。重いものが落下してしまうと、大きな事故になりかねないため、台風や地震が起きても落下しない場所に置きましょう。
また、水やりにも注意が必要です。下階のベランダに干してある洗濯物などを濡らしてしまったり、排水溝に詰まりが生じると、大きなトラブルにつながる恐れがあります。水が外に出ないように、また排水溝の清掃を怠らないようにしてください。
高温・低温や悪天候から植物を守ろう
ベランダガーデニングではその性質上、夏の高温や冬の低温、台風などの悪天候による悪影響を受けやすくなっています。
そのため、暑さや寒さに強い植物を選ぶことに加え、下記のような対策・管理方法をとって植物を守りましょう。
予防・対策方法 | |
---|---|
暑い時期 | ・遮光ネットやシェード、すだれなどで遮光する ・床材や台の上に鉢を置く ・打ち水で温度を下げる |
寒い時期 | ・一時的に室内で管理する ・プランター・鉢用の保温資材を用いる |
台風・大雨 | ・防風ネットを張る ・支柱などで補強する ・室内に避難させる |
ベランダは植物にとって厳しい環境になりがちです。上記のような対策方法をしっかりと把握し、いざというときに対応できるようにしておきましょう。
病害虫・鳥害の予防・対策もしっかりと
植物を栽培するうえで、忘れてはならないのが病害虫対策です。手間をかけて育てた植物に悪影響が出るだけでなく、ご近所トラブルにもつながりかねないため、下記のような予防・対策を行いましょう。
- ベランダを清潔に保つ
- ベランダの排水性・通気性を確保する
- 防虫ネットを張る
- 薬剤や自然農薬を使用する
- 水はけのよい土を使う
- 病気・虫に強い植物を栽培する
なお、高層階では鳥害も発生しやすくなります。対策方法としては、防鳥ネットを張ることで十分な効果が期待できます。
手間ひまかけて育てた植物たちを、病害虫や鳥によって台無しにされないよう、普段からの予防・対策を徹底的に行いましょう。
まとめ
ベランダガーデニングの始め方やおすすめの植物、レイアウトのポイントや注意点などを解説しました。
なんの変哲もないベランダも、植物を1つ育てるだけで雰囲気はガラッと変わります。さらに床材などのガーデニンググッズを活用することで、おしゃれで居心地のよい空間に仕上げていくことも可能ですよ。
まずは植物1つからベランダガーデニングに挑戦し、あなただけの癒やし空間を作り上げてみてはいかがでしょうか?