ドクダミの駆除・予防に効果的な方法とは!おすすめの除草剤を紹介!
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駐車場や庭にドクダミが生えていませんか?一度抜いてもまた生えてきてしまうので、困りますよね。できれば、駆逐したいという思いもあるでしょう。今回は、そんな厄介なドクダミの駆除・予防方法や除草剤の選び方をご紹介します。
目次
ドクダミについて
ドクダミは、ドクダミ科ドクダミ属の多年草です。ドクダミの葉や花は独特な匂いをし、ハート型の葉が特徴です。民間療法では「十薬」と呼ばれ、薬として用いられてきたことでも知られ、ドクダミ茶として利用する方もいると思います。
ドクダミの生態・特徴
5~7月になると真っ白な花を咲かせます。4枚の白い花びらに見えるのは総苞(そうほう)という部分で、中央の黄色い部分に小花が密集しています。除草しようとすると独特の臭いがすることでも有名です。また、地中に残ったわずかな地下茎からでも繁殖し、他の雑草が生えなくなるくらい高い繁殖力を持っています。
ドクダミが生える場所
ドクダミは、半日陰の場所を好みます。北向きの住宅の庭や花壇、道路脇など様々な場所に生えます。湿気の多い場所も好み、梅雨の時期によく見られる植物です。
ドクダミの繁殖力
1度生えるとどんどん増えていく繁殖力の強さが特徴です。地下茎を横に伸ばすため、葉や茎を取り除いただけでは、除草しきれません。また、日がなくても育ち、1年中繁殖できる植物なのが厄介な所です。
ドクダミの駆除方法
ここからは、繁殖力が強く厄介なドクダミを駆除する方法についてご紹介します。お困りの方は、ぜひ参考にして早めに駆除してください。
駆除するタイミング
ドクダミは、5月頃から花が咲きはじめ繁殖力がとくに強くなります。そのため、この時期より早い春先に駆除をするのがおすすめです。繁殖が更に進む前に、早めに駆除しておきましょう。
根っこからドクダミを駆除
ここまで述べたように、ドクダミは一部の地下茎からでも繁殖します。そのため、普通の草刈りをしただけでは、地下茎からまたすぐに生えてくるため、本質的な駆除にはなりません。完全に駆除したい場合は、土中の地下茎を掘り、取り除く必要があります。ただ、この方法を人力で行うのは労力が必要なので、おすすめはありません。
重曹でドクダミを駆除
簡単に駆除をする方法で、重曹があります。まずドクダミの茎に鎌などで傷をつけます。そこに重曹の水溶液をかけると、ドクダミ内部で二酸化炭素が増殖し、枯渇に近い状態になって枯れるという方法です。重曹水は、水100gあたり重曹8gの水溶液がよいです。このとき、間違ってほかの植物を傷つけると、その植物も一緒に枯れてしまうので、注意しながら作業をしてください。
熱湯でドクダミを駆除
コストをかけずに駆除する方法として、熱湯もあります。野菜を茹でたのと同じ状態にさせられます。この方法なら、コンクリートの隙間から生え、抜くのが難しいドクダミにも簡単に駆除が可能です。
ただし、熱湯なので除草剤よりも効果は弱くなり完璧に駆除するのは難しいでしょう。また、土壌に熱湯をかけると、他の植物も枯らしてしまう場合もあるので注意しながら行いましょう。
塩でドクダミを駆除
塩を使って駆除する方法もあります。塩水をかけたり、ドクダミの周辺の土に塩を撒くと、脱水状態になり枯らせます。
しかし、塩水や塩も熱湯同様、ドクダミ以外の植物を枯らす場合があるので注意が必要です。また、土壌が塩害を受けたのと同じ状態になるため、今後植物が育たない可能性があります。また、土壌はつながっており、自分の敷地外へ影響ができる可能性もあるので、あまりおすすめではありません。
除草剤でドクダミを駆除
徹底的にドクダミを駆除する場合は、除草剤の使用をおすすめです。葉が15cmほどに成長し、花が咲く直前に除草剤を使用すると効果的です。また、晴れた日に使うのもポイントになります。除草剤は光合成の働きを利用して葉の内部へ入り込んでいく薬剤なので、日光が当たり、翌々日くらいまで晴れる日を選んで使うのがおすすめです。
また、周りに他の植物が生えていて気になる場合は「筆」や「はけ」を用意してください。除草剤を筆やはけに取ってドクダミの葉だけに塗ればOKです。手間や時間はかかる方法ですが、ドクダミだけを確実に駆除するためには有効的です。
おすすめの除草剤と選び方
ここからは、おすすめの除草剤と選び方をご紹介します。
地下茎に届く除草剤
ドクダミは地下茎から増殖していく植物です。根まで枯らす除草剤を使うのが効果的でしょう。向いているのは「グリホサート系」の除草剤です。
グリホサート系の除草剤をドクダミに散布すると、葉緑素を吸収し、ドクダミの生長に必要なアミノ酸の生成を阻害します。これにより根から枯らします。
ただし、周りの植物にも影響が出てしまう可能性がある薬剤でもあるので、使用する際は注意してください。
オススメの除草剤
ここでは「グリホサート系」でオススメの除草剤をご紹介します。
ラウンドアップマックスロード
ラウンドアップマックスロードは、最もメジャーなグリホサート系の除草剤です。雨に強く、雨が降っても効果が持続しやすい特徴があります。原液を薄めて使うタイプやそのまま使えるシャワータイプのALシリーズなどがあります。
サンフーロン
サンフーロンは、ラウンドアップマックスロードのジェネリック製品です。ジェネリック製品なので安価に手に入れられる点がメリットで、効果は他の製品と変わりません。
ネコソギWクイック 微粒剤
ネコソギWクイック 微粒剤は、粒のまま地面に撒くタイプの除草剤です。約5~9ヶ月間効果が続くのが特徴。1~2週間で枯れ始め、1ヶ月ほどでほとんど枯らせます。効果が長期間持続するため、新しい雑草の発生も予防できます。
ドクダミの予防方法
ここからは、ドクダミ駆除後に新たに生えないよう、予防する方法を紹介します。
ぜひ参考にして、予防してください。
除草剤でドクダミを予防
土壌処理剤という生えるの防ぐ除草剤を使用すると、ドクダミの繁殖を予防可能です。地面全体を膜が覆うような状態となり、種子の発芽を抑制可能です。種や根、地下茎が残っていた場合も、ドクダミの成長を抑制します。使用時期はドクダミを取り除いた後の春先が向いています。
苦土石灰でドクダミを予防
苦土石灰を土に混ぜ込むとドクダミの繁殖を予防可能です。ドクダミは酸性の土壌を好むため、苦土石灰を使ってアルカリ性の土壌に調整しましょう。
まず、根からドクダミを駆除し、苦土石灰を土に混ぜ込みます。そうすると、土がアルカリ性になり、ドクダミが生えづらい土壌になります。ただし、苦土石灰を混ぜた場所には、酸性を好む植物は育ちにくくなるので注意が必要です。
ミントでドクダミを予防
ドクダミが繁殖していた場所に、他の高い繁殖力をもつ植物を植える方法もあります。そのひとつがミントです。ミントは肥料を与えなくても水やりだけで増え、繁殖力があるので、ドクダミが生えようとする場所を塞ぎます。
ただし、ドクダミの地下茎が残っている際は、ミントとドクダミが共存してしまう可能性があるので、気を付けてください。
防草シートでドクダミを予防
除草シートを張るのもひとつの方法です。除草シートは光を通さないため、ドクダミも含め様々な雑草の予防に役立ちます。使用方法は、重曹や除草剤などでドクダミを取り除き、除草シートで地面を覆えばOKです。
固い草に触れても破れないものや、耐久性が強いものなど、様々な種類が販売されているので探してみてください。
ドクダミ駆除を業者に依頼する
「自分で対処するのは大変」「除草剤使ったけどまた生えてきた」など、手に負えない場合は業者に依頼するのがおすすめです。
草刈り110番
出典:草刈り110番
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まとめ
ドクダミは非常に厄介な雑草。繁殖力がとても強く、除草するのは大変な作業であり、草刈りだけでは対応しきれない場合が多いです。生い茂っている場合は、今後その場所に植物を植えたいか否か、土壌改良しても問題がないかよく考慮しましょう。判断ができたら、土壌処理剤や苦土石灰による土壌改良をしたり、グリホサート系の除草剤で地下茎まで枯死させ、土壌処理剤や防草シートを敷いたりして予防しましょう。人それぞれ選択する手段は変わりますので、自分に合った駆除方法を選ぶようにしてください。