アザミウマの駆除方法|木酢液やスプレーなど効果的な防除対策

B!
害虫 葉

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

アザミウマは、さまざまな植物に被害を及ぼす害虫です。
農業害虫と呼ばれることも多く、農家にとって深刻な被害を与えることも。
とくに、梅雨明けから初秋にかけて多く発生するため、これからの時期は特に注意が必要です。

この記事では「アザミウマの駆除方法」を中心に、農薬スプレーを使った駆除や、無農薬の木酢液による効果的な防除対策も解説していきます。
作物が害虫の被害を受けて困っている方や、これから予防を行いたい方など、最後まで読み進めて参考にしてください。

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アザミウマの駆除方法

木酢液

アザミウマを駆除する方法は、無農薬、農薬ともに多くあります。
畑が大きい場合などに無農薬で駆除することは難しくなりますが、範囲によっては無農薬でも十分に可能です。

被害状況や範囲など、自分の状況に合った駆除方法を試してみてください。

葉ごと処分する

アザミウマは葉に寄生するため、葉ごと処分する方法が有効です。
葉に白や褐色の斑点がついている場合や、丸まったり形がおかしくなっている葉は、アザミウマが寄生している可能性があります。

アザミウマは小さい種類が多いため、1匹ずつ見つけるのは簡単ではありません。
加害されている葉を見つけたら、葉ごと処分しましょう。

この時に袋などで密閉するか、殺虫剤などを吹き付けてから処分してください。
畑の横などに取った葉を放置した場合、アザミウマが戻ってくる可能性があります。

粘着テープで捕獲する

アザミウマは青色や黄色に引き寄せられる習性があるため、この色の粘着テープを仕掛けることで捕獲できます。
市販されているものも多く、株元などに設置するだけで簡単に駆除可能です。

天敵を活用して駆除する

害虫の天敵を活用した方法を、「生物農薬」と言います。
天敵を畑などに放すことでアザミウマを捕食させ、作物の被害を抑えます。

ただし天敵を畑に定着させる必要があり、簡単な方法ではありません。
場合によっては別の被害が出ることも多く、気軽にできる駆除方法ではないでしょう。

もし生物農薬を試す場合は、「スワルスキーカブリダニ」「タイリクヒメハナカメムシ」が、アザミウマの天敵です。

木酢液スプレーを散布する

木酢液は自然由来の成分なので、無農薬で対策できます。
ただし、農薬ではないことから駆除効果は高くなく、あくまで防除に向いています。

アザミウマを駆除するというよりも、寄せ付けないための忌避剤と考えてください。

農薬で駆除する

アザミウマを効率的に駆除する方法として、最も有効なのは農薬です。
人によっては無農薬にこだわる場合もありますが、完全に駆除したいのであれば農薬の使用が最適です。

アザミウマに効果の高い農薬を3つご紹介します。

オルトランDX粒剤

「オルトランDX粒剤」は、土に撒くことで効果を発揮します。
土や植物が殺虫成分を吸収するため、アザミウマに直接農薬を吹き付ける必要はありません。

効果が1ヶ月ほど持続することから、定期的な散布だけでアザミウマの被害を抑えられます。

ベニカAスプレー

「ベニカAスプレー」は植物への害が少なく、野菜などにも直接散布できます。
また、薬剤は非常に細かい霧になっており、まんべんなく吹き付けられます。

スミチオン乳剤

「スミチオン乳剤」は希釈して使う殺虫剤で、噴霧器などを使用します。
効果は非常に高いため、即効性を求める場合によいでしょう。

また、希釈するタイプということから使える量が多く、定期的に散布を行う場合におすすめです。

アザミウマを徹底駆除をしたいなら害虫駆除業者に依頼!

駆除

アザミウマは非常に小さな種類もいるため、完全な駆除は難しいです。
また、自分で駆除する場合には手間がかかるだけではなく、農薬の購入も必要になってきます。

農薬散布の手間も想像以上にかかることから、手軽に完全に駆除したいのであれば害虫駆除業者への依頼をおすすめします。
害虫駆除業者は機材や農薬を揃えているだけではなく、知識も豊富。
完全に駆除するのも当然ですが、安全に駆除してもらえます。

害虫駆除業者の依頼相場

害虫駆除業者にアザミウマの駆除を依頼した場合、当然ですが費用が発生します。
駆除業者は多く、依頼相場はさまざま。
多くの業者は8,000円ほどから駆除を受け付けており、極端に高い料金ではありません。
被害箇所や範囲によって料金は異なることから、正確には業者への見積もりをおすすめします。
業者によっては現地調査や見積もりを無料で行なっているため、まずは問い合わせてみてください。

ここからはおすすめの害虫駆除業者を紹介します。
まずは弊社イチオシの「アットレスキュー」をみていきましょう。

迷ったらここ!地域密着で低価格の害虫退治屋さん

害虫退治屋さん

出典:害虫退治屋さん

料金 8,000円(税込)〜
対応エリア 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
保証期間 最長10年
自社対応 自社で一貫作業
見積もり 無料
公式サイト 害虫退治屋さん

害虫退治屋さんは、早朝や深夜の駆除にも対応している業者です。本州の大部分に対応しており、依頼しやすいのも特徴でしょう。全国に対応しているわけではありませんが、地域密着だからこそ早い対応が可能です。また、仲介を挟まないからこその低価格にも定評があります。

現地調査や見積もりは無料で行なっているため、相見積もりも気軽に依頼できます。依頼した場合、地域によっては即日の対応も可能なので、一刻も早く駆除したい場合にもおすすめの業者です。

【害虫退治屋さん】に見積もりをする

その他のおすすめ駆除業者

害虫駆除業者は、害虫退治屋さんだけではありません。また、害虫の駆除を依頼する場合には、相場を知るために相見積もりが基本です。

他にもおすすめの駆除業者を紹介していまうので、ぜひ比較検討してください。

ホームレスキュー

ホームレスキュー

出典:ホームレスキュー

料金 8,000円(税込)~
対応エリア 関東・関西・東海
自社対応 自社で一貫作業
保証期間 最長10年
見積もり 無料
公式サイト

ホームレスキュー


ホームレスキューは、「関東・関西・東海」で活動している駆除業者です。害虫だけではなく、害獣の駆除実績も多く持ちます。

大阪府内であれば最短30分で駆けつけてくれる点がホームレスキューの大きな特徴でしょう。地域密着型だからこそできる対応力が強みです。また、実際に駆除を担当するスタッフが見積もりを行うため、内容の相違などによる追加料金の発生はありません。

また現地調査と見積もりは無料で行っているため、まずは相談だけという内容でも問題ありません。

もし、再発した場合にも10年間の保証があるため安心面もしっかりとしており、対応エリアであれば依頼したい駆除業者です。

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害虫駆除110番

害虫駆除110番

出典:害虫駆除110番

料金 8,800円(税込)〜
対応エリア 全国
保証期間 最長1年
対応 加盟店
見積もり 無料
公式サイト 害虫駆除110番

害虫駆除110番は、日本全国に対応している駆除業者です。対応エリアを選ばないため、どこに住んでいても依頼できます。また、24時間365日対応なので、害虫の発生に気づいたのが夜中や早朝でも対応してもらえます。

紹介している他の業者と同じように、現地調査と見積もりは無料で行なっており、後から追加で料金は発生しません。作業日が確定するまではキャンセル費用もかからないので、とりあえず見積もりだけといった依頼も可能です。

プロとしてしっかりと知識を持っているため、安心して任せられるでしょう。

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害虫駆除専門 ムシプロテック

害虫駆除専門 ムシプロテック

出典:ムシプロテック

料金 8,800円(税込)〜
対応エリア 全国
保証期間 作業内容により異なる
対応 加盟店
見積もり 無料
公式サイト ムシプロテック

害虫駆除専門 ムシプロテックも全国に対応しており、業界最安値を目指している業者です。駆除費用は場合によって高額になることも珍しくないため、基本的には低く抑えたいものです。

ムシプロテックは、安いから駆除が雑ということはなく、他社で断られた難しい内容にも対応し、年間で3万件もの駆除実績を持つ業者です。駆除に対する知識は高く、どのような場面でも安心して任せられるでしょう。

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アザミウマ類の生態・特徴

あじさい

アザミウマは和名であり、英名はスリップスです。
日本では200種類以上が存在し、基本的には害虫に分類されます。
体長は1mmから2mmほどと非常に小さく、細長い形状。
時期によっては2週間ほどで卵から成虫まで成長するため、1度発生すると急速に数を増やします。

温暖な気候を好むことから夏場を中心に発生する害虫ですが、施設であれば冬季でも活動するため注意が必要です。
また、植物に寄生しているのは幼虫の間だけで、土中でさなぎから成虫に変化。
見つけにくい場所でさなぎから成虫へ成長することも、アザミウマが駆除しにくい要因の1つでしょう。

アザミウマの発生しやすい時期

アザミウマは温暖な気候を好むため、4月から10月ごろが主な発生時期です。
高温で乾燥している時期が特に発生しやすく、梅雨明けから8月ごろが最盛期と言えるでしょう。

アザミウマの発生しやすい植物

アザミウマはさまざまな植物で発生しますが、中でも発生しやすい植物をご紹介します。

・バラ・カーネーション・マリーゴールド・アジサイ・シクラメン・ツバキ・アカべ
野菜 ・ナス・トマト・ピーマン・ネギ・アスパラ・キュウリ・ゴーヤ・春菊
果物 ・スイカ・メロン・いちご・柿・ブドウ・柑橘類

このように、アザミウマの発生しやすい植物は花や野菜、果物まで多くの種類があります。
家庭だけではなく、農家にも大きな打撃を与える可能性が高いです。

アザミウマの種類

日本に生息しているアザミウマは200種類以上と言われていますが、特に大きな被害を与えているのは5種類です。

  • ミカンキイロアザミウマ
  • ミナミキイロアザミウマ
  • チャノキイロアザミウマ
  • ヒラズハナアザミウマ
  • ネギアザミウマ

これらの種類は農作物にも被害を与えることの多い種類で、とくに注意が必要です。
ただし、アザミウマは非常に小さいため、肉眼での見極めはできません。

確実に判断するためには顕微鏡などを使用しますが、そこまで種類にこだわる必要はないでしょう。
アザミウマの種類ごとに駆除方法が異なることはなく、解説している方法で対処可能です。

アザミウマによる被害

害虫 葉

アザミウマによる被害は主に植物にあります。
特に農家であれば、生計に関わるほど重大な被害に発展する可能性が高いです。

作物の吸汁の被害

アザミウマは作物など、植物に針を刺して吸汁します。
吸汁された植物は白い斑点ができたり、形がおかしくなります。

また、花粉を好むため花が被害に遭うことも多く、開花できなくなることも珍しくありません。
さらに、アザミウマはウイルスを媒介することでも有名です。

「黄化えそ病」「トスポウイルス」はアザミウマが媒介するウイルスであり、作物を出荷できなくなる場合もあります。
アザミウマがウイルスを媒介することで植物の生育は抑制されてしまい、大きな被害をもたらします。

大量発生する

直接的な被害には見えませんが、アザミウマの大量発生は大きな被害につながります。
前述している通りアザミウマの生育サイクルは非常に早く、暖かい時期には2週間ほどで卵から成虫まで成長します。

梅雨明けから夏ごろがアザミウマにとって最も適した環境のため、急激に数を増やす時期。
大量発生すると当然、作物などの被害も拡大していきます。

アザミウマの防除対策

殺虫剤

アザミウマを発生させないためには、防除対策を行うことです。
できる防除対策は簡単なことから、少し面倒な方法まで多岐に渡ります。

まずは簡単な対策から行い、完全に発生を抑えたいのであればできる対策はすべて行いましょう。

連作をなるべく避ける

アザミウマは土中でさなぎになります。
現在の栽培が終わった後に連作した場合には土中のさなぎが成虫になり、新しい作物に卵を産みます。
以前にアザミウマが好んでいた作物の連作を行うことで、いつまでも駆除できません。

ただしアザミウマがつく作物は非常に多いため、連作を避けても被害に遭う可能性はあります。
連作を避けても被害が収まらない場合には、1ヶ月ほど栽培を行わずに期間をあけましょう
成虫になったアザミウマはエサがなく死滅していくため、一番確実な方法です。

連作障害について、こちらの記事でも紹介していますので、あわせて参考にしてください。

防虫ネットを活用する

防虫ネットを使い、物理的にアザミウマが侵入できない環境を作ることも重要です。
ただし、アザミウマは体長が1mmから2mmほどと非常に小さいため、網目の大きさには注意してください。

アザミウマに対応した防虫ネットが販売されており、網目は1mm以下で設計されています。
また、アザミウマは赤色を認識できないため、赤色で作られたネットがより効果的です。

シルバーマルチなど光の反射で寄せ付けない

アザミウマは光の反射を嫌います。
たとえばマルチシートをシルバーにしたり、反射テープを使うと効果的です。
農薬を使用しないことから、無農薬で栽培している場合にも使える方法の1つでしょう。

草刈りや防草など手入れをする

雑草は、アザミウマが越冬するために重要な隠れ場所です。
畑の近くにある雑草などは、定期的に草刈りなどの除草を行なってください。

冬場以外の期間でもアザミウマが寄生する場所を置いておくことになり、より数を増やすかもしれません。
一度栽培を終えた場合、周りの雑草へ一時的に避難し、新たな作物にアザミウマが戻ってきてしまいます。
とくに畑周辺の除草は徹底し、綺麗な環境を保ちましょう。

草刈りの方法をこちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。

殺虫剤など農薬を散布する

アザミウマの発生を予防するために最も効果的なのは、農薬を使用することです。
この時、長く効果が持続する農薬を選んでください。

アザミウマは幼虫だけではなく、さなぎや成虫となって繁殖を続けます。
そのため幼虫の間だけではなく、成虫になっても効果が続くような農薬を選ぶとより効果が高くなります。
もし、現状すでにアザミウマによる被害が見られる場合には、即効性のある農薬と長く効く農薬を組み合わせて使いましょう。

まとめ

アザミウマは非常に小さく、施設栽培のビニールハウスにも簡単に侵入してきます。
また幅広い植物に寄生するだけではなく、ウイルスを媒介する害虫。
ウイルスが蔓延してしまうと、作物が全滅する可能性もあります。

駆除は市販の殺虫剤や農薬でも可能ですが、自分で完全に駆除することは難しいでしょう。
完全に駆除したい場合には、害虫駆除業者への依頼が確実です。

まずは、今回解説した内容を参考に防除も行い、どうしても駆除しきれない場合には業者を頼ってみてはいかがでしょうか。