アジサイ(紫陽花)の挿し木を解説!増やし方のコツや剪定方法なども紹介

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アジサイ

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梅雨のどんよりとした時期を色鮮やかに彩ってくれるあじさい。pHの度合いによって、花の色を変えるあじさいは、土に植えたときにどんな色を見せてくれるのか、花が咲くまでドキドキ感・サプライズを楽しめることからも人気のお花です。

そんな色とりどりに咲き乱れるあじさいで、お庭をいっぱいにしたい、という方も多いのではないでしょうか。今回は、あじさいをどうやって増やすのか、剪定方法・挿し木の方法・管理や鉢上げの方法について紹介します。来年も綺麗な花を見れるよう、花が咲き終わった後は、挿し木をして、ぜひ増やしてみてくださいね。

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あじさいの剪定方法

あじさいを増やすための第一歩は「剪定」です。あじさいの花が咲き終わった6〜7月下旬後、夏がくるまでにすぐ剪定します。実は、夏が過ぎてから剪定してしまうと、来年咲くはずだった花芽まで切り落としてしまうことに。来年は花が見られなくなってしまいます。そのため、花が咲き終わったらすぐに剪定することが重要なんです。

剪定の方法は、これから株を大きくしていきたいか、それとも小さくしたいのかによって変わります。

株を大きくする場合は、花が咲いていた1節下の花芽が出ている上で剪定。花柄をつむだけでOKです。

株を小さくする場合は、花が咲いていた2節下の花芽が出ている上で剪定します。「来年花が咲かなくてもいいから、もっと株を小さくしたい」という場合は、深く切っても大丈夫です。花が咲いた枝だけ短くして、咲かなかった枝は残す、など工夫するのもおすすめですよ。

あじさいの挿し木の方法

次にあじさいの挿し木の方法について紹介します。挿し木とは、あじさいの枝を切って、土に挿すことで、小さなあじさいの苗を作ること。剪定した枝をつかって、挿し木を作っていきます。

挿し木をするのは花が咲き終わった6月〜7月下旬がベストシーズン。梅雨の間にしておくことがおすすめです。

挿し木の準備・必要なもの

挿し木をするために必要なものは、下記になります。

  • 鉢植え
  • 水はけがよく清潔な土
  • 穴を開ける用の割り箸や竹串などの細い棒
  • 剪定バサミ

土は、水はけがよく清潔なものを選びましょう。赤玉土や、パーライト、バーミキュライトなどで行うことが一般的。肥料分が入ったものは、発根前に根が腐る危険性があるため、避けるのがおすすめです。鉢植に土を入れたら、挿し木の前に水をたっぷりかけておきましょう。

「無菌の土ってどんなの?」という方は、バーミキュライトについて解説している記事で紹介しているのでチェックしてみてください。

また、挿し木用に剪定するときには、剪定バサミを使うことがポイントです。あじさいの枝には、栄養分や水分を運ぶための管が通っています。切れ味の悪いハサミで切ってしまうと、人間にとって血管とも言える大切な管を潰してしまうことに。切れ味のいい剪定バサミを使うことで、管をつぶさずに切れますよ。挿し木をしたときに失敗しないよう、専用のハサミを使ってくださいね。

挿し穂の作り方

ではさっそく、挿し木をつくるための挿し穂を作っていきましょう。挿し穂は、今年花が咲いた枝と、花がつかなかった枝によって作り方が異なります。

どちらの場合も、健康な株から剪定することがおすすめです。病気になっている株や、葉を使うのは避けましょう。わき芽がでている枝を使うことで、より成功しやすくなりますよ。

では、それぞれの場合の作り方について紹介します。

花がつかなかった枝

まずは、今年花がつかなかった枝を挿し穂にする場合です。

枝の先端から約15〜20cm。2〜3節目の部分から剪定しましょう。穂先についている葉以外の葉(2節目以下の葉)は、すべて取ります。その後、穂先についてる葉を半分程度の大きさに切り落とします。

葉を取り除いたり、切ったりするのは、水分の蒸発を防ぐため。「葉っぱがなくても成長できるのかな?」と不安になりますが、思い切って全部取り除いてあげることが大切です。

ここまでの工程が全て完了したら、水あげをします。枝の下を長さをそろえて、ななめにカットしてください。すぐに水にさしましょう。1時間以上水にひたしておきます。発根促進剤を数滴いれると、より発育しやすくなりますよ。枝の元気がないときは利用することがおすすめです。

花が咲いた枝

次に、今年花が咲いた枝を挿し穂にする場合について確認していきましょう。

まずは、花の先端から約20cm離れた2〜3節目の部分で剪定します。次に、花を切り取り、2節目以外の葉っぱを全て切り取りましょう。

2節目の葉っぱを、水分の蒸発を防ぐために、半分にカットします。

その後は花がつかなかった枝と同様のやり方で水あげしましょう。

挿し穂の管理方法

では、挿し穂を水あげした後はどのようにすればいいのでしょうか。1時間以上水にひたした挿し穂は、用意しておいた鉢植に移しましょう。

鉢植に入れた土は、予め湿らせておくことがおすすめ。割り箸で穴をあけて、挿し穂を1つの穴に1本ずつ指しましょう。隣の葉とは十分にスペースをあけて、葉っぱが重ならないようにするのがポイントです。

鉢に挿し穂を植えたら、直射日光は当たらないけれど、暗すぎない場所、明るめの日陰に置きます。挿し木直後〜3日目までは毎日水をあげましょう。その後は、土の表面が乾燥してきたら、水を上げる程度。あまり水をあげすぎると、根腐りするので注意しましょう。

挿し穂の鉢上げの方法

挿し穂をしたあとは「ちゃんと根っこが出たかな?」と不安で、引っこ抜いて確認したくなりますよね。ですが、ぐっと我慢せずにとにかく待ちましょう。約1ヶ月程度経つと、根が生えてきます。

根が生えるまでは、肥料を与えることはNGですが、根が出た後は、肥料入りの培養土に移し替えます。

1ヶ月経った後、鉢底石をひいた鉢植の中に、肥料を混ぜた培養土を入れた鉢植に移し替えましょう。根がでている挿し穂と、根が出ていない挿し穂があるかと思います。失敗したものは、植え替えても成長せず枯れてしまうので、うまく根が育っているもののみを鉢上げしてあげてくださいね。失敗することも予想して、少し多めに挿し穂をしておくといいでしょう。

鉢上げをした後は乾燥を防ぐために、水を与えて、直射日光を避けた場所で育てましょう。

あじさいの植え替え方法

鉢植に植えたあじさいは、大きくなるに連れて根もはり、根詰まりしてしまいます。あじさいを鉢植で育てる場合は、1年に1回を目安に、大きな鉢に移し替えること良いです。

時期は、花が散ったあとの7月や、休眠期の11〜2月がおすすめ。今まで使っていた鉢よりも1号大きなサイズが目安です。

根っこと周りの土を崩してしまわないように、ゆっくりと移し替えましょう。また、鉢の中に隙間があると、根が崩れて枯れる原因に。割り箸などで土を押さえながら、土をしっかりとしきつめることが重要です。

植え替えた後のあじさいはデリケートな状態。直射日光や暗すぎる日陰は避けて、明るい日陰でしばらく様子をみましょう。土が乾いたら水をあげながら、新しい土・鉢に定着するのを待ってくださいね。

まとめ

あじさいは挿し木で簡単に増やすことができます。重要なのは「タイミング」と「方法」。夏が始まる前に挿し木を作ること。挿し木を育てている間は、肥料を上げたり、直射日光にあてたり、引っこ抜いたりしないことが重要です。

基本事項を守れば、初心者でも上手に増やして、花を咲かせられるあじさい。来年、再来年に綺麗なあじさいでいっぱいにするために、今年からあじさいを増やしてみてはいかがでしょうか。