まとめ買いにおすすめの野菜や食材|長持ちさせる方法も解説

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食費や時間の節約にまとめ買いは重要ですが、野菜や食材を使いきれなくて腐らせてしまった経験は誰でもあると思います。例えば、週に1回の買い物であれば時間の削減にもなり、スーパーの特売日などに合わせると節約にもつながります。

しかし、まとめ買いに慣れていない人が実践すると失敗してしまうことも多く、コツを知ることは重要です。この記事ではまとめ買いのコツとして、おすすめの野菜や食材、長持ちさせる方法などを解説していきます。

まとめ買いが上手くできない方や、これから節約のためにまとめ買いを検討している方は参考にしてみてください。

まとめ買いにおすすめの野菜と食材

初めに、まとめ買いにおすすめの野菜と食材をご紹介します。

 

じゃがいも

じゃがいもは常温保存も可能で、長持ちする野菜のひとつです。料理にはメインから副菜、汁物まで使えるため、幅広い用途に使えるのも特徴です。

また、値段も高くはなく、食費にも大きな影響を与えません。

1週間ほどは十分に持つじゃがいもですが、芽には注意しましょう。芽が出ている場合は確実に取り除いてから利用してください。

 

玉ねぎ

玉ねぎもじゃがいもと同様に持ちが良く、常温保存できます。また、使える範囲も幅広く、お肉と炒めたり汁物に入れるなど、さまざまな料理で活躍します。

常温保存が可能なため、保管場所に困らないのも魅力です。ただし、一度、切ってしまった場合は冷蔵保管が基本になります。

常温保存できるのは丸ごと皮をむいていない状態だけで、加工した場合は冷蔵庫にいれて早めに使い切りましょう。

 

人参

人参も使える料理が非常に多く、持ちも良い野菜です。ただし、ここまでご紹介したような常温保存はできません。

基本は冷蔵保存ですが、そのまま冷蔵した場合には黒くなる、水分が抜けてしまうといったこともあります。新鮮に保つためには、次の項目、「長持ちさせるコツ」を確認してみてください。

 

キャベツ

キャベツは一玉で買うと値段も安く、長く利用できます。例えば、メインのお肉などと一緒に炒めるといった使い方もできれば、単体でサラダにしたり汁物に入れたりと幅広い用途で使える野菜です。

一人暮らしなど家庭の人数が少ないと敬遠してしまいがちですが、実は持ちも良く、さまざまな料理に使える万能さを持っています。

 

きのこ類

きのこ類は種類によって持ちが悪い場合もあるため注意しましょう。しめじやエリンギは比較的長く持ちますが、エノキは傷みが早いです。

そのため、まとめ買いで購入するのであれば、しめじやエリンギをおすすめします。特にしめじは汎用性が高いきのこです。

メイン料理に使うだけではなく、汁物にも良く合い、チャーハンの具材にも使えます。

 

肉類

肉類も1週間ほどのまとめ買いであればおすすめです。基本の消費期限は短いですが、冷凍しておけば1週間は十分に持ちます。

例えば、値段の安い鶏むね肉を安い日にまとめて購入しておくなど、肉類もまとめ買いにおすすめです。

 

魚は他の食材と比べても消費期限が短いため、本来はまとめ買いにおすすめの食材ではありません。しかし、切り身に関しては冷凍することで数食分に分けられます。

安い日に切り身をいくつか購入し、すぐに食べないものは冷凍しておきましょう。

こちらの記事では、定期的に食材を配達してくれる野菜宅配サービスを紹介していますので、参考にしてください。

まとめ買いした野菜や食材を長持ちさせるコツ

まとめ買いした野菜や食材を長持ちさせるには、少しコツがあります。どれも難しい内容ではなく、誰でもすぐに実践できることばかりです。

 

キッチンペーパーを使う

野菜の保存をする場合、そのまま冷蔵庫に入れていないでしょうか。水分がつきすぎているのも問題ですが、野菜は乾燥することで傷みが早く進行してしまいます。

おすすめの方法はキッチンペーパーで野菜を包むことです。キッチンペーパーに包むと余分な水分は吸収するものの、極端に乾燥してしまうこともありません。

冷蔵庫の冷気にも直接あたらないため、新鮮な状態で野菜を保存できます。

 

ラップや保存袋を活用する

ラップや保存袋もキッチンペーパーに似た効力があります。例えば、人参や大根を切った場合、切り口にラップを被せておきましょう。

これだけで切り口からの傷みを軽減し、残った野菜も長持ちします。

また、お肉や魚に関しては酸化を防いでくれるだけではなく、小分けにしておくと使いやすくなります。

もうひとつの方法は保存袋を使うことです。保存袋は通常の袋とは異なり、野菜が傷む原因のエチレンガスを減少させることで劣化を抑えます

最近は100円均一でも購入可能で、実際に使用してみたところ、普通に保管するよりも確実に長い期間、新鮮な状態で保管できました。

 

小分けにして冷凍する

野菜や食材を最も長持ちさせる方法は、冷凍することです。野菜の中でも冷凍に向き不向きはあるものの、冷蔵よりも圧倒的に長い期間保存できます。

また、お肉や魚も冷凍は可能で、特売日にまとめ買いして冷凍すると節約につながります。

ポイントとしては、小分けにしてから冷凍することです。例えば、お肉であれば1食分に使うグラム数を決めておき、小分けにして冷凍しましょう。

小分けにしておくことで全体を解凍する必要もなく、1食分だけ利用できます。

こちらの記事では、野菜を冷凍する方法を解説しています。コツや美味しく解凍するために必要なことも紹介しているので参考にしてください。

まとめ買いした野菜や食材を保存する方法

野菜や食材をまとめ買いする場合、保存方法が重要です。特に気にしなくても問題のない食材もありますが、食材によっては1週間も持ちません。

 

野菜

野菜はそのままでも十分に持つものが多いものの、葉物などは傷みが早いです。前述したようなキッチンペーパーで包むなど、乾燥させないことが重要です。

また、キャベツやレタスなどは芯の奥にある成長点を壊すことで、持ちが良くなります。フォークやつまようじを刺すだけでも効果はありますが、最近は100円均一などでも専用の道具が売られているため、簡単に行いたい場合は購入をおすすめします。

こちらの記事では、冷凍・冷蔵・常温を正しく選び長持ちするコツを解説しています。参考にしてください。

お肉の消費期限は2日か3日ほどです。食品の中でも短いため、まとめ買いの難しい食材と言えるでしょう。

そのため、2日ほどで使い切れる分以外は冷凍してしまいます。1回量に小分けして冷凍すると、調理の際も使いやすくなります。

ただし、お肉を冷凍で保存する期間は元の状態に左右されることも多く、早めの使い切りが基本です。スーパーによっては冷凍した場合の期限も記載してくれていますが、長くても2週間ほどと考えたほうが良いでしょう。

 

魚の消費期限もお肉と大きく変わりません。中でも内臓がついている魚は傷みが早く、基本は当日中です。

そのため、あまりまとめ買いには向いておらず、基本はその都度の購入がおすすめです。しかし、切り身であれば多少、期限は伸びるため、まとめ買いする場合は切り身を選んでみてください。

また、切り身をラップで包んで冷凍しておけば、お肉と同じくらいの期間は持ちます。

野菜や食材をまとめ買いする際のポイント

野菜や食材をまとめ買いする場合、ちょっとしたポイントを抑えることでさらに節約できます。

 

買い物リストを作る

買い物リストを作ることは、節約する上で必要です。リストがあることで本当に必要なものしか購入しなくなり、無駄遣いを減らせます

また、買い物リストを作る場合は自宅にある食材も確認しておきましょう。生鮮食品だけではなく、調味料なども「なかった気がする」の購入は危険です。

すでにある食材を買ってしまうと、どんどんと期限が迫ってしまい、時には廃棄しなくてはいけなくなります。買い物に行く前は自宅にある食材を確認し、その上で買い物リストを作成してください。

 

さまざまな料理に使える食材を選ぶ

買い物をする時は料理の汎用性を考えてみましょう。例えば、キャベツであれば加熱調理からサラダ、汁物など、さまざまな料理に使えます。

他にも卵や豆腐など、使い方次第ではメインだけではなく副菜にも使えます。反対に、ひとつの料理にしか使えないような食材や野菜は、節約する面では向いていません。

必要であれば構いませんが、汎用性の高い食材を購入すると、まとめ買いしても食材を無駄にする可能性が低くなります

 

買い物の回数を決める

まとめ買いする場合、買い物の回数を決めておきます。基本は週に1回がおすすめですが、家族が多い、冷蔵庫が小さいといった場合はこの限りではありません。

自分に合った周期を見つけることが重要で、週に1回、週に2回と回数を決めてみてください。基本的にはこれ以上の回数は買い物には行かず、決めた回数のみに絞ることで、つい買ってしまう食材を減らします。

 

使い切れる量を考える

とにかくまとめ買いをすれば節約できるのではなく、食材を使い切ることで節約になります。そのため、いくら安くても使いきれない量を買わないようにしましょう。

他にも、冷蔵庫の容量にも注意です。小さい冷蔵庫なのにそれ以上の量を買ってしまっては、食材が入らずに腐らせてしまいます。

食材を無駄なく食べる方法としては、1食分がセットになって届く宅配弁当がおすすめです。ぜひ参考にしてください。

 

重量物はネットスーパーで購入する

ネットスーパーは実店舗よりも全体的に値段が高く、節約には向いていないように考えられます。これは間違いではありませんが、中にはスーパーより安い商品もあります。

特に水などの飲料はスーパーより安く販売していることもあり、運ぶ手間を考えるとネットスーパーでの購入がおすすめです。また、合わせて割引商品やスーパーと変わらない価格の重量野菜なども買い物が楽になります。

ネットスーパーは実店舗と上手く使い分けることで、よりお得に楽に買い物できます。

こちらの記事では、当日配送のおすすめネットスーパー15社を解説しています。配達エリアや時間、注意点も紹介しているので参考にしてください。

まとめ買いした野菜や食材を無駄にしないために

野菜や食材を安くまとめ買いしても、無駄にしてしまっては意味がありません。最後に、無駄にしないために必要なことを解説していきます。

 

傷みやすい食材から調理する

無駄にしないために一番必要なことは、傷みやすい食材から調理することです。

例えば葉物野菜やエノキ、トマトなど、こういった野菜は傷みが早いため、極力、早く使っていきます。シンプルではありますが、傷みやすい食材を知っておくことで、食材を無駄にすることが少なくなります。

冷蔵庫の中で傷みが早い食材の場所を決めておいたり、野菜室で左から早く使う順番に並べるなどがおすすめです。視覚的にもわかりやすくなり、必然的に早く使う食材が見えてきます。

 

下ごしらえしてしまう

まとめ買いした食材を無駄にしないためには、下ごしらえも重要です。下ごしらえしておくと調理も楽になり、時短にもつながります。

野菜であれば洗い、使いやすい大きさに切ってから冷凍するなど、用途を考えて保存しましょう。

また、お肉もサラダチキンなどに加工することで、消費期限も長くなります。ただし、調理済みの商品を購入しているわけではないため、極端に長い保管はおすすめできません。

下ごしらえがした状態で自宅に届く、ミールキットのおすすめサービスはこちらの記事で紹介しています。

まとめ

まとめ買いすることで無駄な買い物を減らし、節約につなげることができます。まとめ買いのポイントは多々ありますが、上手くまとめることで節約でき、買い物に出る手間も最小限になります。

ただし、まとめ買いは食材を無駄にする可能性も高くなるため、注意は必要です。今回、解説している通り、傷みやすい食材は早めに使い、持たない食材は冷凍しておきましょう。

まずは自分に合った買い物の頻度を考え、少しずつでも節約を始めてみてはいかがでしょうか。