シイタケ栽培・育て方│自宅で簡単に作れる人気の菌床栽培キット

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しいたけ

肉厚で美味しいシイタケが、自宅で栽培できる方法をご存知でしょうか?

菌床栽培キットを使えば、たくさんのシイタケが誰でも簡単に栽培できます。

本記事では菌床栽培をはじめとする、シイタケの基礎知識や2種類の栽培方法などを、徹底的に解説いたします。

是非この記事を参考に、ご家庭で本格的なシイタケ作りに挑戦してみてください。

家庭菜園初心者でも簡単に育てられるプランター栽培についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

シイタケ栽培の基礎知識

まずはシイタケ栽培の基礎知識である、以下3点について解説します。

  • シイタケの栽培方法2種
  • シイタケの栽培時期
  • シイタケの収穫時期

順番に見ていきましょう。

シイタケの栽培方法2種

シイタケの栽培方法は「菌床栽培」と「原木栽培」の2種類が一般的です。

原木栽培は伐採した木を使い、天然に近い環境で育てる方法で、菌床栽培は人工培地で効率的に栽培する方法です。

どちらが優れているとかではなく、それぞれにメリットやデメリットが存在します。具体的には下記の表をご覧ください。

メリット デメリット
菌床栽培 ・通年、短期間で栽培可能  
・外部環境に左右されない  
・収量、品質が安定しやすい
・簡単な栽培キットもある
・空調やハウスなど設備が必要
・ブランドがつきにくい
原木栽培 ・天然に近い美味しさ
・高値で取引される
・収穫までが長く重労働  
・病害虫や天候の被害が多い
・収量、品質が安定しにくい

シイタケの栽培時期

シイタケに最適な栽培時期は、秋〜春の冷涼な季節で、10〜11月頃になると栽培準備をはじめます。

生育環境は、気温10〜25℃で湿度80%ほどが最適です。日中と夜間で10℃以上の温度差があるとなお良いとされています。

また、シイタケは極端な寒さや30℃以上の暑さに弱いため、寒冷地や夏の栽培には向いていません。

ただし空調設備がある菌床栽培であれば、寒冷地や夏場でも問題なく栽培できます。

シイタケの収穫時期

シイタケの収穫時期は、基本的に秋・春に迎えますが、栽培方法によって収穫までの期間が大きく異なります。

原木栽培では、栽培をはじめて2夏経過した秋から、本格的に収穫が始まります。その後の環境次第では、3〜4年ほど収穫可能です。

菌床栽培では、栽培開始から約20週間で収穫が始まり、その後3〜4回の収穫ができます。

なお、菌床栽培キットの場合は、必要な作業が栽培管理と収穫だけなので、10日間ほどで収穫が可能です。

シイタケの栽培に必要な物

しいたけ きのこ

ここでは、シイタケ栽培に必要なもの、おすすめの原木や菌床を解説していきます。

  • 菌床栽培に必要なもの・オススメの菌床キット
  • 原木栽培に必要なもの・オススメの原木

順番に見ていきましょう。

菌床栽培に必要なもの・オススメの菌床キット

出典:森のきのこ倶楽部

菌床栽培に必要なものは、菌床栽培キット1つだけです。

1から菌床を作ろうとしたら、原料となる材料やクリーンルームなどが必要になり、自宅での栽培には向いていません。

ですが菌床栽培キットなら、コストや時間のかかる工程が完了した状態で届くため、キット1つで、誰でも簡単に美味しいシイタケが栽培できます。

現在ではさまざまな栽培キットが手軽に購入できますが、1番のおすすめは、森のきのこ倶楽部「もりのしいたけ農園」です。

「もりのしいたけ農園」は、楽天で販売されている全栽培キットの中で、もっとも人気の商品で、その安全性や品質は折り紙つきです。

栽培管理も簡単で、収穫までの期間が短いため、子どもから大人まで家族で楽しめます。

原木栽培に必要なもの・オススメの原木

原木栽培に必要なものは以下の通りです。

  • 原木
  • 種駒
  • ドリル
  • キリ
  • トンカチ

シイタケ栽培には、クヌギやコナラの原木がもっとも適しています。

原木を伐採する場合は、伐採から1ヶ月ほどよく乾燥させ、その後玉切りにしておきましょう。

伐採が難しい場合には、ホームセンターや通販でも購入可能です。

また種駒とは、駒状の木片にシイタケ菌を培養させたものを指します。

この種駒を原木に植え付けることで、原木の内部に菌がまん延し、シイタケが発生するようになるのです。

シイタケの栽培手順

たくさんのきのこ シイタケ

それではシイタケの栽培手順を、2種類の栽培方法ごとに見ていきましょう。

  • 菌床栽培の手順
  • 原木栽培の手順

キノコの菌床・原木栽培についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。是非参考にしてみてください。

菌床栽培の手順4ステップ

菌床栽培の手順は、以下の4ステップです。

  1. 水で濡らす
  2. 栽培管理
  3. 発生・間引き
  4. 収穫・休養

①水で濡らす

菌床栽培キットが届いたら、まずは傷つけないように袋からとり出し、水で濡らしましょう。

菌床が酸素に触れ、水に濡れることによって、シイタケの発生が促進されます。

水で濡らす時は、ゴシゴシこすらず、優しく洗い流すように濡らしてください。

なお、6〜9月頃の暑い時期に栽培する場合は、30分ほど浸水させると発生しやすくなります。

②栽培管理

菌床ブロックを水で濡らした後は、付属の栽培容器や栽培袋に入れて管理していきます。

シイタケは極端な寒さや、30℃以上の暑さに弱いため、冬は暖かい場所、夏は涼しい場所に置きましょう。

直射日光が当たらない、温度10〜18℃の環境が最適です。

水やりは、霧吹きで1日に1〜2回おこないます。菌床ブロック全体をまんべんなく濡らしましょう。

③発生・間引き

栽培開始から、5日ほどで発生がはじまります。

たくさんのシイタケが発生しますが、多すぎるとお互いにぶつかり合い、スムーズに成長できません。

そのため、シイタケが親指ほどの大きさになった段階で間引きをおこないます。

重なった株や小さな株を取り除いて、十分な間隔を確保し、最終的に15個ほどを残しましょう。

間引きをおこなうことで、1つ1つ形の良い大きなシイタケに成長します。

④収穫・休養

発生から1週間ほど経過し、ヒダの膜が破れたら収穫適期です。

手で収穫すると、菌床ブロックがえぐれて2回目以降の発生が弱くなる可能性があります。根元からハサミで切って収穫しましょう。

収穫後は、20〜25℃のやや高温多湿環境で、2週間ほど休養させます。

1日1〜2回霧吹きで水やりをして、同時に換気もおこなってください。

休養後24時間、菌床ブロック全体を浸水させると、ふたたび発生しはじめます。

その後は同じように栽培管理をおこない、2回目の収穫をしたら、また休養させます。

このように②〜④を繰り返し、長くて3〜4回ほどの収穫が可能です。

原木栽培の手順4ステップ

原木栽培の手順は、以下の4ステップです。

  1. 植菌
  2. 仮伏せ
  3. 本伏せ
  4. 発生・収穫

①植菌

植菌は、シイタケ菌を原木に植え付ける作業です。

11〜4月におこないますが、植菌時期が遅れるとシイタケ菌の生育に影響が出てしまいます。必ず4月前には終わらせましょう。

よく乾燥させた原木に、ドリルやキリを使って穴をあけていきます。

目安としては、縦15〜20cm・横4〜5cm間隔の千鳥状に穴をあけるのが理想です。

穴をあけたら、トンカチで種駒を打ち込み植菌完了です。

②仮伏せ

仮伏せは、植菌したシイタケ菌を活着させるための作業です。植菌後すぐに取りかかり、梅雨前に終わります。

仮伏せでは、原木が乾燥してしまうと菌が活着しにくいため、乾燥しないように注意しましょう。

原木同士が密着する、薪積みや立て伏せなどで原木を積み、ビニールシートなどを覆い被せます。

この時、地面からの湿度を利用するので、覆うのは上部のみにしてください。

また、ときどき中の様子を確認して、乾いていたら水をたっぷりやりましょう。

③本伏せ

本伏せは、シイタケ菌を原木内にまんべんなく広げるための作業です。

本伏せの工程では、原木を適度に乾燥させる必要があります。そのため、6割乾燥、4割湿っているくらいの環境が理想的です。

直射日光には当たらず、雨には当たる場所、そして水はけや風通しの良い環境で本伏せをおこないましょう。

原木の組み方は、風通しの良い鳥居伏せやヨロイ伏せなどがおすすめです。

④発生・収穫

本伏せ状態のまま、2夏経過すると発生しはじめます。

シイタケの発生に重要なのは気温で、10〜20℃ほどの秋頃がもっとも活発です。

傘の裏に注目し、ヒダの膜が破れたら収穫適期です。

収穫時、原木に根元が残ってしまうと腐敗の原因となるため、しっかりと根元からとりましょう。

気温が下がってくると発生しなくなりますが、春や秋になると再び発生し、環境が良ければ3〜4年ほど収穫できます。

シイタケに生える青カビや白カビの正体

干しシイタケ

シイタケを栽培していると、菌床ブロックやシイタケに白色や青色のカビが生じることがあります。

実は、白いカビの正体は、カビではなくシイタケの菌糸です。人体に害はないため、なんの問題もなく食べられます。

ただし、青色や緑色のものは間違いなくカビです。高すぎる湿度が原因で発生するため、定期的に換気して発生を予防しましょう。

もし発生したら、すみやかに水で洗い流してください。何度も繰り返せば、止まる可能性があります。

まとめ

以上、シイタケ栽培の基礎知識や栽培方法を解説しました。

ふつうだと家で作るのはなかなか難しいですが、菌床栽培キットを使えば、誰でも簡単に立派なシイタケが栽培・収穫できます。

お子様と一緒に栽培すれば、シイタケ嫌いも克服できるかもしれません。

この記事で興味が出ましたら、是非本格的なシイタケ栽培を体験してみてください。