ポケットマルシェの評判を検証!良い点悪い点、送料無料の条件や食べチョクとの違いも徹底解説
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
農家や漁師から食べものを直接買える人気サービス「ポケットマルシェ(ポケマル)」について、評判や利用上のポイントなどをまとめました。スタッフによる実際の購入レポートや、送料無料・割引企画やクーポン、掘り出しモノが見つかる検索方法など、ポケットマルシェを研究し尽くして得た利用方法のコツ情報は必見です!
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ポケットマルシェとは
全国の農家・漁師が販売するオンラインマルシェ
ポケットマルシェは、全国各地の農家・漁師・猟師など一次産業の生産者が、自身の生産物を販売するオンラインマルシェプラットフォームです。仕組みは「メルカリ」や「ヤフオク」に代表されるCtoCネット販売と似ていますが、大きく異なるのは、販売者をプロに制限している点です。
ポケットマルシェの出店基準
ポケットマルシェに出店するためには、始めに審査を受けて合格する必要があります。
審査内容は主に、法令に基づく行政等への提出書類や、保健所からの製造・販売許可の確認などです。これにより、法令遵守や食品衛生意識の低い生産者や、家庭菜園や釣り・狩猟等を行う一般人による趣味の食品販売が防止されています。
ポケットマルシェの魅力は生産者とのコミュニケーション
ポケットマルシェは、生産者と消費者が直接コミュニケーションをとれることを特徴として訴求しています。
生産者自身が作成した商品説明ページは千差万別で、それぞれの個性が現れているようです。注文前に不明点を直接質問したり、量や組み合わせを変えてもらう相談などもできます。
生産者のプロフィールページには、「コミュニティ」と呼ばれるSNSのような場があり、栽培過程、各地の旬情報、地元に伝わる調理法などが自由に投稿されています。また、コミュニティには購入した消費者も投稿でき、レビューのような役割も果たしています。どんな風に届いたか、どんな風に食べたか、味の感想、生産者の顧客対応などを確認することができます。
まるで実際にマルシェ会場に訪れたかのような活気をネット上で体験できるのは、他の食品通販にはできない楽しみ方と言えます。
ポケットマルシェと野菜宅配の違い
ポケットマルシェと「オイシックス」や「パルシステム」のようなネットの野菜宅配・通販サービスとは、似て非なる存在です。
ポケットマルシェと野菜宅配の比較表
ポケットマルシェ | 一般的な野菜通販 | |
---|---|---|
サイト運営 | ポケットマルシェ | 販売会社 |
販売者 | 出店者=生産者 | 販売会社 |
カスタマーサポート | 商品・発送→出店者 サービス利用→ポケットマルシェ |
販売会社 |
商品代金の支払先 | ポケットマルシェ | 販売会社 |
安全性や信頼性などの責任を担保するのは | 出店者 | 販売会社 |
一般の野菜通販は多くが仕入販売業者です。商品価格は販売会社が決め、購入者との商品のやりとりも販売会社が行います。食材は、販売会社が市場や商社、生産者から仕入れます。どんな食材を扱うかはサービスにより異なりますが、安全性や情報の信頼性は販売会社が担保します。
一方、ポケットマルシェは直販プラットフォームです。商品価格はプラットフォーム上の出店者となる生産者が独自に決め、購入者との商品のやりとりも生産者が行います。生産者はポケットマルシェに販売手数料を支払います。食材は自身が生産したものが主体となり、安全性や情報の信頼性は生産者が責任を負う形です。
サービスの安心感は野菜宅配が◎
実店舗で例えるなら、一般の野菜通販は八百屋さん、ポケットマルシェはショッピングモールにあたります。どちらが良いかはケースバイケースです。食材の鮮度や珍しさなどはポケットマルシェに軍配が上がりますが、生産者によって品質やサービスレベルが違うところには注意が必要です。安心感・安定感のあるサービスを第一に求める人には、一般の野菜宅配会社のほうが適しているでしょう。
野菜宅配のサービスを探したい人向けの関連記事
UMMでは野菜宅配についてまとめた記事も多数ご用意しています。以下のリンク先から読んでみてください。
▷野菜セットのお試し購入をしてみたい人にはこちら。
▷とにかく安い野菜宅配を探している人にはこちら。
▷さまざまな野菜宅配サービスを比較検討したい人にはこちら。
ポケットマルシェと食べチョクの違い
ポケットマルシェと比較されることが多いサービスに「食べチョク」があります。食べチョクは、ポケットマルシェと同じくオンラインマルシェプラットフォームに分類されます。
ポケットマルシェと食べチョクの比較表
ポケットマルシェ | 食べチョク | |
---|---|---|
販売者 | 生産者 | 生産者 |
登録生産者数 | 6,310件 | 7,912件 |
出店基準 | プロの生産者のみ | プロの生産者のみ、国内生産品のみ |
生産者の販売手数料 | 売上額の20% | 商品代の19.7% |
運営者による品質保証 | なし | あり(汚破損や傷み等) |
買い方 | 生産者ごとに注文・決済 | 一部の商品はショッピングカート型で注文可能 |
※2022年11月7日現在の情報
ポケットマルシェと食べチョクとの主な違いは、運営者による品質保証の有無と、生産者が負担する販売手数料、買い方のバリエーションにあります。食べチョクの方が、買い方やサポートに事務局が介入することが多そうです。それ以外は、サイト内での訴求方法の差はあれど、実質は大差はないと考えてよさそうです。
ポケマルと食べチョク、安いのはどちら?
気になるのは販売手数料が違う点です。手数料の差は、販売価格にも影響しているのでしょうか。両社に出品している生産者の同じ商品を3つランダムに選び、商品代と送料の総額を比較するとこのようになりました。
商品名|出品者名 | ポケットマルシェ | 食べチョク |
---|---|---|
訳ありしらす1kg|飯岡ヤマイチ水産-大納屋- | 商品2,530円+送料880円(冷凍)=3,410円 | 商品2,700円+送料(605+220)=3,525円 |
熟成貯蔵生むき栗300g|海老澤栗園 | 商品2,000円+送料880円(冷蔵)=2,880円 | 商品2,000円+送料(605+220)=2,825円 |
にんじんジュース2本|のらくら農場 | 商品2,538円+送料715円=3,253円 | 商品2,500円+送料810=3,310円 |
※2022年11月7日現在の商品情報より。商品名は簡略化。送料は東京向けの金額を使用
表からわかったこと
- 生産者は同じ商品でも出品先によって商品金額を変えている
- 販売手数料のマージン率が低いのは食べチョクだが、購入者が支払う金額はポケットマルシェの方が安い商品もある
どちらの方が安く買えるかは”商品によって違う”という微妙な結果になりました。とはいえ、両社の総額の差はそれほど大きくはないので、使いやすい方を選べば良いのかもしれません。
▷食べチョクの評判などをもっと知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。
SNSで見かけたポケットマルシェの評判・口コミ
この章ではTwitterで見られたポケットマルシェの評判や口コミを紹介します。
ポケットマルシェのよい評判・口コミ
まずは、良い評判から紹介します。
おいしさや品質の良さ、品種等の選択肢の多様さが好評の様子です。こうしたレビューではスーパーと比較して論じられることが多いですが、良い口コミとして挙げられるのはスーパーに比較対象がない食材に多いです。
旬が短い、生産量が少ない、希少品種、市場流通に耐えられないほどの完熟などなど、生産地まで行かなければ手に入れにくい食材を、家にいながら購入できるところが何よりの評価ポイントです。
おいしい
またまたポケットマルシェでトマトを購入🍅どっちのトマトも甘くて美味しかった😊#ポケットマルシェ pic.twitter.com/TrGHpX2pYA
— kyoka (@kyoka112) November 7, 2021
いろいろな品種を買える
リンゴ!
ポケットマルシェにて
荒谷農園様。
様々な、品種で良い型なので、オススメしたい。これ。
色んなやつを食べたい人には良いと思う。
送料込みと考えると1つあたり250~300円なんだけど品種とか考えると妥当。 pic.twitter.com/kKqaBEZZGZ— ベンゼン @2鯖民 (@benzene1529) November 3, 2021
品質が良い
先日ポケットマルシェで購入した萬奥農園さんの栗🌰✨
箱開けた瞬間「ひゃぁ❣️」と声が出るくらいめちゃくちゃ立派な栗で、また注文しようと心に決めました☺️✨
頑張って渋皮煮にします💪 pic.twitter.com/R1N6keBvOh— 🍙猪之頭🌭ゴロー🍷 (@p56) October 28, 2021
ポケットマルシェの悪い評判・口コミ
続いて、悪い評判です。
未購入者によるコメントが多いのが、「商品金額や送料が高い」「量が多い」という内容です。送料は荷物を届けてもらうための必要コストとはいえ、自分用の買い物にそこまでの費用をかけるのを躊躇する人は多そうです。また、ひとり暮らしなどで食べきれないと思っている人もいると思います。
これらの問題の解決策のヒントを[ポケットマルシェのメリット][ポケットマルシェのデメリット]の章で記載していますので、ぜひ参考にしてください。
送料が高い
ポケットマルシェで売ってるこういう高級野菜、買ってみたいなぁとは思うんだけど、商品価格より送料の方が高いのはなんかもったいない気がしてやめちゃうんだよな…https://t.co/K0pwdRuR6A
— phenan (@phenan) July 8, 2021
量が多い
ポケットマルシェで野菜買うのオシャレそう〜って思ってインストールしたけど購入単位がふるさと納税と変わらなくて負けました
— ぺるしあ (@peru_cat) November 9, 2021
自分でポケットマルシェで買って検証
ネット上にはいろいろな評判や口コミがありますが、それらは購入したタイミングや商品や個人の利用目的・価値観などによって変わるものです。自分で利用してみないことには、本当のところはわかりません。
そこで、UMMスタッフも実際にポケットマルシェで買い物をして、よくある口コミの理由などを推察してみました。届いた商品の写真や、料理をして食べてみた感想も紹介しますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
ポケットマルシェで購入した商品
購入した商品は2種類。野菜セットといちごです。
1.野菜セット
購入商品その1は、愛知県のいわいわファーム平岩さんが出品していた「【5品+おまけ付き】美味しくてニッコリ笑顔!旬野菜」というタイトルの商品。2022年11月7日現在、商品価格は1,300円(税込)、送料は715円からとなっています。
内容は、平岩さんの畑でとれた野菜のうち、その時期に旬の5品目とオマケのおまかせ詰め合わせです。そして、スタッフの元に届いた商品実物がコチラ↓
実際の野菜セットの内容
- サラダ大根
- ニンジン(黄色人参)
- 秋サヤインゲン
- サツマイモ(紅はるか)
- キャベツ
- 【おまけ1】わさび菜
- 【おまけ2】カラフルラディッシュ
注文後に生産者から受注確認やお届け予定日を知らせるメッセージが送られてきていたので、安心して待つことができました。
商品が自宅に届いたのは、注文の3日後。開封してまず目に飛び込んできたのは、ダンボール箱の蓋裏面に直接手描きされたイラスト&メッセージでした。
届いた野菜の紹介やおすすめの食べ方が記された説明書も同梱されていて、
その下の新聞紙を除けると、ぎっしりと詰まったカラフル野菜たちがお目見え。袋には野菜の名前を書いたシールが貼られていて、細やかな気遣いを感じられます。
5品の詰め合わせを注文したはずが、十分な量のおまけを2品目も入れてくださったため、合計7品目の野菜セットとなり驚きました。
この野菜を使って、ロールキャベツ、秋サヤインゲンの胡麻和え、黄色人参とサラダ大根とラディッシュのピクルス、蒸しサツマイモを作りました!
じっくりと煮込んだキャベツは甘みが増してとろとろの食感に。秋サヤインゲンはシャキシャキした歯ごたえで、サツマイモはレンジで蒸しただけでホクホクと甘く、どの野菜もとてもおいしくいただきました。
2.いちご
購入商品その2は、静岡県の(株)メークリヒカイト鈴木さんが出品していた「お菓子、デザート作りが楽しくなるデコ用のいちごたち」というタイトルの商品。
こちらも、注文3日後にクール便で届きました。「デコレーション用」というだけあって、形も色もきれいないちごでした。
ひと粒ずつセパレート型の梱包材で、上にはしっかりと緩衝材が詰められていたためか、傷みやつぶれなどもありませんでした。スーパーではこのような箱に入ったいちごはなかなか買えないので、とても贅沢をした気分です。
このいちごを使って、今流行りのマリトッツォ風なものを作ってみました。形も色もキレイないちごなので、見栄えがよくおいしそうなスイーツができました。
いちごは甘さと酸味がちょうどよく、いくらでも食べられてしまいそうなほどおいしかったです。
考察:ポケットマルシェが「高い」件について
SNSではポケットマルシェが「高い」という声をよく見かけますが、実際に使ってみると、一概にそうとは言えないと感じます。
もちろん、ポケットマルシェには高級食材もありますし、宅配便の送料は安くても700円程度はかかります。しかし一方で、スーパーの相場より安い商品も多いです。たとえば、野菜セットやたまねぎ・さつまいものような箱買いできる野菜。100gあたりの価格になおしてみると、送料を加味してもスーパーより安いものが見つかります。
また、最近は「送料無料」や「送料割引」のキャンペーン企画が継続的に行われているようです。送料が気になって買えなかった遠隔地の食材を商品代のみで買うこともできるので、頻繁にチェックしていれば掘り出しものに出会えるはずです。
考察:ポケットマルシェが「量が多い」件について
次に、「量が多い」件について。
実際に使ってみると、1〜2人暮らし向けの少量商品も多数見つかります。また、どうしても欲しい商品の量が多すぎて買えない場合は、少し手間がかかりますが、生産者に相談して量を減らした商品をつくってもらうという裏ワザもあります。
しかし、量が少なくなるほど、送料の負荷が大きく感じるのが正直なところ。今回購入した5品目の野菜セットは、送料と合わせて2,000円程度でした。おまけを計算に入れても、1品目あたり平均300〜400円となります。
送料は箱サイズによって規定されているので、同じ箱サイズなら1箱にたくさん入れた方がお得になります。量が多いけれど買いたい商品があるならば、量を減らしてもらうことより、冷凍や加工などで保存したり、友人と共同購入して分け合ったりするなどの方法を検討する方が現実的かもしれません。
考察:ポケットマルシェが「おいしい」件について
今回購入した商品は、間違いなくおいしいと感じました。
「おいしい」の理由は、収穫から到着までのリードタイムが短く鮮度抜群であることに加え、直売向きの「味の良い品種」が選ばれていることにもあるでしょう。果物などでは、市場出荷よりも熟した状態で収穫してくれることが、大きく影響していると考えられます。
また、「生産者から直接買った」という実体験も、脳内調味料としておいしさを増幅しているかもしれません。
考察:ポケットマルシェが「品質が良い」件について
今回購入した商品は、品質も良いと感じました。
鮮度良く、荷姿も良く、野菜セットの手描きメッセージや説明書きなどは、仕事が細やかすぎてかえって心配になるほどでした。
しかし、商品の中にはそうではないものもあるかもしれません。ポケットマルシェでは「訳あり」と呼ばれる傷ものや規格外品も販売されていますし、配送中の衝撃などで傷んでしまうこともあり得ます。商品説明はもちろんのこと、購入者の感想や写真を確認した上で注文することをおすすめします。
ポケットマルシェのメリット
ポケットマルシェのメリットや、お得な使い方をご紹介します。
お買い得な掘り出しモノがある!
ポケットマルシェは、初心者にはすこしわかりにくい仕組みかもしれません。しかし、利用回数を重ねるうちに、だんだんとお得な商品を見つけるコツがわかってきます。この章ではその一部をご紹介します。
送料無料・割引企画やクーポンを活用しよう
ポケットマルシェでは、「送料無料」「送料割引」などの企画が随時開催されています。現在利用できる企画は、トップページ上部に画像で表示されていて、画像をクリックすると対象商品一覧が表示されるようになっています。
その他に、購入代金が割引になるクーポンもあります。テレビなどのメディアで同社が紹介されたときなどに配布されるようです。その場合は、トップページやメルマガなどで告知されるので、メルマガ購読をしておくと良いでしょう。
クーポンの利用方法は、注文画面で専用コードを入力する仕組みとなっています。クーポンを適用できるのは”単品商品”のみで、定期購入や予約購入では使用できないのでご注意ください。
安い規格外品等は #訳あってお買い得 タグで探そう
普段使いの食材などをお得に購入したい人には、「訳あり」商品がおすすめです。
ポケットマルシェには「#訳あってお買い得」というタグがあり、このタグがついている商品は、形が悪かったり傷がついてしまっていたりなどの理由で、通常価格より割安な価格で販売されているものです。トップページ右上の🔍マークをクリックすると表示されるタグ検索メニューから選択できます。
「訳あり」とはいえ、味わいや鮮度は正規品とほぼ変わらないものがほとんどです。毎日の食事に使う野菜やお米、ジャム等に加工する用の果物におすすめです。「和牛肉の在庫整理」「触角がとれてしまった伊勢海老」のような超高級食材の訳あり品も見つかることがあるので、定期的にチェックすると良いでしょう。
小さく軽いものは #全国一律送料 タグで探そう
ぜひ知っていただきたいポケットマルシェの掘り出しモノは、お茶や海藻やドライフルーツのような小さく軽く常温で賞味期間が長い食品。
数袋程度の量なら、日本郵便の定形外郵便やレターパック、ヤマト運輸のネコポス等で発送可能なので、通常のダンボール発送の宅配便よりも安い送料で発送可能です。そのような発送手段では全国どこでも同じ送料であることが多いため、遠くの地方食材でも気軽に購入できます。
ふるさと納税もできる!
ポケットマルシェでは、一部の商品で「ふるさと納税」も行えます。普段の食費をふるさと納税で賄えるのは、特に納税額が大きい人ほどうれしい仕組みだと思います。
ポケットマルシェのふるさと納税は、生産者と寄附者が直接つながり、生産者が出品や管理を行う仕組みです。
通常のふるさと納税は自治体が管理するため、生産量が少なく供給が安定しない返礼品は対象になりにくくなります。しかし、ポケットマルシェのふるさと納税は自治体が関わりながらも、生産者が自ら管理を行うため返礼品の魅力が伝わりやすく、旬の短い食材や生産量が少ない食材も返礼品の対象になります。
スーパーでは買えない食品を買える!
スーパーでは売っていない食材が見つかることもメリットです。食材の生産方法に特段のこだわりがある人などには、他に替えがたい購入場所です。
農薬不使用(無農薬)や有機栽培の農作物
スーパーでは、農薬や肥料にこだわって栽培された食材はあまり手に入りません。また、野菜宅配ではさまざまな生産者が育てた食材が混ざっているため、購入品の全てが同じレベルの栽培方法で作られたものとは限りません。
ポケットマルシェなら、生産者から商品を選ぶことができるので、自分の納得のいく生産方法の食材だけを買うことができます。
餌や環境などの飼育方法にこだわった畜産食品
食肉や卵・乳製品・蜂蜜などの畜産食品は、野菜よりもずっと一般流通での選択肢が少ない食材ですが、ポケットマルシェには畜産農家も多数参加しているので、こだわりの食材が手に入ります。
畜産系の出店者には、小規模の家族経営の畜産家が目立ちます。「抗生物質を含まない餌で育てた家畜の肉」「平飼いの卵」「珍しい地鶏の肉」「羊乳チーズ」「グラスフェッドの牛乳」「日本みつばちの蜂蜜」など、小規模ならではの畜産食品が出品されています。
日本ではまだあまり認知されていない「動物福祉(アニマルウェルフェア)」の考えに基づく飼育生産をしている畜産家も多いので、安心安全な食材を探す人だけでなく、SDGsに関心が高い人、社会的意義のある消費活動をしている人にもおすすめです。
漁師直送の魚介類
魚介類は、ポケットマルシェの中でも特におもしろいカテゴリーです。
スーパーの魚介コーナーでは、切り身や加工済みの食材がほとんどですが、ポケットマルシェはその真逆です。「1尾丸ごとの鮭」「その日の底引き網漁で獲れた魚介セット」「殻つきの岩牡蠣」「生わかめ」「鮮度落ちが速すぎて地元消費しかできない未利用魚」のような、まるで漁港近くの商店のような大胆な商品が多く出品されています。
一方で、漁獲後すぐに活け締めや神経締めを施した鮮度抜群の魚や、漁師自らが内臓をとったり三枚におろしたりしてから発送してくれる商品もあります。生きたまま届くホタテやカニは、おいしいのはもちろんのこと、こどもの食育にも役立ちます。
珍しい品種
スーパーでは、りんごは「りんご」と書かれて売られていますが、ポケットマルシェでは「早生ふじ」「とき」「シナノスイート」「紅玉」「グラニースミス」など、さまざまな品種名で販売されています。
それぞれに見た目も味わいも違うりんごを、種類の違いを認識しながら購入して食べることができます。メジャー品種もあれば、超希少品種もあり、果物専門店ですら難しい品揃えがあるのが魅力です。
生産者から直接買える!
ポケットマルシェの魅力の根底にあるのが、「生産者直販」の仕組みです。
“生産者指名買い”ができる
ポケットマルシェがなかった時代にもマルシェや生産者独自のECサイトなどはありましたが、いつでもどこでも誰からでも気軽に買える状態ではありませんでした。それが、ポケットマルシェの登場により、全国数千人の生産者から自由に選んで、欲しい商品を買えるようになりました。
ポケットマルシェを利用することは、消費者にとって、本来の食の在り方に気づくきっかけとなり得ます。同じ品目の食材でも、生産地や種類や育て方、つまり「生産者」が違えば違う味わいになります。「誰から買うか」は、おいしさや安心感に直結するだけでなく、環境に対する自分の姿勢を確認する行動でもあります。
ぜひ、信頼できる生産者を見つけてください。
生産者の知り合いができる
都会で暮らしていると、生産者と知り合う機会はほとんどありません。しかし、コミュニティやダイレクトメッセージなどの仕組みがあるポケットマルシェなら、生産者との出会いの場としても活用できます。
お気に入りの生産者ができると、現地の天気予報や波浪予報まで気になり、つい豊作や漁の安全を願ってしまいます。故郷の他に第2の田舎ができたような感情がうまれます。
ポケットマルシェの利用規約では、ポケットマルシェを介さない直接取引を禁じているため注意が必要ですが、利用者の中には、生産者に贈りものをしたり、自然災害で被害をうけた生産者に応援メッセージや寄付をしたり、生産者の元に会いに行ったりと、単なる販売者と購入者の関係を超えた関係作りを楽しんでいる人もいるようです。
ポケットマルシェのデメリット
ポケットマルシェのデメリットや注意点をご紹介します。
商品や顧客対応の品質にバラツキが大きい
ポケットマルシェでは、出店する生産者の審査を行ってはいますが、審査内容は「プロの生産者であること」や営業許可の証明のみ。消費者向け販売の経験やコミュニケーション力などは不問です。そのため、出店者による商品やサービス品質の差が大きいです。
注文後すぐには届かない商品が多い
ポケットマルシェの出店者はすべて生産者なので、販売よりも生産活動の方が優先度が高いです。限られた時間の中で受注対応や発送作業を行うため、注文後すぐに発送したり問合せにすぐ回答したりできない人も多いです。
「この日までに必ず欲しい」という予定がある場合は、なるべく早めに、配送日指定を受けている商品の中から選ぶようにしましょう。
配送日指定が複雑
ポケットマルシェの配送日指定には4つの区分があり、商品によって選択できる範囲が異なります。
可 | 日時指定を承ります |
---|---|
限定的に可 | 指定可能日が限られます |
要相談 | 基本的に指定を受け付けていないが、事前の相談で対応できる場合があります |
不可 | 日時指定は受け付けていません |
注意が必要なのは、「日時指定を承ります」となっている場合でも、注文画面に行ってみると1週間先以降の日付しか選択できないケースもあること。必要な日に間に合わなければ、また商品選びからやりなおしになってしまいます。
これを防ぐには、配達日指定区分だけでなく、商品説明文の下部にある「注文から発送まで◯〜◯日」と書かれた項目も確認することが重要です。
問合せへの対応が悪いことがある
問合せに対する対応も、生産者によってピンキリです。
経験上は常識的な顧客対応をしてくれる生産者が多いですが、中には返信が遅いケースや、待てども待てども音沙汰がないケース、メッセージの文章がかなりわかりにくいケースもありました。
高齢の生産者や、ポケットマルシェでの販売経験が浅く使い方がわかっていない生産者もいると考えられますが、こういった対応でポケットマルシェ全般に不安を覚える人も多いでしょう。予防策としては、注文前に必ずコミュニティを観察することです。
大切な贈答用の品は要注意
上記のような問題があるため、ポケットマルシェで贈答品などの大切な品物を買おうと考えている人は、特に注意をしてください。
「のし」などの贈答品用の対応ができる場合は、商品ページに書かれています。特別な理由がない限り、大切な品物を買う際は、商品ページで贈答対応をアピールしている生産者から買うのが安全です。
注文後キャンセルができない
ポケットマルシェでは、基本的には購入者都合の注文キャンセルができません。たとえ間違って注文してしまっても、生産者と交渉してキャンセル処理をしてもらう以外に方法がないので、ご注意ください。
“単品商品”はキャンセル不可
注文後のキャンセルができないのは「単品商品」と呼ばれる商品です。単品商品とは、ポケットマルシェで販売されている定期・予約以外の全ての商品を指します。
単品商品は、購入者都合では一切キャンセルできませんが、生産者都合でのキャンセルはできます。生産者都合でキャンセルした場合は、生産者がキャンセルにかかる手数料を負担することになります。
間違って注文してしまった場合、生産者にダイレクトメッセージでキャンセルのお願いをして応じてくれる場合もありますが、応じてもらえない場合もあります。生産者側でも、自分のミスではないのに手数料だけ払わされるのは納得できないはずです。間違い注文にならないように、よく確認してから注文ボタンを押しましょう。
定期商品や予約商品は一定期間キャンセル可能
定期商品と予約商品では、期間内であればキャンセルが可能です。キャンセルができる締切は、発送予定月の前月25日の午後9時まで。それ以降は単品商品と同じく、キャンセル不可となります。
配送トラブルや配送遅延がある
これはポケットマルシェだけに限ったことではありませんが、配送のトラブルにも注意してください。
配送業者による汚破損には自分で対応
配送業者の荷扱いが原因で届いた商品に汚破損があった場合、受け取り主が配送業者に申し出る必要があります。配達から時間が経つと原因がわかりにくくなってしまうため、商品を受け取ったらすぐに開封して中身を確認してください。
汚破損の原因が配送業者によるものか、生産者の梱包方法等によるものなのかは、判別が難しいかもしれません。梱包材が詰められていて配送業者に中身を知らせるシールが貼ってあり、箱の角がつぶれているような場合は配送業者が原因の可能性があります。写真を撮った後すぐに配送業者のカスタマーセンターへ連絡しましょう。
箱の中身がスカスカなど、梱包が問題の可能性が高い場合は生産者からの返金や代替品送付での対応となります。ダイレクトメッセージで写真と共に連絡し、場合によってはポケットマルシェのカスタマーサポートも活用しましょう。
配送遅延・取消もよくある
ポケットマルシェで販売される生産物は”1点モノ”のようなものです。生産量や出荷時期が限られているため、天候等の理由で漁ができなかったり、畑が水没してしまったりすると、出荷再開まで時間を要したり、そのまま出荷ができず終了する場合も珍しくありません。
誕生日パーティーや結婚式のような、期日が重要な集まりなどに使用したい場合は特に注意してください。予防策は、冷凍できるものなら早めに受け取っておく、鮮魚なら天然物ではなく養殖のものを選ぶなどです。
ポケットマルシェの利用案内
ポケットマルシェを初めて利用する人向けに、基本的な利用手順や送料・支払い方法について説明します。
ポケットマルシェの利用手順
ポケットマルシェの注文手順は、以下のような流れです。
- 会員登録
- 受取場所にする自宅住所等や決済方法を設定する
- 商品を選ぶ
- 注文ボタンを押す
- 配送先・決済方法を選ぶ(クレカ・Apple Pay)
- 配送日指定ができる商品では指定日を選ぶ
- 備考欄に伝達事項を記載する
- 確認画面で注文確定する
- マイページから注文一覧(または注文確定メール)を確認する【重要】
- 生産者から注文に関する重要な連絡が来ることがあるので注意して待つ
- 発送されるとメールが届く
- 商品を受け取る
- 商品を確認して問題があればすぐに写真を撮って生産者に連絡する
- おいしくいただく
- コミュニティで生産者にごちそうさまを伝える【任意】
ポケットマルシェにはGoogle PlayやApple Storeからダウンロードできるアプリもありますので、ぜひ利用してみてください。
送料について
送料は生産者が各自に設定しているため、商品によって異なります。
配送手段が「ポケマル便(ヤマト運輸との連携)」の場合は、配送料は地域や商品サイズ、クール区分によって決められています。ポケマル便の詳しい送料は、こちらを参考にしてください。
支払方法について
支払い方法は商品によって異なります。
単品商品の場合は、クレジットカードまたはApple Payが利用可能です。
予約商品・定期商品の場合は、クレジットカードのみとなっています。
まとめ
ポケットマルシェの評判や利用方法、実際に注文してみた感想などを紹介しました。
生産者と直接コミュニケーションをとれるのが、かなり魅力だと感じました。生産過程の様子や美味しい食べ方を教えてもらえるのは、購入者にとって嬉しいですよね。商品の梱包や発送は丁寧ですし、ユーザー登録や購入手順は簡単なので、ぜひお気に入りの商品を見つけて購入してみてください。