農業Week 2020レポート!最新鋭の農業用ドローンから人材ITサービスなどをご紹介!
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今年も第10回農業Week 2020が開催されました。14日の初日に参加してきましたのでそちらのレポートを紹介いたします。コロナ対策も万全に行われておりますので、安心して参加してみてください。
農業Week 2020とは?
日本最大の農業・畜産の総合展示会です。様々な農業分野のサービスを展開する業者さんが出展しており、商談の場として活用ができます。業界テーマに沿った講演会、セミナーも実施されており、コンテンツが非常に豊富な農業の近未来を感じることができます。
参考:第10回 農業Week
会場までの行き方・必要なもの
京葉線の幕張海浜駅を降りて徒歩5分。東京駅から直行のバスも出ていて意外と便利。
持ち物は、最低限の事前招待券と名刺があれば問題ありません。招待券が無い場合は当日5,000円/人かかるとのことです。入場前に招待券の申し込み欄を記入の上、名刺(ない場合は別途用紙記入必要)を受付に渡せば手続きが完了です。
参考:幕張メッセ アクセス
当日会場の混雑状況
開園と同時行列はできていたが、待ち時間ができる程の人込みではなかったです。やはりコロナの影響もあるのか、例年よりかは若干人が少ない印象。
会場内も人を避けながら歩かなくてはいけない状況はないので、ストレスなく全ブースを回ることが可能です。
休憩スペース
休憩スペースは各所に点在しており、十分に休憩しながら回ることができます。またVIPの方は専用のラウンジもあるので、出会った方と商談するも良し、フリードリンクもあるのでゆっくり休憩することができます。
また、マッサージ機の体験スペースやご飯を食べれる場所もあるので1日いても問題ないと感じました。
出展ブースレポート
時間の限られた中での訪問でしたので、すべては回り切れませんでしたが、その中で個人的に気になるジャンル、皆様に広めたいサービスがございましたので紹介させて頂きます。とても1日では回り切れないほどの業者様が出展されています。農業weekは3日間開催していますので、是非足を運んで体感してください!
次世代産業EXPO:農業用ドローン 3社
スマート農業がどうしても気になってしまい、次世代産業EXPOを中心に回りました。農業のIT化、無人化を推し進めるプロダクトが多数紹介されており、見るもの全てが新しいといった感想です。
中でも農業用のドローンを製造・販売されているメーカー様が多く、3社ほど訪問しましたので紹介致します。一部の商品のみをレポートしただけなので、詳細が気になる方は是非、直接足をお運びください。
ドローンは海外メーカーが主流といったイメージが強かったですが、国内で製造、設計されているメーカー様が多く、アフターサポートまで充実でした。さらに自治体の補助金を申請すれば、高性能の最新機種でもお得に導入できることに驚きを隠せませんでした。
導入を検討されている方は、是非参考にしてみてください。
石川エナジーリサーチ
農業用マルチコプター 『Agri Flyer』
群馬県にある会社で、メイン事業はエンジン事業。社内で製造から設計まですべてを完結しているため、メンテナンスなどのアフターサポートはもちろん充実。
機能性としては、1haをたった10分で散布が可能。収納は非常にコンパクトで、業界初の超軽量マグネシウム合金を採用することで、軽量化&強度アップに成功している。
操作性も非常にシンプルで、エア抜き不要、ですぐに散布開始ができるとのこと。素人の私でも少し教われば、すぐに操縦が可能になるそうです。
現在は代理店を絶賛募集しており、どんどん全国に広めていっている。操縦教習のサポートも万全に整っているとのことで、ほとんど心配することがなさそうな印象でした。国内でサービスが完結できるというのは、精密機械だからこそ安心感を覚えます。
他にも測量用のドローンなども展示がされていたので、気になる方は次世代産業EXPOの石川エナジーリサーチさんまで。
Drone Work System
真っ赤な機体が目に入って、通った人すべてを引き寄せるブースに思わず足を運んでしまいました。
こちらは福島県の所在する会社で、『福島イノベーション・コースト構想』の福島県産ロボットの認定機である AGRIWORKSシリーズ『AGR 16B/24B』の最新機種が展示されています。
福島の方限定にはなるが、認定機を購入すると自治体からの特別助成金が受けることができ、およそ240万円の最新機種が半額程度で導入可能になると担当の方が教えてくれました。是非福島県で導入検討の方は、そちらも併せてお調べください。
こちらの機種も、製造から設計まですべて国内で行っているとのことだが、ドローンの脳みそになるフライトコントローラは、海外から輸入しているが内部は自社で一からプログラミングを行っているそうです。そのような会社は国内でも珍しく、社員数も15名程とのことだったので、ただただ感動しました。
耐久性も強く、全モデルを導入して農家さんによると、約2年半一切故障が起きなかったとのことです。※個人差によります。
また、安心保障プログラムに加入すれば年に一度のメンテナンスに加え、故障した際の輸送費は全額負担。そして同一機種で代替品を即支給するという徹底サポートも備わっているので、導入する際の心理的ハードルは低くなりそうという印象を受けました。
※※※
「福島イノベーション・コースト構想」とは、2011年に発生した東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域等の産業を回復するために、新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクトです。
東光鉄鋼株式会社
ドローンの前に会社名が気になり訪問したブースです。なんと創業80周年を迎えた秋田県の会社であり、東北ではドローンとしては名のある有名企業です。
大きな会社だけあって、代理店も多い印象です。北は北海道から南は宮崎まで全国20か所。代理店で教習、メンテナンスも行えるとのことなので、サポートの利便性に関しては頭一つ秀でている印象を受けました。
農業用ドローン以外にも、レスキュー用ドローンなども開発しており、様々な分野で活躍されていました。オールジャンルのドローンスクールも運営されており、東北一のドロンオペレータ輩出校の実績もお持ちだそうです。
農業資材EXPO
株式会社INGEN
農業資材エキスポにYUIME株式会社様と出展されていた、Mr.カルテで有名な株式会社インゲンさん。ブースが素敵でお話を聞いてみたところ、ブース以上に素敵な内容を聞くことができ、本日一番の収穫といっても過言ではない程でした。本日は代表取締役の櫻井杏子様から直接お話を伺うことができました。
ホームページの紹介文からは、医者である父との会話から、カルテの存在・重要性をしり、農業日誌のカルテ化の着想から創業したとのこと。
参考:会社案内
農薬と肥料のプロが作った農業管理アプリ『Mr.カルテ』を開発。経験値にとらわれることなく、誰でも正しく農作物が育てられるIT×人材サービスを展開されています。
農業というのはある一定のマニュアルはあっても、結局一番大事な部分は、長年の勘や経験値が先行している部分が多くを占めている場合もあります。昨今人手不足に悩まれている業界にもかかわらず、技術の属人化が進んでしまえば、増々農業が衰退していってしまうのではないでしょうか。
Mr.カルテでは、栽培のスケジュールをただ管理するのではなく、個人の畑の特徴に合わせた栽培スケジュールを提供しています。例えば、苗の品種や、肥料と農薬の組み合わせを最適にカスタマイズできる。今までは、画一的なスケジュールで、変則的な部分に関しては、技術力のある人や、肥料店に頼る必要があったが、INGENのサービスを導入すれば新規就農の方でも迷うことなく農作業ができるのです。
中でも農薬肥料ナビというサービスは、最適な肥料情報を入手することができる農薬肥料データベースです。農薬の情報だけでなく、細かな散布方法や、病害に対しての改善提案ができるもので、国内探してもここまでの情報が入手できるものはないのだそうです。
さらに現在開発中のオンライン『畑のコーチ 』。近所に教えてくれる人がいなくても、畑栽培のプロが添削指導してくれるサポートができるとのことなので、新規就農者の方でもきちんと最後まで作物を育てることができるサポート体制が整っていますので乞うご期待ですね。
僅かな時間であったが、説明をして頂いた代表取締役の櫻井様。サービスはもちろん素晴らしいと感じたが、それ以上に彼女の熱意に圧倒され、日本全国に広まってほしいサービスだと心から思いました。気になる方は是非直接足を運ぶか、ホームページをチェックしてみてください。
参考:Mr.カルテ
参考:株式会社INGEN
畜産資材EXPO
フィーネナチュラル株式会社
こちらの企業は、養鶏・養豚等畜産の現場からご家庭での日常生活の中で気になるウイルス、菌やニオイ対策洋の製品を紹介されていました。特に驚いたのは、「ナースウォッシュシリーズ」です。除菌・消臭に使えるのですが、よくある除菌スプレーと違い高純度水酸化カルシウムを原料としたアルカリ性除菌消臭液なので、アルコール臭が一切なくお子様や女性の方にもおすすめです。
コロナ対策で除菌グッズを持ち歩く方も多いと思いますので、こちらの商品はサイズ的にもちょうど良く、自社のロゴや好きなデザインを入れれるようなのでノベルティとかでも喜ばれますね!
ご担当者さんも親切でお優しい方でしたので、是非お話を伺いに足を運んでみてください。
まとめ
農業Weekとは、農業の未来、日本の未来が詰まった展示会でした。心の底から農業を盛り上げようとしている方々に出会うことができ、非常に刺激的な一日を過ごすことができました。
悔やまれるのは、時間が限られていたこと。16日まで開催されていますので、農業の近未来ショーをお楽しみください。