コウモリの駆除方法!自分でできる対策・効果的な忌避剤・おすすめ業者

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コウモリ駆除

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一般的に益獣とされているコウモリですが、家に住み着くと人間の生活や健康にさまざまな悪影響を及ぼします。

不十分な知識でコウモリ駆除を行うと法律違反になる可能性もあるため、正しい知識を身につけておきましょう。

本記事では、家に住み着いたコウモリの特徴や駆除方法、おすすめ業者について徹底解説します。

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自分でコウモリを捕獲・処分するのは法律違反

コウモリ

個人がコウモリを捕獲・処分することは、生態系を守るための法律である「鳥獣保護管理法」で禁止されています。

コウモリの他にもカラスやスズメ、モグラ、タヌキなどの鳥や動物が保護法の対象になっています。

捕獲・処分するには行政機関に許可をもらいましょう。許可なく捕獲・処分した場合は「1年以下の懲役、または100万円以下の罰金」に課せられます。

そのため、自力でコウモリを駆除する方法は「追い出す」「侵入口を塞ぐ」「寄せ付けない」の3つが基本です。

ただし、これらの方法でもコウモリを傷つける可能性があります。自分で駆除する場合は十分な事前知識を身に付けてから行動しましょう。

出典:環境省:鳥獣保護管理法の概要

コウモリを駆除するなら業者に依頼しよう

コウモリ

コウモリ駆除には大変な労力がかかり、危険性や健康被害のリスクもあります。

ネズミやハチと異なり、コウモリの駆除は役所に連絡しても対応してくれません。

また、誤って殺傷すると法律違反になる可能性があるため、コウモリ駆除は業者に依頼するケースが一般的です。

ここでは、コウモリ駆除業者の費用相場と、おすすめの業者を紹介します。

コウモリ駆除業者の費用相場

コウモリ駆除業者の費用は、1箇所あたり約10,000〜30,000円が相場です。

【高額になる可能性がある場合】

  • コウモリの数が多い
  • 巣が複数箇所にある
  • 巣が危険を伴う高所にある

状況によっては10〜50万円ほどかかる場合もあるため、なるべく被害が小さいうちに依頼しましょう。

おすすめのコウモリ駆除業者

おすすめのコウモリ駆除業者を紹介します。自分で駆除しようとすると、危険が伴いますので、駆除から清掃や除菌まで行ってくれる駆除業者に依頼するのがおすすめです。

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害獣駆除110番は日本全国に対応しており、24時間365日受付対応しているため、おすすめの害獣駆除業者です。
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その他のオススメの駆除業者

害獣駆除110番は優れた駆除業者ですが、サービスごと特徴や価格など異なりますので、その他の害獣駆除業者も比較参考にしてください。

リフォームを同時にしたい方におすすめ|ホームレスキュー

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出典:ホームレスキュー

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ホームレスキュー


ホームレスキューは、関東・東海・関西エリアにシェアをもつ害獣駆除業者です。年中無休で、メール相談は24時間受付可能。害獣以外にも、シロアリや蜂などの害虫、コウモリなども駆除してくれます。また、消毒・清掃やリフォームまで対応してくれます。現地調査や見積もりも完全無料で行っているので、気軽に相談可能です。

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出典:害獣退治屋さん

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自社対応 自社で一貫作業
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公式サイト 害獣退治屋さん

害獣退治屋さんの出張エリアは、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の関東4県に対応しており、地域密着店なので最短20分で現地に来てくれます。また、害獣駆除屋さんは完全自社施工なので、仲介手数料がかからず、駆除の費用が抑えられます。最長10年の再発保証期間なら何度でも無料で対応してくれるため、安心です。現地調査や見積もりは無料で行えるので、まずはお気軽に相談してみてください。

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害鳥を駆除したい方におすすめ|ハウスプロテクト

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保証期間 最長10年
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公式サイト ハウスプロテクト

ハウスプロテクトは、2020年9月にオープンしたWebサイトです。関東・東海・関西・九州エリアに対応しています。都心でも出没頻度が高いハクビシンやアライグマなどの害獣駆除はもちろん、害鳥などにも対応しているのが特徴です。現場調査・見積もり・出張費用はすべて無料で、追加料金も一切発生しないため、費用を安く抑えられます。また、リフォーム会社が母体なので、害獣駆除の知識はもちろん再発防止施工に関する知識もしっかりしています。

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ムシプロテックは全国47都道府県のに加盟拠点をもつ害獣駆除サービスです。見積りは無料で、24時間365日対応可能。年間3万件の実績があり、専門的な技術や特殊機材を使い、赤ちゃんやペットがいるなど、その場所の状況に応じた方法で駆除を行ってくれます。

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こちらの記事では、害獣駆除業者について紹介しています。選び方や相場など詳しく紹介していますのであわせて参考にしてください。

コウモリの生態・特徴

コウモリ

コウモリは夜間に活動し、日中は暗い場所で生活する哺乳類です。主に蚊などの虫を食べるため、一般的には益獣とされています。

寿命は種類によって3〜15年と幅があります。家屋に住み着く「アブラコウモリ」の寿命は3〜5年ほどです。

アブラコウモリは繁殖力が高く、毎年7月頃になると出産期を迎え、1匹につき2〜4匹の子供を産みます。

体長は4〜6cmほどと非常に小さく、1〜2cmほどのわずかなすき間からでも屋内に侵入するため、侵入対策を徹底するべきでしょう。

コウモリの種類

コウモリは、大きく分けると「大型コウモリ」と「小型コウモリ」の2種類に分類できます。日本で確認されているコウモリは約35種類で、そのほとんどが小型コウモリです。

また、生息する場所によって3種類に分類されています。

  • 洞穴性コウモリ:洞窟・廃坑・人工トンネルなどに生息
  • 森林性コウモリ:樹木の穴・樹皮下などに生息
  • 家屋性コウモリ:屋根裏・壁内・井戸などに生息

私たちにもっとも身近な種類は、家屋性のコウモリです。

家屋性コウモリのほとんどは「アブラコウモリ(イエコウモリ)」と呼ばれる種類です。「家に住み着いたコウモリ=アブラコウモリ」という認識で問題ないでしょう。

屋根裏、天井裏、ベランダの換気扇内部、軒下などに巣を作ります。

コウモリによる被害

コウモリが家に住み着くと被害を受ける可能性があります。

  • 鳴き声・騒音
  • 糞尿の蓄積・悪臭
  • ダニ・ノミの発生
  • アレルギー症・ウイルス性感染症
  • 建物の老朽化

コウモリ被害は、鳴き声・騒音以外はすべて糞尿が原因となって発生します。

特に注意すべきなのが、健康衛生上の問題です。

糞尿により発生したダニが室内に侵入し、刺されて感染症にかかったり、周囲のホコリを吸い込んで「ヒトプラズマ症」などが発症する危険性があります。

また、フンにはダニやノミ以外にも病原菌が潜んでいることもあります。

コウモリは人間の生活だけでなく、身体の健康にも悪影響を及ぼします。家に住み着いているなら、被害が拡大しないうちに対策を取りましょう。

こちらの記事では、カラスの駆除方法について紹介しています。あわせて参考にしてください。

家庭でできるコウモリ駆除・対策方法

コウモリ

コウモリは鳥獣保護管理法で守られているため、許可なく傷つけることや捕獲・処分することはできません。

そのため、家庭でできるコウモリ対策は3つの方法に限られます。

  • 追い出す
  • 侵入口を塞ぐ
  • 寄せ付けない

コウモリによる問題を根本的に解決したいのであれば、どれか1つだけの対策を取るのではなく3つ全てを行うのがポイントです。

駆除方法1.忌避剤で追い出す

コウモリを追い出すときは、コウモリが嫌う匂いや成分を含む「忌避剤」を使います。

主な忌避剤は3タイプです。コウモリが住み着いた場所に合わせて、使う忌避剤を選びましょう。

忌避剤 即効性 持続時間 使用に適した場所
スプレータイプ 約3〜6時間 狭い場所やすき間(シャッター・雨戸・室外機など)
くん煙タイプ 約2日 広い屋内(倉庫・屋根裏・床下など)
ジェルタイプ 約2〜12ヶ月 屋内・屋外問わず、どこでも有効

スプレータイプは数時間で効果が消えてしまいますが、即効性が高いのが特徴です。

くん煙タイプはゆっくりと屋内の隅々まで行き渡るので、広い屋内に適しています。効果は2日ほど持続するので、余裕を持って他の対策もできるでしょう。

ジェルタイプは屋内に置くタイプのものや、外壁などに塗るタイプのものがあります。製品にもよりますが、持続時間が数ヶ月〜1年ほどとかなり長期間もつのが特徴です。

なおコウモリを追い出した後は、二次被害を防ぐためにも糞尿の掃除や除菌を徹底的に行いましょう。

駆除方法2.侵入経路を塞ぐ

追い出した後は、コウモリが戻ってこないように侵入口を塞ぎます。

侵入口付近に住み着いていると考えられるため、居場所も特定ができます。

【主な侵入口として考えられる場所】

  • 窓・シャッター・雨戸のすき間、戸袋
  • 屋根・外壁のすき間や割れ目
  • 通風口・換気口
  • エアコンの配管

上記の侵入口の場所に合わせて、3種類の資材を使い分けて塞ぎます。

  • シーリング材:屋根や壁などの小さいすき間
  • パテ:配管などの比較的広いすき間
  • 金網(網目が1cm未満のもの):通気口など空気を通したい場所

コウモリは1〜2cmほどのすき間があれば侵入できるため、小さな隙間も見逃さないよう気をつけましょう。

駆除方法3.ハッカ油で寄せ付けない

コウモリを追い出し侵入口を塞いだ後は、ハッカ油を用い、家に寄せ付けないようにしましょう。

コウモリはハーブ系の匂いが苦手です。ハッカ油を含んだスプレーを侵入口付近にかけておくと侵入防止となり、寄り付かなくなります。

ハッカ油には消臭・殺菌・防虫効果があり、ハッカ油スプレーは市販でも入手できます。材料があれば簡単に自作でき、市販で買うよりも断然お得です。

【ハッカ油スプレーの作り方(100ml)】

  1. 容器に無水エタノール10mlを入れる
  2. ハッカ油を約30滴ほど入れてよく混ぜる
  3. 精製水90mlを入れ、よく混ぜたら完成

ただしハッカ油は猫にとって有毒であるため、猫を飼っている家庭での使用はおすすめできません

コウモリ駆除におすすめの忌避グッズ

コウモリを傷つけずに駆除や撃退ができる、おすすめ忌避グッズをご紹介します。

超音波動物撃退器

コウモリをはじめ様々な動物が嫌がる超音波を発することで、家や庭などに寄せ付けなくするものです。

もちろん人体に害はありませんし、コウモリを傷つけることなく撃退ができます。

赤外線センサーが反応して、動物を察知し、超音波を発することで追い払います。

こちらの商品は電池式でなく、ソーラー式のため充電や電池交換も不要、どんな場所でも設置ができます。
また、防水加工がされているため雨の日でも問題なく動作します。

コウモリ忌避スプレー

コウモリを追い出したいときに効果的な忌避スプレーです。

こちらの「スーパーコウモリジェット」では、コウモリが嫌うハッカ油が主成分なので人体への影響はありません。

約3~6時間で持続効果が切れるため、定期的な吹きかけやこの他に侵入口を塞ぐなど別の対策方法もとると、さらに効果的でしょう。

持続性が薄れると、再びコウモリがやってくる可能性があります。

ノズルも長いタイプなので、手軽に駆除ができるアイテムです。

置き型タイプの忌避剤

「コウモリ寄せつけない 忌避剤」はコウモリがよく飛んでくる場所や侵入口となっている箇所に置くだけで寄せ付けなくなる忌避剤です。

本体のアルミシートをはがしてから約2ヶ月間の持続期間があります。

こちらもハッカの匂いで撃退するもので、天然成分で作られているので、小さいお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使用できます。

小袋で3つ入っているため、取り出して小分けにして狭い箇所への設置もできます。

害鳥よけネット

コウモリの侵入口を防ぐ方法として、お手軽にできるのはカラスよけなどに使われるネットです。

網目が細かいため、小さな身体のコウモリでも潜り抜けることは難しいでしょう。

ただし、ネットを張る場合は隙間なく張ることや、頑丈なネットを選ぶことが大切です。
かならずしもネットで侵入を防ぐことはできないこともあります。

ネットを張ると他の害獣対策にもなるので、使い方によってはコスパの良い対策方法になるでしょう。

ネズミ用の燻煙剤

ネズミ用の燻煙剤も効果があるのか?というのはよくある疑問です。
ネズミ用の場合でもコウモリが嫌う臭いであるハッカ油が配合されていると効果はあるでしょう。

ただし、あくまでもネズミ用とされているためできるだけコウモリを駆除したい場合はコウモリ用の忌避剤を使うことをおすすめします。

また燻煙剤の効果は数時間と一時的なため、追い出すことができたら、そのあとに侵入口を塞ぐことが大切です。

駆除をしたらフンの掃除と消毒を行う

コウモリの駆除が完了したら、フンの掃除が必要になります。コウモリのフンには寄生虫や病原体が含まれているため、感染症の恐れがあります。また、強烈な臭いを放ちます。

大量にフンがある場合、住宅の腐敗の原因となりますので、大きな被害になる前に清掃をしておきましょう。

コウモリのフンの処理方法

コウモリのフンは、素手で触ると感染症の恐れがあるため危険です。マスクやゴーグル。ゴム手袋、捨ててもよい服、ゴミ袋などを用意してから行いましょう。

ほうきとちりとりでフンを回収したら、二重にしたゴミ袋に入れて処分をしてください。処理の際に使用した、道具は病原体が付着している可能性があるため処分してください。

消毒を行う

フンの掃除が完了したら、フンがあった場所の消毒も忘れずに行ってください。フンがあった場所を雑巾などで拭いてから、消毒スプレーなどで除菌をします。

コウモリ駆除に関するFAQ

FAQ

コウモリ駆除についてのよくある質問をまとめました。

Q1:コウモリが家に住み着いたときのサインは?

  • 羽音・鳴き声が聞こえる
  • 侵入口付近に糞が落ちている

上記のような状況に当てはまれば、住み着いている可能性が高いと言えます。

屋根裏や床下、壁内など、住み着きやすい場所によく耳を澄ませてみてください。

また侵入口となる場所付近や家屋の周辺に、コウモリの糞が落ちていないかよく確認しましょう。コウモリの糞は0.5〜1cmほどの大きさで悪臭を放ち、崩れやすいのが特徴です。

Q2:コウモリの駆除の最適な時期は?

  • 出産前の4〜6月頃
  • 冬眠前の9〜10月頃

出産・子育て期である7〜8月頃に、母親コウモリを追い出すことは非常に難しいとされています。

さらに親コウモリを追い出せたとしても、飛べない子コウモリは外へ出ることも餌を取ることもできず、結果的に死んでしまう可能性があります。

また11〜3月頃になり、冬眠に入ったコウモリはほとんど動かないため、追い出すのは難しいでしょう。

無理やり追い出そうとすると傷つける恐れがあり、鳥獣保護管理法に違反することになります。

そのため、7〜8月・11〜3月の駆除は避け、4〜6月・9〜10月に駆除しましょう。

コウモリ駆除に適した時間帯は、活動をはじめる日没頃が最適です。

Q3:コウモリの駆除は市役所でも対応してくれる?

コウモリ駆除に対応している市役所も一部あります。ただし、ほとんどの場合は対応していません。

そのため、駆除業者に依頼するか、自力で対策するのが一般的です。

自治体によっては駆除自体には対応していなくても、駆除について相談ができる市役所もあります。お住まいの地域の自治体ホームページを確認してください。

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Q4:コウモリの駆除に殺虫剤は効果ある?

コウモリが近くにいるけど手元に忌避剤がない、殺虫剤はあるけど、効果あるのか?と考える方は多いでしょう。

結論、殺虫剤は効果ありません。
殺虫剤や虫よけスプレーなどに含まれる「ピレスロイド」という成分は虫には効果がありますが、哺乳類には効果がありません。

スプレーをコウモリに吹きかけて、音でびっくりして一瞬逃げることがあるかもしれませんが、嫌がる成分が入っていないため、暴れる可能性もあります。

必ずコウモリに効果があるとされている忌避剤を使いましょう。

まとめ

コウモリの特徴や駆除方法、おすすめ業者について解説しました。

コウモリは放っておくとどんどん繁殖し、生活・健康にさまざまな悪影響が出てきます。

被害が小さいうちに駆除業者に依頼し防除をする、もしくは自分でしっかりと対策を行い、健全な生活・健康を守りましょう。

こちらの記事では、スズメの駆除方法について紹介しています。あわせて参考にしてください。