ブルーベリーの育て方・植え付けから収穫まで8つのポイントを解説

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ブルーベリー

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ブルーベリーは生食やスイーツ、ジャムとしても大人気の果実です。サプリメントとしての需要も多く、数多く輸入されています。そんなブルーベリーですが、実は日本の農家や家庭菜園での栽培もとても盛んです。

この記事では、植え付けから収穫まで、8つのポイントや注意点を押さえながら、ブルーベリーの育て方をご紹介していきます。適切に栽培して、甘くておいしいブルーベリーを収穫しましょう。

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ブルーベリーの基礎知識

ブルーベリーは北アメリカ大陸原産で、4~5月にかけての春先にホワイトのかわいい花を咲かせます。ブルーベリーの収穫期は6~9月頃です。植え付けは、葉っぱが落ちる11~3月(関東より西の地域)、または2~3月(寒い地域)頃に行います。

ブルーベリーは、樹高1~3mの落葉低木樹で、家の庭やベランダで育てる人も多くいます。成長してもほかの果樹と比較して幅をとりにくく、狭い場所でも育てやすい果樹です。

  • 開花期:3月下旬~5月
  • 収穫期:6月~9月
  • 植え付け:11月~3月
  • 肥料:3月/5月/8月下旬
  • 剪定:1月~2月

ブルーベリーの種類

ブルーベリーには、200~300種類ほどの品種があるといわれています。日本で出回っている品種は100種類以上。これらのブルーベリーは、それぞれ特徴の異なるハイブッシュ系とラビットアイ系の2系統に大きく分けられます。

ハイブッシュ系

ハイブッシュ系は寒さに強く、暑さに弱いことが特徴です。ハイブッシュ系はさらに、原産地域によりノーザンハイブッシュ(北部産)とサザンハイブッシュ(南部産)に分類されます。

ノーザンハイブッシュ系

古くから品種改良されてきたノーザンハイブッシュ系は、一粒のサイズが大きく、風味もよいためとても人気です。寒さに強いので、北海道や東北、または北陸や中国山地といった高冷地での栽培に適しています。代表的な品種として、以下のようなものが挙げられます。

・アーリーブルー…酸味と甘みがちょうどいい味わいで、古くから親しまれている品種です。
・デューク…酸味が強く大粒で、見た目が美しい品種です。
・パトリオット…酸味と甘みが強く、独特の風味が含まれる品種です。

サザンハイブッシュ系

サザンハイブッシュ系のブルーベリーの特徴は、酸味が少なく食べやすいことです。完熟期をそれほど気にすることなく、おいしい果実を収穫できます。日本でサザンハイブッシュ系の栽培に適している地域は、西日本などの温暖な地域です。

代表的な品種には、以下のようなものが挙げられます。

・オニール…甘みが強く、万人受けしやすい品種です。
・サファイア…新しい品種で、甘い風味の中に酸味も含まれることが特徴です。
・サンシャインブルー:スモールサイズの実がたくさんできる品種です。

ラビットアイ系

暑さに強く、寒さに弱い品種です。丈夫で育てやすいため、ブルーベリーを初めて育てる人でも安定的な収穫が期待できるでしょう。果実が育つ過程で、ウサギの目に近いカラーになるため「ラビットアイ」とネーミングされました。

代表的な品種として、以下のようなものが挙げられます。

・ティフブルー…甘くておいしいと評判が高く、長く愛されている品種です。
・パウダーブルー…保存性に優れ、香り高い品種です。
・オンズロー…酸味と甘みのバランスがよく、寒さに強い品種です。

成長の早いラビット系は、サザンハイブッシュ系と同様に、西日本などの温暖な地域での栽培に向いています。

このように、ブルーベリーは系統や品種によって耐候性や味わいに違いがあります。ブルーベリーを育てる際は、地域の気候条件に合ったタイプを選別しましょう。

ブルーベリーの育て方

いよいよ育て方の詳細をポイントごとに解説します。以下に説明する8つのポイントを押さえて、実り多い収穫時期を迎えられるよう、大切に育てていきましょう。

ポイント1:2種類以上一緒に植え付け

果樹は受粉することによって実をつけます。そのため、2本以上の木を一緒に植え付けることが重要です。2本目の木を選ぶ際は、同じ系統の別品種の木を選びましょう。

ハイブッシュ系は単体でも結実が望めますが、大きく実を成長させたいなら、別品種も一緒に植え付けることをおすすめします。

ポイント2:土づくり

ブルーベリーをすくすくと育てるために、まずは土づくりにこだわりましょう。酸性の土をつくることが重要ですが、間違えると枯らしてしまうおそれがあるので注意してくださいね。

一般的な野菜や植物には、pH6.0くらいの中性や弱酸性の土が使われますが、ブルーベリーの場合は、ハイブッシュ系でpH4.5前後、ラビットアイ系でpH5.0前後に調整された酸性の土を用意します。

ここで必要となるのがピートモスです。土と同量のピートモスを水で充分に湿らせ、たっぷりの量を混合すれば、酸性の土ができあがります。

ポイントは、石灰などのアルカリ性成分が含まれていないピートモスを選ぶことです。購入する際は、pHが調整されていないタイプのピートモスを選んでください。プランターを利用する場合は、すでに調整済の培養土をホームセンターなどで探してみましょう。

ポイント3:植え付け

では次に、植え付けの方法をご紹介します。

1. 直径40~50cmの穴を掘りましょう。
2. 水で湿らせたピートモスと腐葉土40Lを土に混ぜ込みます。
3. 添え木も一緒に穴にいれて、苗木の株と地面の高さが平行になるよう調節します。
4. 残りの土をかけたら水をたっぷりやり、根と土をなじませます。
5. バークチップなどを根元にまいて、乾燥から木を守ります。

ポイント4:肥料

肥料を与える時期とその目的は、以下の通りです。

肥料は、夏前の成長に備えることを目的として、まず開花前の3月中頃に元肥を与えます。結実した実を大きくするための追肥は5月中頃、秋の養分蓄積を手助けするための追肥は8月頃に行います。

元肥とは、苗を植え付けるときに与える肥料のことです。不足した栄養を補う肥料のことを追肥と呼びます。

肥料は、植物に必要な肥料の三大要素である、窒素・リン酸・カリウムが「8-8-8」と表記されている肥料を選びましょう。これは100gの内、それぞれの成分が8gずつ含有されていることを意味しています。実際に与える際は、樹木の様子を観察して、量を調整してください。

ポイント5:水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。夏の昼間は高温になるため、午前中の早い時間に水やりするのがおすすめです。土が乾燥しやすい時期は、水分管理に特に気をつけましょう。

根は樹木の枝と同じ大きさで土中に広がっているため、枝の長さを確認しながら水を与えてください。また、水がはねて土が木についてしまうと、病気になりやすいため、気をつけて作業しましょう。

ポイント6:剪定

剪定とは木の枝を切って形を整えることです。日陰をつくっている枝葉を切り落とし、日当たりや風通しをよくして、実つきをよくするために剪定を行います。

ブルーベリーは落葉樹なので、葉っぱがなくなる12~2月頃が剪定に適した時期です。枯れた枝やシュートと呼ばれる幹から出てきた強い枝をカットしていきます。このとき、枝の先端の花芽は果実になるので、すべて切り落とさないよう気をつけましょう。

ポイント7:人工受粉

結実しにくい樹木がある場合は、人工受粉を試してみましょう。開花した枝を軽くたたき、黒いお皿や紙の上に白い花粉を落として集めます。そして花粉を筆の上に乗せて、違う品種の花に軽くまいてください。

これを同一系統の品種間で行うと結実しやすくなります。人工受粉は、同じ系統の違う品種で行うことが重要です。ハイブッシュ系の品種とラビットアイ系の品種間で人工受粉を行ってもうまくいきません。

ポイント8:収穫

ハイブッシュ系は6~7月、ラビットアイ系は7~8月と、初夏から夏にかけて収穫の時期がやって来ます。甘みたっぷりの果実を収穫したい場合は、色がしっかりとしたブルーに変わってから約1週間経った頃合いでの収穫がおすすめです。それよりも早く収穫してしまうと、酸味が強くなる可能性があります。

収穫方法は、ひと粒ずつ手でつまむだけでOKです。果実を指先で軽くつまんで引き抜けば、簡単に摘みとれます。このとき、横向きに引き抜いてしまうと傷がつきやすいので、真っすぐ引くように収穫しましょう。

以上が、ブルーベリーを育てて収穫するまでの流れです。次は、ブルーベリーを育てるうえでの注意点をご紹介します。

ブルーベリーの育て方の注意点

ブルーベリーは病気になりにくく、育てやすい果樹です。適切に管理すれば丈夫に成長するため、病害虫による被害はあまり発生しません。ブルーベリーを育てるうえで特に重要なのは、剪定と水やりです。

丈夫なブルーベリーですが、ウイルス病や灰色カビ病、コガネムシによる虫害などは起こりえます。特にウイルス病は厄介で、感染してしまった場合は、蔓延を防ぐために根こそぎ抜いて捨てざるをえなくなるので注意が必要です。

また、ブルーベリーの熟れた実は、鳥の格好の餌になってしまうので、実がなる前にネットを張って、鳥よけ対策をしておきましょう。

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まとめ

今回の記事では、ブルーベリーの育て方のポイントや注意点を詳細に解説してきました。ピートモスを使った酸性の土づくりや、同じ系統の違う品種と組み合わせる植え付け、肥料や剪定、収穫など、8つのポイントを押さえれば、ブルーベリーは放任栽培でも比較的簡単に育てられます。

まずは住んでいる地域の気候に合った品種を選んで、ブルーベリー栽培の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。