草刈りで刈った草はそのままで大丈夫?簡単な処分方法を紹介します
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少量の草であれば処分にも困りませんが、広い範囲や農地などになると、草を刈った後の処分に困ります。
草が多くなると、そのまま枯れるまで放置するといった方法を取ることもあるでしょう。
しかし刈った後の草をそのままにしておくと、さまざまな悪影響が考えられます。
悪臭を放ったり害虫の発生など、よい影響はありません。
草を刈った後は、適切に処理することが必要不可欠です。
今回の記事では「刈った草をそのままにしたらどうなるか」だけではなく、処分方法やグッズや、専門の業者なども紹介していきます。
これから夏に向かって雑草が伸びやすい時期になるため、今のうちに対策を行いましょう。
目次
草刈りで刈った草をそのまま放置した場合の影響
最初に、草刈り後の草をそのまま放置した場合の影響を解説します。
どれもよい影響ではなく、悪影響なことばかりです。
悪臭による影響
草刈り後の草を放置した場合、晴れの日が続けば枯れていくこともあります。
しかし雨が降ったり湿気が高い場合には、なかなか乾きません。
雑草も植物なので腐ることがあり、時に強い悪臭を放ちます。
とくにドクダミ草が含まれていた場合には、より強い悪臭を放つことになるでしょう。
ドクダミ草は人に悪影響を与える植物ではありませんが、独特な臭いをしてします。
葉を傷つけるだけでも臭いは出るため、草刈りをしただけでも臭いますが、放置して腐らせることでより強い悪臭になります。
害虫の発生による影響
草が乾燥しない場合、湿気を持ったままの草は虫の巣にもなります。
ゴキブリといった大きめの害虫だけではなく、ダニやハエといった害虫も繁殖しやすくなり、近隣にも迷惑をかけてしまいます。
住宅が近い場合には家に侵入されたり、農地であれば近隣の作業、農作物の生育に影響が出るかもしれません。
近所のトラブルにもなりかねないため、放置は厳禁です。
刈りっぱなしでもよいケース
刈草を放置することは、主に都市部や住宅地、農地などで問題となりやすいです。しかし、それらの場所から離れている場所では、刈りっぱなしでも良い場合もあります。
周囲に民家や畑が無い
周囲に人がいない場所や広大な空き地・農地等なら、刈草を放置しても迷惑をかける相手がいません。したがって、そのような場所では刈草処分をする必要はあまりありません。
刈りっぱなしの刈草は、虫や微生物の力を借りて時間をかけて分解され、土に戻っていきます。
畑や庭の敷き草に使う
適切に管理された状態であれば、庭や畑で刈草を有効活用できます。刈草を「雑草マルチ」として活用すれば、畑で使用するビニール資材の量を減らすことができ、敷き草として活用すれば地面の乾燥防止にも役立ちます。
その場合は、草刈りの頻度を高めにして伸ばしすぎないようにしましょう。雑草の種ができるまで伸ばしてしまうと、草刈り後に種が落ちて雑草が生える範囲が拡がってしまうので、特に注意してください。また、刈草をできるだけ細かくカットすることで、刈草の分解も速まります。
草刈りで刈った草の処分方法
草刈り後の刈草は、適切な方法で処分しましょう。3つの処分方法を紹介しますので、ご自身の状況に合う方法を考えるのに活用してください。
1.ごみ回収に出す
最も一般的なのが、自治体が行うごみ回収に出す方法です。この場合は、ごみの分別方法と、なるべくかさを減らすことに注意してください。
ビニールシートを敷いて天日干しする
刈草をごみとして処分するためには、できれば刈ってすぐ袋に詰めるのではなく、しばらく置いて乾燥させましょう。
おすすめの乾燥方法は、ビニールシートの上に草を置いて天日干しする方法です。土から草を離すことで、地面からの吸湿と虫が寄りつくのをブロックでき、腐敗して悪臭を放ったり害虫を発生させたりというリスクが少なくなります。
また、草を乾燥させるとかさが減り軽くなるので、その後の袋詰めや持ち運びが楽になり、ごみ回収業者の負担も軽減できます。
刈草ごみの分別方法
刈草の分別方法は自治体により異なります。
代表的なのは燃えるゴミ(可燃ごみ)ですが、自治体によっては、雑草や庭木の剪定枝などが無料収集の対象になっている場合があります。
お住まいの市区町村のホームページなどでご確認ください。
2.土に帰す
植物は時間が経てば自然に分解され、土に帰っていきます。空き地や畑・庭などで周囲に迷惑をかけずに処理できる場合は、この方法もおすすめです。
穴を掘って土に埋める
少量の草であれば、穴を掘って埋めてしまいましょう。
40cmほどの深さの穴に、乾燥させた刈草を埋めてください。穴の深さが浅いと、刈草からまた新しい芽や根が生えてしまう場合があります。
農地のように広い場所は、そのまま草ごとトラクターですき込む方法も多く見られます。
雑草堆肥にする
雑草を材料にして、堆肥を作ったり、土づくり・土壌改良に活用することもできます。
簡単な方法は、天日干し後の乾いた雑草を土の中に埋めておく方法です。草と一緒に米ぬかを入れて混ぜておくと、発酵が促進され、より優れた堆肥となります。
土に埋めずに、畝間などに刈草を敷いておき、そこで分解・発酵させていく方法もあります。同じように、畝の上で敷き草として使用しながら分解させる方法もあります。生の刈草には害虫の卵を産み付けられるリスクがあるので、状況に応じて置き場所を選択してください。
3.草刈りから処分までを外注する
刈草の量が多い、土地面積が広い、忙しい、時間が無い……様々な理由で、刈草処分に手間をかけられない人もいるでしょう。そこで、3つめの選択肢として、草刈り業者への外注を紹介します。
草刈り業者に依頼すれば、草刈りから草の処分まですべてを代行してもらえます。ある程度の費用を払うだけで、自分の時間や体力を使わずにきれいにしてもらえます。
草を放置してしまい困っている方は、ぜひいちど検討してみてください。
草刈りを外注するメリット
草刈りを業者に外注するメリットには、このようなものがあります。
- 怪我などの危険がない
- 綺麗な仕上がり
- 自分で作業しなくてよい
まず第一に、怪我をする危険がなくなります。草刈りは範囲が広くなるほど、刃物や機械を使用します。特に草刈機は高速で刃を回転させるため、触れてしまった場合は大怪我につながるかもしれません。
第二に、プロの仕事は仕上がりが綺麗です。草刈りは一見すると単純な作業ですが、自分で綺麗に刈るのは難しいです。綺麗に刈った草は伸びてくるのも遅くなるため、今後の草刈りもしやすくなります。
第三に、自分の時間や体力を草刈りに使わなくて良いことです。広範囲の草刈りだと1日がかりになることも珍しくありません。時給に換算するとかなりの額に相当する上に体力も削られます。多少費用がかかっても、業者にアウトソーシングする方が合理的という考え方もあるでしょう。
草刈りの外注なら「草刈り110番」へ
草刈り110番は、面倒な草刈り作業を業者に依頼できるサービスです。一般家庭の庭から農地まで、幅広い土地の草刈りを請け負ってくれます。
- 分かりやすい料金設定
- 見積もり無料
- 年中無休、24時間365日電話受付可能
- 北海道から沖縄まで全国対応
- 東証上場企業
草刈り110番の料金は非常にシンプルです。現地調査と見積もりは無料で行なっており、作業料は1㎡あたり180円(税込)から。別途出張費が発生しますが、草刈り110番は全国に加盟店を持っているため、極端に高い価格にはならないでしょう。
▷草刈り110番について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。草刈り110番の料金やサービス内容・利用した人の口コミを紹介しています。
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▷こちらの記事では草刈り業者を10社紹介しています。
▷一般的な草刈り料金の相場を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
草刈りで刈った草の片付けに便利なグッズ
草刈り後の草を片付ける方法は、先ほど紹介した通りです。
しかし、片付けを楽にするためには便利なグッズを利用しましょう。
とくに、これから何度も草の片付けが予想される場合には、長く使える便利なものです。
リョービ ブロワバキューム
リョービの「ブロワバキューム」は、風を送り出す「ブロワー」だけではなく、吸い込む「集じん」機能を搭載します。
落ち葉などに使用することの多い道具ですが、草刈り後の乾燥した草にも活躍します。
すべてを吸い込むのは難しいですが、ゴミ袋に入らなかった細かい草など、綺麗に掃除するためには必要です。
ガーデンハンディバケツ
ガーデンハンディバケツは、刈った草を集めるためのバケツです。
ただし、ただのバケツではなく、折り畳み式という部分がポイントでしょう。
容量は250Lと非常に大きいため、そのままの形では保管に場所を取ります。
しかし、折り畳んでおけば使わない時は邪魔になりません。
また撥水コートを施しているため、水洗いも問題なく使用後も清潔に保てます。
草刈りの道具については、こちらの記事で詳しく紹介していますのであわせて参考にしてください。
草刈りで刈った草の処分の注意点
草刈りで刈った草を処分するのに、少し注意しておきたい点を2つ紹介します。
自分で燃やしてはいけない
昔であれば、家の庭でゴミを燃やすということを見かけることもありました。
しかし一部の例を除いて、家庭での焼却は法律で禁止されています。
焼却していた内容が家庭ゴミと判断された場合には違反となり、実刑もあり得ます。
野焼きとして認められているものは非常に少なく、基本的に勝手な焼却は違反になると考えておいてください。
天日干しは土の上でしない
天日干しについては前述していますが、土の上では意味がありません。
土は水分も含んでいるため完全に乾燥させることは難しく、雨が降れば刈った草が根を張ってしまうこともあります。
また害虫もつきやすくなるため、天日干しを行う場合にはビニールシートなどの上で行いましょう。
草刈り後は雑草予防をする
場所にもよりますが、草刈り後に予防を行うことで、次に草刈りをする機会を減らせます。
自宅では庭、農地であれば畦道など、今後の手間を減らすためにも予防を行いましょう。
防草シートをはる
「防草シート」は不織布などでできたシートのことで、雑草を予防したい場所に敷くことで効果を発揮します。
シートが日光を遮断するため、雑草は光合成ができなくなり成長しないという原理です。
ただし、防草シートを使用する場合には、風で飛ばされないようにしなくてはいけません。
個人での設置が難しい場合には、先に紹介した草刈り110番など、専門の業者に施工を依頼しましょう。
除草剤を使用する
「除草剤」は、一般的に広く知られている防草方法です。
薬剤を使用するため、草を枯らしたり生えにくくする効果は高く手軽な方法です。
粒剤と液剤に分かれ、即効性なら液剤、長く効果が欲しい場合には粒剤を使用します。
ただし除草剤は雑草だけではなく、他の草木も枯らすため注意しましょう。
農地で使用する場合には、畦道や畑から離れた場所に限定するなど、最大限注意しなくてはいけません。
また定期的な散布も必要になるため、夏場などは想像以上に頻繁な散布が必要です。
まとめ
草刈りで刈った草をそのまま放置した場合、さまざまな悪影響が起きます。
悪臭や害虫の発生など、自分だけではなく近隣にまで迷惑をかけてしまうかもしれません。
刈った草の処分は天日干しを行い、燃えるゴミの日に出すのが基本です。
もし草の量が多かったり、定期的な草刈りが必要なのであれば、業者への依頼も選択肢に入れましょう。