新鮮でおいしい野菜の選び方は?季節の旬ごとに一覧で解説します
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スーパーで野菜を選ぶときは、新鮮なもの、おいしいものを選びたいと思いますよね。
新鮮なものを選べば、購入後に家で保存しても傷みにくいので、野菜を無駄なく消費しやすく、旬のものを選べばおいしい野菜を買うことができます。
この記事では、新鮮でおいしい野菜の選び方を、季節の旬ごとに一覧で解説します。
これからは、スーパーで野菜を選ぶときに迷わなくなりますよ。
野菜の保存方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
目次
どの野菜にも共通する、新鮮な野菜の選び方の基本
どの野菜にも共通する新鮮な野菜の特徴は、みずみずしいことです。
野菜は収穫後に、水分がどんどん蒸発してしまうので、水分が保たれているものを選べば新鮮だといえるでしょう。
ここでは、水分が保たれている野菜の特徴を解説します。
切り口がみずみずしいこと
切り口が大きな野菜は、切り口を確認しましょう。
ブロッコリーやキャベツ、レタス、アスパラガスは、切り口が大きいですよね。
ブロッコリーやアスパラガスは、水分が蒸発してくると、切り口がパサついているだけでなく、空洞ができていることもあります。
根菜も切り口が大きい野菜が多いですが、根菜の場合は、葉や花を食べる野菜に比べて水分が蒸発しにくいので、葉野菜ほど神経質になることはありませんよ。
葉や皮にハリがあること
野菜の水分が減ってくると、葉がしなびてきます。ナスやピーマンなどの実やニンジンや大根などの根菜は、表面や皮にハリがなくなってきます。
大根やカブなどは、切り口に少し葉が残っているときがありますが、その茎や葉も、新鮮さを確認するポイントになります。
また、トマトやナスはヘタにも注目しましょう。
ヘタが乾燥して枯れてきていたり、黒く変色したりしているものは、野菜の水分が減ってきていますよ。
重量感があること
水分が保たれている野菜は、手に取ったときに重みを感じます。
特に、ネギやキャベツなどの葉野菜は、手で重さを確認してみましょう。
野菜の冷凍方法については、こちらの記事を参考にしてください。
季節の旬ごと!新鮮でおいしい野菜の選び方を解説
おいしい野菜を選ぶには、旬の野菜を選ぶのが一番です。
そこで、新鮮な野菜の選び方を季節ごとにご紹介します。
春が旬の野菜の選び方
春が旬の野菜
- 春キャベツ
- アスパラガス
- スナップエンドウ
- 新たまねぎ
- 菜の花
- かぶ
- ブロッコリー
春キャベツ
他の季節のキャベツに比べて、柔らかく甘みがあるのが特徴の春キャベツ。
普通のキャベツは重みがずっしりあるものを選んだ方がいいですが、春キャベツはふんわり軽いほうが柔らかくておいしいですよ。
切り口が乾燥していなくて、外葉の色が濃く、ふんわりしているものを選びましょう。
また、大きすぎるものは、春キャベツ特有の柔らかさがなくなってきているので、甘くて柔らかい春キャベツを味わいたいときは、小さ目でふんわりしたものがいいですよ。
アスパラガス
アスパラガスは、収穫するとすぐに乾燥が始まり、皮が固くなります。
切り口がしっかり湿っていて、穂先が広がらず、キュッとしまっているものが新鮮です。
また、緑色が濃く、しっかり太さがあるものがおいしいとされていますが、細い品種もあります。
スナップエンドウ
皮ごとパリパリと食べられることから「スナックエンドウ」とも言われます。
新鮮なものはキレイな緑色で、サヤがふっくらとしていますが、古いものは表面のツヤがなくなり、中の豆の形がわかるようになっていきます。
新たまねぎ
普通の玉ねぎは、畑で葉の部分が枯れるまで収穫せず、しっかり乾燥してから出荷されるのに対し、新たまねぎは、葉がまだ青いうちに収穫され、乾燥させずに出荷されます。
乾燥させていないため、表面の皮と芯から柔らかくなり、腐っていきます。
新鮮なものは外側が固く引き締まり、上から押しても柔らかさを感じませんよ。
菜の花
花が多少咲いていても食べることはできますが、つぼみのうちに収穫しているので、花が咲いていないものが新鮮です。
また、菜の花も切り口が大き目の野菜なので、切り口がみずみずしいものを選ぶと新しいでしょう。
かぶ
葉がついているものと、葉のほとんどが切り落とされているものがありますが、どちらも葉や茎にハリがあるものが新鮮です。
実の部分も、ツヤとハリがあるものを選びましょう。
ブロッコリー
つぼみがキュッと固く引き締まったものが新しいブロッコリーです。
切り口の部分がみずみずしいものが新しく、古いものは、切り口が乾燥しているだけでなく、穴が開き始めます。
つぼみの部分が紫色になっているものも売られていますが、緑色のものに比べ、甘味があることが多いようです。
まとめ買いにおすすめの野菜については、こちらの記事で詳しく解説しています。
夏が旬の野菜の選び方
夏が旬の野菜
- レタス
- トマト
- きゅうり
- ピーマン
- オクラ
- 新じゃがいも
- ズッキーニ
- とうもろこし
レタス
切り口がみずみずしく、赤や茶色に変色していないものが新しいレタスです。
葉にツヤとハリがあるかどうかも、新鮮さを見るポイントです。ずっしり重いものよりも軽いもののほうが苦味も少なく、葉も柔らかいですよ。
トマト
トマトは実の皮にハリとツヤがあり、持ったときに重みを感じるものが新鮮です。
ヘタが乾燥しすぎていたり、黄色や黒に変化していたりするものは、鮮度が落ちています。
きゅうり
緑色がしっかりと濃く、皮にハリツヤが感じられるものを選びましょう。
また、イボがあってボコボコして、トゲがしっかりしているものも新鮮ですが、トゲの少ない品種もあります。
曲がっていたり、先に向かって細くなったきゅうりを見かけることがありますが、味に違いはありせん。
先に向かって太くなっているきゅうりは、収穫時期が遅かったと予想されます。
実の中の種が育ってきていて、食感が悪いことが多いでしょう。
ピーマン
ヘタの部分が一番新鮮さがわかりやすいピーマン。
切り口が白っぽく、ヘタが緑色で大きく広がっているものが新鮮です。
実の部分は、ツヤツヤして肉厚そうなものを選びましょう。
収穫して日数が経ち、実が薄くなってくると苦味も増してしまいます。
オクラ
表面の産毛が痛いくらいしっかりしているものが新しいオクラです。
切った表面が星形でかわいいオクラですが、品種によっては角が丸く、トゲが少ないものもあります。
どちらのオクラも、表面に黒い部分がでてきていたら、古くなってきています。
また、5cm程度の小さ目のものがおいしいですよ。
あまり日持ちしないので、買ってきたらすぐに使うようにしましょう。
新じゃがいも
じゃがいもは農家さんが年に1回収穫し、適正に管理されたものが、通年で出荷されています。
その管理を経ずに、収穫してすぐに出荷されるのが新じゃがいもです。
新じゃがいもは、新しいものほど、皮がぽろぽろと取れやすいのが特徴です。
もし、買ったじゃがいもの中に緑色に変色しているものがあったら、緑の部分はしっかり取り除いて食べるようにしましょう。
じゃがいもは光に当たると緑色に変色する性質があります。緑の部分には「ソラニン」という毒素が入っているため、食べるとおなかを壊すことがあります。
ズッキーニ
緑色の長細いものだけでなく、黄色や丸いものもあるズッキーニ。
新鮮なものは切り口がみずみずしく、実の表面に傷がなく、ツヤがあります。
また、大きすぎたり、太さが均一でないものは、実の中の種が育っていて食感が落ちていることがあるので、大きさや太さにも気を付けて買いましょう。
とうもろこし
とうもろこしが新鮮かどうかを確認するには、ヒゲを見るのが一番です。
ヒゲが白く、ハリがあるものが新しく、古くなるにつれて茶色くなりコシがなくなります。
また、実が先までビッシリ詰まっていて、プリっとしているものを選びましょう。
とうもろこしは、収穫してからどんどん甘味が落ちていきます。
買ってきたらすぐに、蒸すかレンジで加熱して、食べられる状態にしてしまうのがベストです。
秋が旬の野菜の選び方
秋が旬の野菜
- かぼちゃ
- いんげん
- かぶ
- ほうれん草
- ネギ
かぼちゃ
かぼちゃは、収穫後にしばらく農家で保管され、追熟してから出荷されます。
そのため、ヘタが乾燥してコルクのようになっているものがおいしいかぼちゃです。
カットされているカボチャは、カットの表面が乾燥していないのはもちろん、断面を見て、皮と実の間がくっきり分かれているものを選びましょう。
皮の緑色が実のほうまでぼやけているものは、追熟が足りません。
いんげん
いんげんは、先までピンとハリがあり、鮮やかな緑色のものを選びましょう。
太いものは豆が育ちすぎて固いことがあります。
表面から豆の形が浮き出ていないものを選ぶのがポイントです。
かぶ
生食に向いている春のかぶに比べて、秋のかぶは実がつまって甘味があるのが特徴で、煮物などに向いています。
選び方は、春のかぶと同じですが、葉や茎にハリがあり、実がツヤツヤのものを選びましょう。
ほうれん草
ほうれん草は収穫してから、水分の蒸発が早い葉野菜です。
茎の根元から葉の先までピンと張りがあり、葉に厚みを感じるものが新しい証拠。
根元に近い部分から葉があるものが、おいしいほうれん草です。
ネギ
長ネギも細い薬味ネギも、全体がピンとハリのあるものが新しいです。
長ネギ(白ネギ)は、重みがあり、白い部分の中身が詰まっているものが新鮮です。
小ネギや九条ネギのような緑の部分を食べるネギは、葉の先まで立ち上がる強さのあるものを選びましょう。
長ネギ(白ネギ)は、保存していると表面から乾燥していきますが、表面を取り除くと内側はしっかり水分が保たれていることが多いので、表面が乾燥しているからといって捨てずに、最後までおいしくいただきましょう。
野菜を冷凍する方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
冬が旬の野菜の選び方
冬が旬の野菜
- 白菜
- 大根
- キャベツ
- 春菊
- ニンジン
- 小松菜
白菜
丸ごと買うときは、重みがあり、葉の先までしっかり葉が詰まっているものを選びましょう。
白菜は内側の葉がどんどん増えて大きくなる野菜です。
そのため、カットされた白菜の場合、内側の小さい葉が育ってきているものは、カットしてから時間が経っていることがわかります。
白菜の白い部分に黒い点々があることがありますが、点の正体はポリフェノールなので、食べても問題ありません。
大根
葉がカットされていても茎が少し残っている場合は、茎の切り口もチェックしましょう。茎の切り口がみずみずしく、実の皮がピンと張っているものが新しい大根です。
カットされた大根の場合は、切り口がみずみずしいものが新しいのはもちろん、切り口が美しい白色のものを選びましょう。
また、茎の切り口に空洞があると、実に「す」が入って、食感が落ちているので避けましょう。
キャベツ
ふわっと軽いものを選ぶ春キャベツに対して、冬キャベツは、ずっしり重みのあるキャベツを選びましょう。
根元の切り口がみずみずしく、軸の太さが500円玉程度のものを選びましょう。
カットされたキャベツなら、葉と葉の間がギュッと蜜なものを選びましょう。
キャベツも白菜と同様に、内側から葉が増える野菜なので、古いカットキャベツは、断面が盛り上がっています。
春菊
春菊は、葉の先までハリがあり、ツヤのあるものを選びましょう。
つぼみがついているものもありますが、つぼみがついたものは固くなっているので避けましょう。
また、茎が細めがものが柔らかいですよ。
ニンジン
近年はたくさんの品種が売られているニンジンですが、一般的なニンジンは、赤みが強めのオレンジ色で、ツヤがあるものが新鮮なニンジンになります。
古くなると、表面が白っぽくなります。
軸の部分から芽が出てきているものも、古いニンジンです。
小松菜
葉の先までしっかり緑色で、葉の厚みがあり、ピンとハリがあるものが新鮮な小松菜です。
古くなると、葉が黄色くなっていきます。
葉が根元のほうからあるものが、やわらかくておいしいですよ。
旬のない野菜の選び方
農家が季節に合わせて収穫し、適正に保存して随時出荷されるイモ類や玉ねぎ、土壌で栽培しないもやしなどのスプラウトは旬がありません。
ジャガイモは全体的に丸く、芽が出ていないものを選びましょう。
サツマイモは秋が旬だと思われがちですが、農家で熟成保存してから出荷されたもののほうがおいしいので、実は冬に買うのがベスト。
もやしは、工場生産のため、消費期限のある野菜です。袋の中に水がたまっておらず、透明感のある白色で、ハリのあるものを選びましょう。
野菜を安く買う方法については、こちらの記事を参考にしてください。
旬も大事に!新鮮な野菜を迷いなく選んで、美味しい野菜を食べよう
新鮮でおいしい野菜を選ぶには、旬のものを選ぶのがベストです。
野菜のおいしさの決め手は、水分が十分に保たれていること。基本的には、皮や葉にハリがあり、ツヤのあるものを選びましょう。
おいしいものを食べれば、子どもも野菜が嫌いになりにくいですよ。
この記事を参考に、スーパーで野菜を選んでみてくださいね。