アブラムシの駆除方法|無農薬の撃退法や手作り農薬などを徹底解説!

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アブラムシ 駆除方法

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家庭農園の大敵であるアブラムシ。小さくて大量発生するので、駆除するのは骨の折れる作業です。いつの間にか葉にアブラムシがびっちり張り付いて植物がダメになってしまった、という経験は誰にでもあるでしょう。アブラムシの駆除には、酢や重曹を使ったスプレーや即効性のある薬剤など、さまざまな物を活用できます。スプレーの作り方や効果のある薬剤について調べてみましょう。

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    アブラムシの被害

    アブラムシ

    アブラムシはとても小さくありふれた虫なので、家庭菜園やガーデニングをしている人の中には、それほど気にしていない人は多いかもしれません。しかし、農業をする人にとってのアブラムシは、厄介で恐ろしい害虫です。一体どのような被害があるのか、まとめます。

    吸汁による被害

    アブラムシの直接的な被害は、植物の汁を吸うことで生じる生育不良や病気の発生です。

    被害部の黄変・萎縮による生育不良

    アブラムシは条件が良ければ爆発的に増え、集団で好きなだけ汁を吸ってしまいます。そのような植物では、葉が黄変したり生長点が萎れたりして、順調な生育ができなくなります。

    アブラムシの排泄物がすす病を誘発

    また、アブラムシが排泄する「甘露(かんろ)」と呼ばれる汁には糖分が多く含まれているため、甘露が付着した部分には「すす病菌」と呼ばれる糸状菌(カビ)が発生しやすくなります。このカビが繁殖し黒くなった状態は「すす病」と呼ばれ、作物の見た目を悪くし、進行すると光合成が阻害され生育不良を引き起こすこともあります。

    ウイルス病を媒介

    アブラムシの間接的な被害として、ウイルス病の媒介があります。

    感染植物の汁液を吸ったアブラムシが移動して拡大

    ウイルスを運ぶのは、羽がある有翅型のアブラムシです。有翅型のアブラムシが発生するのは、季節が変わり寄生植物を替える時期や、増殖しすぎて過密になった時です。移動前の植物がウイルスに感染していると、ウイルスを含む汁液を持ったままアブラムシが移動し、移動先の植物にウイルスを感染させてしまいます。

    感染した植物は「モザイク病」を発症

    アブラムシが媒介するウイルスに感染した植物に現れる症状としては、「モザイク病」が一般的に知られています。

    モザイク病の原因となるウイルスには、主にナス科・ウリ科などに感染する「キュウリモザイクウイルス」、主にアブラナ科・キク科・ナス科などに感染する「カブモザイクウイルス」、主にジャガイモを始めとするナス科植物などに感染する「ジャガイモYウイルス」など、たくさんの種類があります。

    感染した植物では光合成が阻害され、葉などの色が緑と黄色のまだら模様になります。見た目が悪くなるだけでなく、生育不良を起こし、最悪の場合は枯死してしまいます。

    対策はアブラムシの飛来を防ぐこと

    モザイク病には治療手段がありません。したがって、ウイルス感染から植物を守るためには、アブラムシの飛来を防ぐことが重要です。

    また、感染した株をそのままにしておくと、アブラムシだけでなく、管理者の手やハサミなどを介して周囲の株に感染が拡大してしまう恐れがあります。感染株はすぐに抜き取り、畑の外に持ち出して処分するか、深い穴を掘って埋めておきましょう。

    手作り農薬でアブラムシ駆除・予防

    家庭菜園やガーデニングをしている人で、「なるべく楽にアブラムシの予防や駆除をしたいけれど、農薬は使いたくない」と考えている人のために、この章では、身近な材料で作れる手作り農薬を紹介します。

    手作り農薬のメリット・デメリット

    アブラムシ対策として使用される材料は、以下のようなものです。

    アブラムシ対策に使用される食品・日用品

    • コーヒー
    • 牛乳
    • 石鹸水
    • 食用油
    • 重曹
    • 木酢液

    いずれも食品や使い慣れた日用品なので、自然で安全なイメージがあるかもしれません。しかし、良い面ばかりではなく、悪い面もあります。デメリットもきちんと理解して、適切に活用してください。

    メリット:安心感が高い、気軽に使用できる

    この章で紹介している手作り農薬は、材料に食品や人体への有害性が低い日用品を使用したものなので、市販の化学合成農薬に比べて安心感が高いです。

    適用植物や回数・時期などの細かいことを気にせずに使用できるところは、農薬の知識がそれほど無い人にとって大きなメリットだといえます。

    デメリット:効き目が薄い、無農薬とはいえない

    この章で紹介する手作り農薬は、効き目がとても穏やかです。完全にアブラムシを予防できるものではなく、進行してしまった害虫被害に対してはあまり効果を感じられないかもしれません。

    また、このような防除方法で育てた作物を「無農薬」だと表現する人もいますが、実際は違います。農薬とは「農作物の病害虫防除のために使用する薬剤」なので、材料が食品であれ、定義上は「農薬」に該当します。

    農薬を一切使用せずに栽培したい場合は、防虫ネットや粘着テープなどを使用した物理的防除方法を採用してください。

    牛乳・コーヒーの使い方

    食品だけを使用したい場合は、牛乳やコーヒーを試してみてください。牛乳等に含まれるたんぱく質や脂質の膜が昆虫の気門を塞ぎ、窒息させると言われています。

    牛乳は水で薄めてからでも、そのままでもOKです。コーヒーはインスタントコーヒーをアメリカンコーヒー程度に溶いて使用します。

    どちらの場合でも、晴れた日に行うことと、乾いたらしっかりと水で洗い流すことがポイントです。特に、牛乳は水で洗い流さないとにおいが残ったりカビが生えたりして、植物にダメージを与える可能性があります。

    石鹸水・食器用洗剤の使い方

    石鹸水や食器用洗剤は、その界面活性作用により昆虫の呼吸器に水が入り込んだ結果、昆虫が窒息すると考えられています。

    使用する際は、水で薄めて使用します。濃度はかなり薄めでよく、液体洗剤の場合で500〜1000倍程度、固形石鹸の場合は1Lの水に対して1g程度を目安に、薄い濃度から試してみてください。

    ただし、界面活性剤は植物にも影響し葉などが傷みやすくなるため、散布後は必ず水で洗い流すようにしましょう。

    石鹸水のバリエーション

    また、石鹸水に食用油や重曹をブレンドする方法もあります。

    材料 作り方
    石鹸水+食用油 石鹸水に対して1%程度の重量の食用油を混ぜて使用
    石鹸水+食用油+重曹 石鹸水に対して1%程度の重量の食用油と1%程度の重量の重曹を混ぜて使用

    アブラムシに効く原理は石鹸水と同じなので、材料を増やすことがどれほどの効果の差につながるかは不明です。まずは石鹸水だけで試し、効果が感じられなかった場合に他の方法も試してみてはいかがでしょうか。

    木酢液・竹酢液の使い方

    木酢液や竹酢液は、アブラムシ駆除に対する効果は期待できませんが、アブラムシが嫌う臭いがあるといわれ、主に予防のために使用されています。使用方法は、市販の木酢液・竹酢液を1000倍程度に薄めて、週に1回程度の頻度で散布します。

    ただし、木酢液・竹酢液は炭を作る際に発生する煙から作られるため、タールやホルムアルデヒドなどの人体に有害な成分を含んでいる可能性があります。分析結果を公表している事業者や、業界団体の認証を受けている事業者などの商品を選んで購入するのをおすすめします。

    エタノール+唐辛子スプレーの使い方

    唐辛子をエタノールに2週間ほど漬け込んだ抽出液を300倍程度に薄めたものも、アブラムシ予防に効果があると言われています。

    溶媒には、35度以上の焼酎やウォッカ、食品用の消毒用エタノール、無水エタノールが使用できます。手指用の消毒用アルコールや燃料用アルコールは使用しないでください。

    ハッカオイルの使い方

    ミント類に含まれるメントールのにおいもアブラムシが嫌うといわれ、ミントやハッカから抽出されたエッセンシャルオイル(精油)を水で薄めたものもアブラムシ予防に使われています。

    精油をそのまま水に滴下しても分離して混ざらないため、材料にはエタノールも使用します。作り方は、まず無水エタノール10mLにハッカ油5〜6滴を混ぜてから、水90mLを加えてよく混ぜます。

    ミントは種類によってメントールの含有量が違います。特にメントールの含有量が多いのはニホンハッカ(和薄荷・和種薄荷)で、「ハッカ油」として薬局等で販売されています。また、株式会社北見ハッカ通商のハッカ油は北海道土産としても人気です。

    安全性を重視するなら、パッケージに「食品添加物」表示がある商品を選ぶとよいでしょう。

    市販製品を使ってアブラムシ駆除

    アブラムシに対する即効性を重視するなら、手作り農薬より市販の農薬を使用した方が確実です。市販農薬にはさまざまな成分の製品があり、商品によって適用できる植物の範囲や散布できる回数・時期、希釈する場合の濃度などが異なります。

    購入・使用の際にはパッケージをよく読み、安全に注意して使用してください。

    有機JAS認定農薬

    農薬の使用に不安を感じる人や、あまり知識・経験が無い人には、有機JAS規格で使用が認められている成分を含む農薬をおすすめします。これらは天然物由来の成分なので、化学合成農薬より比較的安心して使用できます。

    有機JAS認定農薬は、「有機農産物の日本農林規格 別表2」に記載されています。たとえば、下記のような成分です。

    有機JAS認定農薬の例

    • 脂肪酸グリセリド乳剤
    • なたね油乳剤
    • マシン油乳剤
    • デンプン水和剤
    • 天敵等生物農薬
    • 食酢
    • 還元澱粉糖化物液剤

    出典:有機農産物の日本農林規格 別表2PDF(農林水産省ホームページより)

    ただし、これらの成分を含む薬剤だからといって、必ず安全だというわけではありません。使用の際は、製品の表示をよく読み、使用方法や適用植物等を間違わないように注意してください。

    有機JAS認定農薬を成分とする市販品の例

    デンプン由来の駆除剤は、デンプンの粘着効果でアブラムシを窒息させます。アブラムシ以外にもハダニやコナジラミに対する防虫効果があります。

    「天敵等生物農薬」に該当する「ナミテントウ剤」もあります。通常のテントウムシに比べて飛行能力が低い個体で、イチゴ、きゅうり、スイカ、ピーマン、メロンなどにつくアブラムシの駆除に使用できます。

    ただし、使用できるのは外部への逃亡を防ぐ設備を設けたハウスなどの施設に限られます。屋外の畑や庭では使用できないのでご注意ください。

    化学合成農薬

    さらに即効性や持続性のある薬剤を使用したい場合は、化学合成農薬の製品も選択肢に入ります。植物の種類や成長段階によっては使えない薬剤もあるので、それぞれの成長過程を見極めて選んでください。

    ベニカベジフルスプレー

    野菜や果物にも使える住友化学園芸の殺虫スプレーです。即効性があるので、アブラムシが大量発生してもこれ1本ですぐに駆除できます。

    春夏のナスやキュウリ、秋冬のはくさいやだいこんなど、さまざまな野菜に対応しているので、1年中利用できるでしょう。アブラムシに対し約1か月の効力を保つので、1か月に1回の散布でOKです。

    葉を食べる虫退治

    葉のある野菜を育てている人におすすめの殺虫剤で、葉っぱがムシに食べられないよう助けてくれます。使える植物の種類は、ブロッコリー・キャベツ・はくさい・だいこん・にがうり・すいか・トマト・なす・きゅうりなど多種多様。

    スプレーには、野菜や草花の種類とともに使用頻度や使用時期などが記載されています。使用方法が一目でわかるので、便利に活用して家庭菜園を元気に保てるでしょう。

    カダンプラスDX

    害虫も病気も1本で対策したい。そのような要望に応えてくれるのが「カダンプラスDX」です。適用範囲は、トマト、ナス、きゅうり、キャベツ、いちごと花卉類(バラなど)で、アブラムシやハダニ、アオムシといったよくある害虫と、うどんこ病・葉かび病などの病原菌から守ってくれます。

    浸透移行性があり有効成分が葉の隅々まで行き渡るため、葉の裏側などの見えにくい場所の害虫も楽々駆除できます。総使用回数以内なら育苗期から収穫前日まで使用できます。

    オルトランDX粒剤

    粒状の錠剤をばらまくだけで、葉や土の中の害虫を退治できます。浸透移行性の殺虫成分が2種類配合されており、長く殺虫効果が持続するので、植えるときやお手入れのときに簡単に害虫対策ができます。

    花や野菜など、幅広い植物に適していますが、決められた使用量を守るようにしましょう 。アブラムシには約1か月効果が持続します。

    ベニカXスプレー

    ベニカXスプレーは園芸向けの薬剤です。浸透移行性を持つ殺菌成分が配合され、草花などの植物のアブラムシを駆除できます。

    殺虫効果だけでなく忌避効果もあるので、アブラムシの繁殖予防も期待できるでしょう。逆さでもスプレーでき、使いやすさも抜群です。

    ニームオイル

    「ニーム」はインドなどで古くから利用されてきた植物で、昆虫への摂食阻害剤や成長撹乱物質として働くといわれる「アザジラクチン」という成分を含んでいます。

    ニームの果実を搾って得られる「ニームオイル」は、ホームセンターなどで「活力剤」として販売されていて、これを家庭菜園等で害虫防除目的で使用している人もいるようです。

    しかし、アザジラクチンの人体への安全性は不明です。日本では農薬登録もされていません。2013年に食品安全委員会が行った評価では「アザジラクチンは、食品に残留することにより人の健康を損なうおそれがないことが明らかであるとは考えられない」と結論づけています。

    したがって、ニーム製品の食用作物への使用はおすすめできるものではありません。どうぞご注意ください。

    出典:アザジラクチン(対象外物質の削除)PDF(厚生労働省ホームページより)

    農薬を使わずにアブラムシ対策をしたいなら

    家庭菜園の野菜や植物にアブラムシが大量発生してしまった場合は、やはり農薬を使わずに駆除したいものです。無農薬でアブラムシを駆除するには、以下のような方法があります。

    手作業で取り除く

    最も簡単にできるのは、アブラムシを見かけたら、すぐに手作業で取り除くことです。

    手や歯ブラシでこすり落とす

    アブラムシが葉にびっちり生えている場合は、ごっそり手や歯ブラシでこすり落とすほうが駆除しやすいかもしれません。歯ブラシなどで新芽などを傷めないよう注意しましょう。

    こすり落とした後は容器に集めてしっかり駆除しないと、またどんどん繁殖してしまいます。植物から取った後、容器に集めてそのまま捨てるか、しっかり殺すようにしましょう。

    テープを利用してとる

    テープの粘着力を利用してアブラムシを取り除きましょう。粘着力が強すぎると葉や枝を傷つけるかもしれないので要注意です。

    粘着力のあるテープを例として挙げると、ガムテープでは強すぎるかもしれません。紙テープやクラフトテープなどで、ペタペタと慎重に取り除くのがおすすめです。

    光の反射で予防する(アルミホイル、銀テープなど)

    アブラムシは光を好まないので、土の上にアルミホイルやシルバーマルチを敷いたり、アブラムシが飛来しやすい生長点のあたりに銀テープを張るなどすると、アブラムシの飛来をある程度は予防できます。

    黄色い粘着シートに寄せ付ける

    アブラムシには黄色いものに寄って来る習性があります。それを利用して、黄色い粘着シートでアブラムシを集め、植物へ広がるのを防げます。作物の近くに粘着シートをぶら下げて置き、定期的に交換するだけなので、簡単です。気軽に試してみましょう。

    植物の間隔をあけて植える

    アブラムシが繁殖してしまった植物の近くにほかの植物があると、どんどんアブラムシによる被害が広がってしまいます。植物同士が密集して風通しが悪い状態は、アブラムシが増殖する原因にもなるので、なるべく間隔をあけて植えるように心がけましょう。

    防虫ネットを活用する

    アブラムシが飛来しても住みつけないように、防虫ネットで植物を覆う方法もあります。広めの畑などで葉物野菜を育てているなら、一面をネットで覆えばアブラムシの大量発生の予防ができます。

    コンパニオンプランツを植える

    コンパニオンプランツとは、近くに植えることで生育に良い影響を及ぼしたり、においや成分によって害虫を寄せ付けない働きなどをする植物のことです。

    アブラムシ対策としては、トウガラシ、ニンニク、ニラやハーブ類などのにおいが強い植物がよいといわれます。

    ただし、コンパニオンプランツには相性があり、相性が悪いもの同士だと生育に悪影響となる場合もあります。詳しく知りたい方は、コンパニオンプランツの組み合わせについて詳しく取り上げた以下の記事も参考にしてください。

     

    天敵昆虫を大切にする

    アブラムシの天敵としては、テントウムシや寄生バチが有名です。テントウムシはアブラムシを捕食してくれるので、近くにいれば駆除に一役買ってくれるでしょう。幼虫も成虫もアブラムシを捕食します。

    アブラムシを食べるテントウムシ

    • ナナホシテントウ:七つの黒い点々がある赤い背中で、最も知られたデザインのテントウムシ。
    • ナミテントウ:赤字に黒紋、黒字に赤紋のあるテントウムシ。
    • ダンダラテントウ:黒地に赤やオレンジの段々模様があるテントウムシ。

    草食性のテントウムシはアブラムシを食べないので、肉食性のテントウムシを近くに置くようにしましょう。上記の他にも、ヒメカメノコテントウ・ジュウサンホシテントウ・ウンモンテントウ・オオテントウなどさまざまな種類があります。

    天敵昆虫を畑や庭に増やすためには、公園などで見つけて庭に連れてくる方法もありますが、効率が良いのはテントウムシが住みやすい環境を作ることです。畑の隅などにムギ類やカラスノエンドウなどの雑草が常にあれば、そこにつくアブラムシを食べにテントウムシが寄りつき、テントウムシの住処になります。

    また、害虫が出たからといってやみくもに農薬を使うと、有用な天敵昆虫まで殺してしまう可能性があります。天敵昆虫を活用したい場合はご注意ください。

    アブラムシの生態

    アブラムシはいったいどこから湧いてくるのか・・・駆除しても駆除してもまた現れるので、うんざりしてしまいますね。種類によって生態は異なりますが、アブラムシが発生するおおまかな時期や原因を知って、対策を考えましょう。

    発生時期

    アブラムシが活発になるのは春や秋など、極端な暑さや寒さのない時期です。春には単性生殖のメスが交尾をすることなく、大量の卵を生み、爆発的に増殖します。

    秋はオスが発生し、メスとオスの交尾で繁殖していきます。この時期はハネのあるタイプのアブラムシが増えるので、別の場所へ移動しながらどんどん増殖していきます。

    10日で成虫になり毎日約30個の卵を生むので、繁殖し始めたらあっという間に増えてしまうのが特徴です。

    発生場所

    日当たりや風通しが悪い場所、アブラムシの天敵が少ない場所は、アブラムシが繁殖しやすい環境が整っています。

    よく剪定したり、風通しのよい場所に植物を置いたりして、アブラムシの発生を防ぐようにしましょう。

    発生する原因

    アブラムシはアミノ酸を好むので、肥料のやりすぎに注意しましょう。肥料を与えすぎると土の窒素分が多くなり、葉で合成されるアミノ酸が増えます。アミノ酸に引き寄せられてアブラムシが増え、さらに繁殖して大量発生する結果になります。

    作物をすくすくと成長させるための肥料でアブラムシが増えてしまっては本末転倒というもの。肥料は適度に控えめに与えましょう。

    大量に発生して自分では駆除しきれないなら害虫駆除業者に依頼!

    自分では対処できないほどアブラムシの被害が広がっているときは、駆除業者に依頼するという方法も検討してみてください。アブラムシの駆除業者に依頼するときの費用相場や、おすすめの業者をチェックしましょう。

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    害虫駆除業者でアブラムシの駆除を依頼すると、無料で見積もりをとってくれます。ぜひ気軽に相談しましょう。駆除の範囲によって値段は変わりますが、8,000〜15,000円で害虫駆除に対応する業者が多いようです。

    おすすめの害虫駆除業者

    アブラムシの害虫駆除業者を選ぶなら、現地見積もりが無料でできるところ、そして実績があり信頼できるところがおすすめです。複数の業者で見積もりをとってから、比較検討するといいでしょう。無料見積もりができるおすすめ駆除業者を紹介します。

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    ▼その他のサービスを知りたい方は、おすすめの害虫駆除業者を比較している以下の記事をご一読ください。

    まとめ

    アブラムシに悩まされているなら、早めに駆除対策を行いましょう。アブラムシは高い繁殖力を持つので、まずはアブラムシを発生させない工夫が大切です。

    無農薬スプレーを振りかけたり、即効性のある薬剤を散布しても効果が薄い場合は、プロの駆除業者に相談してみましょう。アブラムシをしっかり駆除して、健康的な畑や家庭菜園を楽しんでくださいね。

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