とうもろこしの保存方法を紹介!冷蔵や冷凍で日持ちするコツは?期間や下処理も解説

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とうもろこし 保存

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夏に旬を迎えるとうもろこしですが、皮つきの1本丸ごと売られていることが多く、手を出しにくいかもしれません。調理したことがなければ難しく感じ、食べきれなかった場合の保存方法も考えてしまいます。

実はとうもろこしの使い方は簡単で、保存方法も難しくはありません。しかし、とうもろこしは収穫から時間が経過するほど甘みが落ちていくため、保存にはコツがあります。

この記事では、とうもろこしの保存方法を中心に、下処理の方法や長期保存する方法も解説していきます。とうもろこしの旬を逃さないためにも、早めの時期から確認しておきましょう。

生のとうもろこしを保存する方法

初めに生のとうもろこしを保存する方法ですが、全部で3つに分けて解説していきます。

 

常温

まず、とうもろこしは常温での保存には向いていません。低温での保存が基本のため、常温で保存するのであれば、当日中には調理して食べてしまいましょう。

当日中に食べる場合も、室温が高すぎる場所での保管はおすすめしません。せめて廊下や玄関など、比較的気温が低い場所での保管をおすすめします。

また、とうもろこしが傷まなかった場合でも、1日ほどで甘さが半減すると言われています。常温保存はとうもろこしにとって良いことはなく、傷む、味が落ちると悪いことしかありません。

 

冷蔵

とうもろこしを保存する基本は、野菜室での冷蔵です。方法は、皮をむかずにキッチンペーパーで包んで保存します。

皮をむいてしまうと実が乾燥してしまい、食感も味も落ちてしまいます。もし、皮がむかれた状態のとうもろこしなのであれば、ラップで包んでから冷蔵保存しましょう。

皮ほどの保護にはなりませんが、何もせずに冷蔵するよりも味を保ちやすくなります。また、ひげは切り落としても問題ありません。

反対にひげがそのままだとキッチンペーパーでも包みにくいため、先にハサミで切ってしまったほうが保存しやすくなります。

保存期間は2日から3日ほどと決して長くないため、早めの使い切りを意識してください。

 

冷凍

とうもろこしは冷凍も可能なため、多めに購入してすぐに使いきれない場合は冷凍保存しましょう。下処理としては冷蔵と変わらず、ヒゲだけ切って皮ごとで大丈夫です。

ただし、キッチンペーパーの代わりにラップを使います。とうもろこし全体をラップで包み、さらにフリーザーバッグに入れてから冷凍してください。

もし、用途が決まっている場合は、使いやすい状態に加工してからの保存でも問題はありません。例えば、実だけの状態にする、輪切りにしてからフリーザーバッグに入れるという方法でも可能です。

ただし、生のとうもろこしは硬く包丁が入りづらいため、切る場合は注意しましょう。基本は皮ごとの丸々1本での冷凍がおすすめで、保存期間は1ヶ月ほどと、冷蔵と比べるとはるかに長くなります。

こちらの記事では、冷凍・冷蔵・常温を正しく選び長持ちするコツを解説しています。参考にしてください。

茹でたとうもろこしを保存する方法

続いて、茹でたとうもろこしを保存する方法を解説していきます。

 

常温

常温は茹でる前と同様に、傷みが早く保存には向かない方法です。常温の場合は保存ではなく、そのまま食べてしまってください。

 

冷蔵

冷蔵保存する場合、茹でたらすぐにラップで包みます。その後に粗熱をとってから冷蔵庫で保存します。

熱いうちにラップすることで甘みを残しやすくできますが、火傷の可能性もあるため十分に注意して行ってください。そのまま食べるのではなく料理などに利用するのであれば、粗熱を取ってからのラップでも問題はありません。

保存できる期間は2日から3日ほどで、茹でても極端に期間が伸びるわけではなく、早めの使い切りが基本です。

 

冷凍

茹でたとうもろこしを冷凍保存する場合、丸ごとでも加工してからでも大丈夫です。加工する場合は、輪切りにするか芯から実だけを外しておきましょう。

加工すると解凍後にも使いやすくなり、余計な手間が発生しなくなります。用途が決まっていない場合は、丸ごとの冷凍でも問題はありません。

また、茹でた後は水気を忘れずに拭き取ってください。水分が多く残ると冷凍時の霜でひっついたり、解凍後に水っぽくなってしまいます。

少し注意点ですが、茹でる場合は少し固めに茹でておきます。これは、解凍する時に再度加熱するからであり、茹ですぎを防止するためです。

あとは、ラップをしてフリーザーバッグなどに入れて冷凍保存しましょう。実だけを外している場合は、ラップをせずフリーザーバッグに直接入れてください。

保存できる期間は生の状態からの冷凍と変わらず1ヶ月ほどです。

こちらの記事では、野菜を冷凍する方法を解説しています。コツや美味しく解凍するために必要なことも紹介しているので参考にしてください。

とうもろこしを冷凍した場合の解凍方法

冷凍したとうもろこしの解凍方法を解説します。

冷蔵に関しては生のとうもろこしと同じ方法で調理できるため、あくまで冷凍したとうもろこしの解凍方法に絞っています。主に3つの方法に分けて確認していきましょう。

 

電子レンジを使う

最も簡単なのは、電子レンジを使った方法です。電子レンジの種類にもよりますが、600Wで5分から10分ほどの加熱で食べられる状態になります。

これは、生か茹でてからかでも異なるため、様子を見ながら加熱を進めてください。また、輪切りの場合も同様に電子レンジで解凍できます。

実だけで冷凍した場合は電子レンジではなく、あとの方法を参考にしてください。

 

自然解凍する

冷凍したとうもろこしは自然解凍できます。食べる前日ぼ夜から冷蔵庫に移しておき、解凍できてから調理などで使いましょう。

また、流水での解凍も可能です。前日に冷蔵庫へ移すのを忘れた場合など、調理前に流水で解凍してみてください。

 

そのまま調理する

最後に、そのまま調理する方法です。茹でたとうもろこしをそのまま食べたい場合には向きませんが、料理で使う場合には便利で簡単です。

特に輪切りや実だけにしている場合は使いやすく、火も簡単に通ります。方法は、炒め物でも汁物でも、加熱している最中に冷凍のとうもろこしを入れるだけです。

とうもろこしを長く保存するコツ

とうもろこしは、基本的に保存期間の短い野菜です。しかし、冷蔵や冷凍を利用することで、長期保存も可能です。

この項目では、とうもろこしを長く美味しく保存するためのコツを解説していきます。

 

常温保存しない

ここまでも解説していますが、とうもろこしに常温保存は向きません。低い温度での保存が基本になるため、常温であれば持つのは長くても1日ほどです。

特に、とうもろこしの旬は夏場ということもあり、常温で保存すると、すぐに甘みもなくなってしまい、美味しくなくなります。とうもろこしの保存は冷蔵か冷凍が基本と覚えておきましょう。

買ってきた当日中に食べる場合でも、一旦は冷蔵庫に入れておいてください。

 

乾燥させない

とうもろこしは水分が多く、乾燥させると粒が小さく縮み、味も食感も落ちてしまいます。そのため、冷蔵でも冷凍でも、保存する時は皮のまま行い、さらにラップをかけることで乾燥を防ぎます。

皮をむいてしまった場合は、ラップかけて保存袋やフリーザーバッグで2重にして保存しましょう。

 

ペースト状にする

ペースト状にすると用途は限られてしまいますが、丸ごとよりも保存しやすいというメリットがあります。とうもろこしを1本冷凍するとなると、想像以上に冷蔵庫や冷凍庫の場所を圧迫します。

ペースト状にしてからフリーザーバッグなどに入れることで、薄い板状にでき、小さな冷凍庫でも隙間などで保存可能です。丸ごとの冷凍と保存できる期間は変わりませんが、場所を圧迫して早く使わなければいけないという悩みになりません。

とうもろこしをペースト状にするには、電子レンジか鍋で加熱し、芯から実を外します。輪切りにしてから包丁を入れると、怪我のリスクも少なくなります。

あとはミキサーやフードプロセッサーで潰していきましょう。使う時は必要な分だけ割って取り出し、スープなどに加えるだけです。

長期保存するためには鮮度の良いとうもろこしを選ぶ

ここまでは、とうもろこしを保存する方法を中心に解説してきました。しかし、どのようなとうもろこしでも同じ期間の保存ができるわけではありません。

鮮度の良いとうもろこしであるほど長期保存は可能になり、反対に鮮度が悪いと長くは持たなくなります。購入した段階で傷み始めていると、いくら長期保存に向いた方法でも早めに使う必要が出てきます。

まずは新鮮なとうもろこしを見分ける方法を覚えておき、良いとうもろこしを購入しましょう。

 

皮の緑が濃い色をしている

まずは、皮の緑が濃い色をしているか確かめてください。とうもろこしは収穫から時間が経つほど薄い緑色に変化し、枯れたような茶色が混じってきます。

そのため、全体を見て、濃い緑色のものを選びましょう。これだけで確実に新鮮かは判断できませんが、ひとつの目安になります。

 

全体が丸みを帯びている

とうもろこしは、実が大きいほど新鮮で美味しいものが多いです。例えば、細くシュッとしたものよりは、ふっくらしていて全体が丸いものを選らんでください。

細いと中の実が痩せている可能性があり、味が落ちる可能性があります。

 

粒がしっかりと詰まっている

選ぶ時は、軽く全体を触ってみてください。実の粒が上のほうまでしっかりと詰まっているとうもろこしを選びましょう。

とうもろこしは上のほうにくると実が入っていないことも多く、味にも影響します。強く触ると傷んでしまうため、確認する時はあくまで軽く触るのがポイントです。

また、確認するために上のほうの皮をめくりたくなるかもしれません。しかし、皮がめくれたとうもろこしは売れにくくなるため、あくまで商品の状態を変えないようにしましょう。

 

ヒゲが多い

とうもろこしのヒゲは1本1本がひとつの実につながっています。つまり、ヒゲが多いほど実が多く詰まっている証拠です。

最初は見分けが難しいため、並んでいるとうもろこしの中で一番ヒゲが多いものを選んでみてください。

 

ヒゲが褐色になっている

次の見極めるポイントもヒゲです。ヒゲの先が褐色になっているとうもろこしは、熟している合図です。

しかし、ヒゲの根本まで褐色になっている場合は熟しすぎています。甘みも落ちてきているため、あくまで先のほうが褐色のものをえらびましょう。

また、固めが好みであれば、褐色になりきっていない黄色いヒゲがおすすめです。

こちらの記事では、野菜の賞味期限とおすすめの保存方法を一覧で紹介しています。この記事を読んで、おいしく、長く、野菜を食べきりましょう。

まとめ

これから旬を迎えるとうもろこしは、保存方法次第で長持ちします。通常であれば冷蔵、さらに長く保存する場合は冷凍がおすすめです。

長期保存が可能になれば、良いとうもろこしを見つけた時にも多めに購入できます。今回ご紹介した保存方法はどれも難しくはなく、面倒であれば皮がついたまま冷蔵庫に入れましょう。

時間ができた時に調理、もしくは冷凍に切り替えると無駄になりません。ただし、とうもろこしは時間が経つほど甘みが落ちるため、早めの調理がおすすめです。

こちらの記事では、安い野菜のおすすめを種類ごとに紹介しています。安くて楽に買える方法も解説しているので参考にしてください。