剪定シートの選び方ーおすすめ6選や価格相場・使用方法
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庭木の剪定を行う場合、剪定シートを使用したほうが効率良く作業を進められます。ただし、剪定シートの種類によっては作業が危険になることもあり、選ぶ際には安全性や使い勝手を考えて選んでください。
また、剪定シートはさまざまな種類があるため、どのようなシートを選んでよいかわかりにくいかもしれません。この記事では、「剪定シートの選び方」と「おすすめの剪定シート6選」、合わせて価格相場や使用方法も解説していきます。
目次
剪定シートが必要な理由とは?
剪定シートが必要な理由としては、枝や葉の掃除を楽にするためです。剪定は庭木の枝を切っていくため、当然、枝や葉が地面に散らばっていきます。
散った枝や葉を最後に掃除しますが、想像以上に面倒な作業です。また、地面には土や小石なども落ちており、枝や葉と混ざった場合には取り除いてから捨てなくてはいけません。
このように、地面に落ちた枝や葉の掃除は面倒なことが多く、解決してくれるのが剪定シートです。剪定シートをあらかじめ敷いておくことで、後の回収が楽になります。
ただし、剪定シートはさまざまなサイズと種類があるため、選び方を失敗すると作業がしにくく、危険になることも珍しくありません。
こちらの記事では、庭木の剪定方法を紹介していますので、あわせて参考にしてください。
剪定シートの選び方
前述している通り、剪定シートにはさまざまな種類やサイズがあります。作業に合わせて選ぶ必要がありますが、初めて購入する場合には難しいでしょう。
そのため、いくつか剪定シートを選ぶ基準を解説します。
目的にあわせてサイズを選ぶ
まずはサイズですが、目的に合わせて選ばなければいけません。たとえば、大きな範囲の剪定に小さなシートを使用した場合、枝や葉が溢れたり移動を繰り返すことになります。
大きめのサイズを選べば、何度も剪定シートを移動させる必要もなく、後からはみ出た枝などを回収する手間もなくなります。目安としては、作業する場所の2倍ほどの大きさです。
これぐらいの大きさがあると、作業効率が高くなります。
また、大きめの木を剪定する場合には、シートに切り込みが入ったものを選びましょう。切り込みがあると木の周りも隙間なくシートを敷けるので、後の片付けがさらに楽になります。
作業しやすいものを選ぶ
剪定シートには、作業効率が考えられた商品もあります。たとえば、剪定シートにスナップボタンがついている商品であれば、袋状に枝などを包めます。
大きすぎるサイズでは難しいですが、小さい範囲ではシートごとゴミを運べると作業効率が良くなるでしょう。
防水性能があるものを選ぶ
多くの場合は屋外で剪定を行うため、突然の雨にも耐えられる防水性能を備えた剪定シートを選びましょう。防水性能のない剪定シートでは、雨が降った場合に水が染み込んで作業しにくくなります。
最悪の場合、乾くまで作業が再開できないため、屋外で剪定シートを使う際には防水性能を備えた商品をおすすめします。
耐荷重量のあるものを選ぶ
剪定シートには、耐荷重が設定されています。剪定が終わった後にシートごと枝など運ぶ場合、耐荷重量を超えるとシートが破れるかもしれません。
作業を楽にするために購入したシートが破れると、さらに片付ける手間が増えてしまいます。小さな木であれば、そこまで耐荷重量を気にする必要はありませんが、大きな木や広範囲の剪定では、耐荷重量の大きいものを選びましょう。
持ち手が付いているものを選ぶ
剪定シートの中には、作業後にシートを丸めて運びやすいように持ち手がついているものがあります。剪定した枝などは重量が出るものなので、シートの端を引っ張って運ぶのは難しいです。
剪定シートに持ち手がついていると、持ち上げたり引きずっての運搬が楽になります。その場を片付けやすいだけで選ぶのではなく、後の処分までを考えて選びましょう。
剪定シートの種類・価格相場
剪定シートは1種類ではなく、大きく分けて3種類あります。それぞれ特徴や価格が異なるため、分けて解説していきます。
安全性の高いメッシュシート
メッシュタイプの剪定シートは、紹介する中で一番、安全性の高いものです。シートの上には剪定のために脚立などを設置しますが、撥水シートなどは滑る可能性が高くなります。
メッシュシートの場合、水も通り抜けるため、雨でも脚立が滑ることは少なく、使い勝手と安全性を兼ね備えています。
メッシュシートの価格相場
メッシュシートは、ここで紹介している3種類の中で最も価格の高いシートです。剪定用に特化したメッシュシートはあまりなく、ほとんどは汎用性の高いシートで、素材がよいことからも高めの価格帯です。
1.5m×3mだと3.000円弱ほどの価格相場ですが、防炎効果など、特殊な素材を使用している場合にはさらに高くなります。
植木でもよく使用される園芸用シート
園芸用シートは、シートながら周囲のボタンを留めることで、トレー状になるシートです。トレー状になると枝などを取りこぼすことが少なく、綺麗に片付けられます。
ただし、そこまで大きなサイズは展開していないので、主には室内向け、屋外では小さな庭木用です。
園芸用シートの価格相場
園芸用シートは、サイズが小さいものが多いので一見すると安く見えます。価格は1m四方で1,500円ほどですが、サイズが小さいので使える範囲が狭く、実際には少し割高です。
生垣でも使用され価格が安いブルーシート
ブルーシートは、とにかくコストパフォーマンスのよいシートです。剪定用として販売されているわけではなく、汎用性の高い商品として、さまざまな場面で使用されています。
庭木というよりも、真っすぐに並んでいる生垣で使いやすいでしょう。大きなサイズになっても価格は安いため、生垣の形に合わせてシートを切るなど、大胆な使い方も可能です。
ブルーシートの価格相場
ブルーシートは、今回、紹介している剪定シートの中で最も安いシートです。厚さなどにもよりますが、2m四方では500円ほどの価格相場であり、気軽に使いやすい価格帯です。
おすすめの剪定シート6選
ここでは、剪定シートの種類ごとに、おすすめを6つ紹介します。使用する場面を想定して、候補の1つにしてみてください。
おすすめメッシュシート
まずは、おすすめのメッシュシートを2つ紹介します。
アイネット 防炎メッシュシート
2.7m×3.6mのメッシュシートで、防炎加工を施しています。価格は少し高くなりますが、冬場の火事が起きやすい時期など、防炎加工されているほうが安心です。
また、各部にハトメがついているので、地面や支柱などに固定もしやすく、安全に作業が進められます。
ユタカメイク 防炎メッシュ
こちらも防炎加工が施されたメッシュシートで、1.8m×5.4mのサイズです。横長なので、少し幅の狭い庭や、長めの生垣などで使いやすいでしょう。
メッシュシートの特徴として、風を通すという部分があるので、風が吹いてもシートがめくれにくく、枝などが飛び散りません。
おすすめの園芸シート
続いて、園芸シートを2つ紹介します。先に紹介している通り、園芸シートはサイズが小さめなので、狭い範囲の剪定に向いています。
ミツギロン 園芸 シート
81cm×81cmの非常に小さな園芸シートです。四隅をボタンで留めてトレー型にできるため、外にゴミを出したくない場合に有効です。
主には剪定というよりも、園芸での土作りなどに向いた商品と言えます。
高儀 TAKAGI 落ち葉・剪定枝回収シート
こちらは少し大きめの園芸シートで、少しの剪定であれば十分に使用可能な商品です。四隅に取手がついているため、剪定した枝や葉をまとめて処分できます。
おすすめブルーシート
最後に、最も安価なブルーシートを2つ紹介します。
アイリスオーヤマ ブルーシート
厚手のブルーシートのため、スレに強く、防水加工も施されています。また、各部にハトメがついており、固定も問題ありません。
メッシュシートのように通気性や滑り止め効果はありませんが、とりあえずで使用するには十分です。
アズワン ブルーシート
こちらも素材は大きく変わりませんが、少し大きめのサイズです。1,000円を切るほど安価なので、初めて剪定に使用する場合や、今後も使用するかわからない場合に使いやすいシートです。
剪定シートを使用する際の注意点
剪定シートは、剪定後の枝や葉などの処分を楽に早くするものですが、人の手で作業することに変わりはありません。また、剪定で出たゴミの処分も行うため、いくつかの注意点があります。
剪定した枝は自治体の処理方法によって処分する
剪定した枝や葉は、各自治体に従った方法で処分します。最も簡単な方法は、家庭ゴミとして出すことです。
しかし、家庭ゴミとして出すためには、ゴミ袋へ詰めなくてはいけません。枝を袋に入る大きさまで切る必要があり、剪定後の作業が増えてしまいます。
剪定した木が多いと、そのぶん、ゴミ出しにかかる時間も長くなります。少量では問題ありませんが、ゴミ袋が数十袋にもなるのであれば、最初から業者に任せたほうがよいでしょう。
剪定を専門に行う業者は、剪定から枝や葉の処分まで一貫して行うため、自分で行う作業は必要なくなります。
剪定シートを運ぶのには体力が必要
枝や葉が大量に入った剪定シートは、想像よりも重くなります。剪定シートには耐荷重量が設定されていますが、耐荷重量ぎりぎりではなく、自分で運べる範囲の重量に抑えておきましょう。
極端に重い剪定シートは、運ぶ際に体を痛めてしまう危険性もあるので十分な注意が必要です。また、耐荷重量を超えた場合、剪定シートが破れてしまう可能性もあるため、最初は少量から始めることをおすすめします。
剪定の細かいゴミは集めるのが大変
剪定では、枝や葉だけではなく、細かいゴミが出ます。細かいため風で飛びやすく、すべてを剪定シートの上に納められません。
一見、放置しても問題がないように思える細かいゴミですが、他の草木への悪影響や、近所への迷惑になる可能性があります。解決方法としては、剪定中に細かくゴミを回収することです。
面倒ではありますが、剪定シートに枝や葉を溜めておくのではなく、都度、ゴミ袋などに集めてください。
楽に安全の剪定するなら剪定業者に依頼
個人でも、剪定シートを使用して庭木の剪定は可能です。しかし、ここまでも解説している通り、剪定と剪定後の片付けは、決して楽な作業ではありません。
もし、作業を楽にしたいのであれば、剪定を専門とした業者へ依頼してみてください。業者は、剪定から後片付けまでのすべてを行うため、綺麗で確実な作業が可能です。
剪定業者の依頼相場
剪定にかかる費用の相場は、依頼する業者や剪定を行う範囲や木の本数などで変化します。
たとえば、剪定を専門に行なっている「剪定110番」の場合、最安値で1本あたり2,100円(税込)からの料金体系です。ただし、あくまで基本料金になるため、木の種類や大きさなどで倍以上の価格になることも珍しくありません。
基本的には、事前に現地調査と見積もりの依頼が基本です。多くの業者では事前の見積もりを行なっており、先に料金の相場がわかります。
剪定業者に依頼するメリット・デメリット
剪定業者に依頼する場合、メリットもデメリットも存在します。依頼を検討する際には、業者への依頼が合っているのかどうか、自分の状況と照らし合わせて考えてみてください。
剪定業者に依頼するメリット
剪定業者に依頼するメリットは、主に3つです。
- 剪定作業の必要なし
- 剪定後のゴミ処理が必要ない
- 怪我のリスクがない
- 道具を用意する必要がない
剪定を業者に依頼した場合、作業から切った枝などの処分まで、業者が一貫して行います。結果として、自分で剪定を行う場合に必要なさまざまな道具や、今回紹介した剪定シートも必要ありません。
また、大きな木の剪定は高所で行うため、業者に依頼すると転倒などによる怪我のリスクもなくなります。中でもよく耳にするのが、剪定後の枝などの処分で苦労した話です。
剪定した枝や葉は、小さな木でも予想以上に多く、ゴミ出しに苦労する人が多いようです。業者では、剪定したその日にゴミも持ち帰ってくれるため、家に剪定後の枝などが残ることもありません。
剪定業者に依頼するデメリット
剪定業者に依頼するデメリットは、「費用」です。おそらく、この1つのみになるのではないでしょうか。
料金については少し解説していますが、剪定110番であれば、1本2,100円(税込)から剪定を行っています。これが、10本になると21,000円(税込)です。
また、剪定する木の種類によっては、さらに料金は高くなります。おそらく、1回の依頼で2万円から3万円ほどになる家庭が多いと予想されるため、人によっては高く感じるでしょう。
しかし、自分で剪定するためには、ある程度の道具を揃えなくてはいけません。剪定用の道具は、ハサミや剪定シートだけではなく、脚立なども必要です。
実は自分で剪定を行う場合も安くはないので、かかる費用を比較し、業者への依頼も検討してみてください。
剪定業者に依頼するなら「剪定110番」
ここまで、剪定シートを中心とし、剪定についても解説してきました。もし、業者に依頼したいと考えたのであれば、全国に展開している「剪定110番」がおすすめです。
まず、全国に対応しているため、依頼できない地域がないこと、そして明瞭な基本料金が安心できます。また、現地調査と見積もりは無料で行っているので、はっきりとした料金を知れます。
基本料金にはなりますが、木の種類による料金の一覧表も確認してみてください。
まとめ
剪定シートは、大きく分けて3種類あり、特徴もそれぞれ異なります。一番、安全なのはメッシュシート、狭い範囲では園芸用シート、安価に済ませるのであればブルーシートがおすすめです。
料金もそこまで高いわけではなく、剪定シートがあるだけで剪定後の後片付けが楽になります。
ただし、作業に不安がある方や、剪定に時間を使いたくない方は、剪定業者へ依頼してみてください。業者は、剪定から後処理まで一貫して行うため、自分での作業は一切、必要ありません。
今後も長く手入れが必要なのであれば、定期的に業者へ依頼するのも1つの方法ではないでしょうか。